競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京成杯オータムハンデ 2025 レース回顧・結果】あえて狙わずのあの馬が来たことが物語る一戦 Ver.2

京成杯AH 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ホウオウラスカーズ 1:31.3 33.1
2 ドロップオブライト 1:31.4 33.9
3 コントラポスト 1:31.4 33.6
4 ダイシンヤマト 1:31.5 33.7
5 ニシノスーベニア 1:31.5 33.4

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 京成杯AH 2025

 

9/6 京成杯AH ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は野芝期平均比-1.0秒/1000m 程度で、そんなに極端ではない内有利情勢(当日朝クッション値9.6/含水率G前14.2%4角14.7%)

 

前半1000mを57.4秒の(馬場換算後)スローな流れから、上り33.9秒で上がっての1分31秒3決着

 

この時期なりの時計であり、11.3 - 11.3 - 11.0 - 11.6の後半ラップからも低レベルG3の範疇とみられる

 

前に有利な流れで、差しで特に斤量を背負わされていた組だけが評価対象となる一戦

 

 

 

京成杯AH 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ホウオウラスカーズ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

最内枠から、ラチ沿い10番手辺りで回ってきて、直線も前が横一線ズラリで仕方なく最内に舵を切ったところ、2着馬の内が空いて抜け出すことができ突き抜け。

52キロも、この決着レベルからすると当然大きかった。

あとはもうとにかくこれ→ 【追い切り注目馬(先週の回顧)】【関越S】他 2025/8/9(土) 新潟・中京・札幌競馬 迷うことなく次も注目

言うまでもなく痛恨の極み、というやつだが、まあ振り返っても、凡戦を見込む以外に印上位で狙うのは無理だったかなというところ。

 

 

シヴァース

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

行くのを諦め中団からになったが、その後は直線までほぼ完璧な位置取りで進め、迎えた直線で何もせずに終戦した。

それ以上でも以下でもない競馬だったが、個人的には複勝ならまだ許せた上記△の「痛恨の極み」をこの馬が防げていても良かった(その△の1列前から抜群の手応えだったわけで……)ことから、2つの意味で非常に痛い内田騎手事案となった(もちろん1つは◎快勝)。

馬には何の罪もない、最低最悪の一戦といった感じ。

 

 

◯タイムトゥヘヴン / エリカエクスプレス

◯タイムトゥヘヴン(14着)は、休み明けで態勢が十分なものではなかったというのが一番だろうが、昨年より遅い馬場でラスト4F目以降が11.3 - 11.3 - 11.0と全区間で速いラップが刻まれたこともより、直線不発に繋がった感じだろう。

前年ほど、「内外よりも時計対応力」優先、という状況にまで馬場が高速化しなかったこともある。

 

エリカエクスプレスについては、斤量換算後でフェアリーSから全く伸びていない状況。

翌日(紫苑S)のリンクスティップ同様に、多少の言い分はできるが、それにしても心配が先立ってしまうという内容に終わった。

自身上り35.1秒(3位)での前回Vと、今回の同34.1秒(13位タイ)から、気性的なことを除けばもっと上りのかかりスプリント戦で再挑戦ということになるのだろうが、血統的には真逆もいいとこなチョイスとなり、重賞戦線に一度乗ってしまったこの馬にとっては危険な橋を渡ることになるかもしれない。