競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【安田記念 2025 レース回顧・結果】「4年連続裏切られ」に顕著

安田記念 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ジャンタルマンタル 1:32.7 34.2
2 ガイアフォース 1:32.9 33.9
3 ソウルラッシュ 1:33.0 33.9
4 ブレイディヴェーグ 1:33.0 34.1
5 ウインマーベル 1:33.1 34.7

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 安田記念 2025

 

6/9 安田記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は通年平均比-0.7秒/1000m までといった感じの、イン若干有利&多頭数の大外は明らかにマイナスといった具合の状態(当日朝時点クッション値9.5/含水率G前14.4%4角15.0%)

 

前半3F35.0秒、同4F46.7秒から、11.7 - 11.2 - 11.3 - 11.8(瞬発戦)で上がっての1分32秒7決着

 

5F通過にしても58秒を切らず、それでいてレース上り33秒台もマークできずの一戦で、近年では22年をさらに1ランクダウンさせた凡戦

 

 

 

安田記念 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

シックスペンス

予想➡➡➡

結果➡➡➡12着

上がり負けするにしても、低調パフォーマンスに終わり過ぎなこの凡戦決着の0.7秒差敗退だが、スローの団子で一度も外に持ち出せなかったことが響いた可能性はあるか。

鞍上は、その最内を通り続けていたことにも関連してのことと思われる「緩い馬場が……」との談話を残した模様。

 

 

エコロヴァルツ

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

こちらは、そもそも流れないならマイルへの距離短縮に1ミリも歓迎するところはない馬なので、前半3Fと同5Fの前走比+0.1秒、+0.9秒のチンタラ戦「何なん?」でいいだろう。

「前走より遅くなるというのはさすがに古馬マイルG1では考えないとするにしても……」とか言っていた自分がバカだった。それ以外、特にこの馬の評価が変動するようなところはない一戦となる。

 

 

ソウルラッシュ

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

ちょっとしたスローならいざしらず、(このクラスで)ここまでの前半低速戦だと、この馬くらいの位置からはもう完全に位置取り負け。

この馬に関しては、4年連続の瞬発戦でまたしても府中にやられた(なにも府中が完全NGということはないと思うが)。

もうこうなると、負けるべくして負けた、このレースを獲れなかったのは必然といった感じで運が無い。

 

 

ガイアフォース

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

若干折り合いに手を焼いていた部分が悔やまれるが、どのみちこの展開では前にいた勝ち馬(ジャンタルマンタル)をつかまえるのはさすがに難しかったとみられる。その意味では、鞍上もあの位置での追走(しかも馬が掛かる)になったところから、最適回答をしてみせたと言える。

通過順こそ逆だが、直線では一時前に出られた◯ソウルラッシュを差し返しての銀メダルでもあった。

もっとも、このあたりは(現4歳世代を除き)最強世代の馬であり、この決着水準なら当然の範疇だと思うが。

 

 

ジャンタルマンタル / シャンパンカラー 他

勝ち馬ジャンタルマンタルについては、パフォーマンス以外の面でかなり力み気味だったこととさすがに展開に恵まれ過ぎていたことが挙げられる。

一方で成長度合いへの疑問については、とりあえず問題なしとみて良さそうといったことくらい。

 

あとは、6着シャンパンカラーの上り最速であり3着からクビ+クビ+1/2馬身差に表れての通り、掲示板下位からはG3水準も怪しいというのが実態とみられ、なかなか評価のしようがない一戦。

そのうえ、同馬は当然あれだけの出遅れを被っての挽回だったため、どうしたって負けた組の“筆頭”になってしまうところだが、あえて変わり身期待候補としてはトロヴァトーレを挙げておきたい。

序盤から、結構ひどい競馬に(主に折り合い面)なっていたうちの一頭だが、その後直線で終戦するまでオールタイム酷かったという意味でなかなかのものだった。