――ポイントは、3角からだと思うんですよね。
急加速が入った、ということになってしまうような緩みが生じたあの部分。
ホネ的! レース回顧 中山牝馬ステークス2019
こちらは
スローペースから上がりだけの勝負になりやすいレースで、レースレベルは上がらない。前残りには注意
(予想編記事より)
とのたまったあげく、前半比較的締まったペースの1分47秒台の高速決着となったレース。
そこそこ時計の出る馬場ではあったのだろうが、
大きくまず前半でそこそこ流れたことと、主にワンブレスアウェイの仕掛けによって、中盤で11.5が入った、というこの2点が決着に大きい影響を与えた印象。
前後半3Fの差が0.5秒と、このレースにしては中盤を除き淀みのない展開となって、
外差し勢が1~4着した。
ただし、その時計面とは裏腹に決着指数は低い。
ジョッキーのコメントから「速い流れで・・・」や「ペースが遅く・・・」と入り混じる状況だったが、案外これで速くない流れだったというのが実態かなと。
中盤での緩みを含めて。
スローの未勝利戦(5R)でも1分49秒台が出ていたり、アッフィラートが51キロなのに1600万下時代と同等かむしろ低いレベルで3着していたりと、一部の騎手の体感以上に当然のペース(決して速くないペース)だった、という可能性も高そうな一戦。
(そうでなければ、バウンスシャッセの年と、こんなに大きく指数差がある点に納得がいかず……)。
あと、各馬のコメント後にまとめているが、外差し決着となった反面、内を突いた馬たちは結果的に逆目を引いたような印象で、次走に向けてはそれらの馬たちに食指が動く状況となった。
予想と結果
クロコスミア・・・外差し展開で、55キロで休み明け大幅馬体増で、内を突いてのコンマ1秒差6着。
むしろ好感。
ノームコア・・・同様に、内を突いて55キロでコンマ2秒差7着。
実質、4角最後方(最内)の位置取りから上がり3位をマークしていて、直線で狭い内を突いての伸びはひときわ目立っていた。
こちらも、負け方としては悪くない。
ランドネ・・・好位追走も、直線で逃げ馬カワキタエンカが失速してきたところで突こうとしていた最内の進路がなくなって、最後は流して終了。
ミッキーチャーム・・・鞍上コメントの通り、初の関東圏への長距離輸送で気性難の部分がモロに出た。
1角までは頭を大きく上げたりひっちゃかめっちゃかだった。
次走以降も関東圏では要警戒だが、地元に戻っての大きな変わり身に注目。
といった実力馬たちは、度外視の一戦で(人気次第だが)全馬次走狙っても良いくらいの不運なレースだった。
先週のレースの回顧と予想はこちら
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