競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【マイラーズカップ 2022 レース回顧・結果】「勝つには運も大事な要素」がまだ続くなら......?

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マイラーズC 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ソウルラッシュ 1:33.3 34.1
 2 ホウオウアマゾン 1:33.4 35.3
 3 ファルコニア 1:33.4 35.1
 4 ベステンダンク 1:33.7 36.2
 5 エアロロノア 1:34.0 35.2

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 マイラーズC 2022

 
4/24 マイラーズC ◯的中(▲◎馬連)
 
 
レース全体のふり返り
 
朝から稍重スタートの一日となり、レースの頃で通年平均比±0秒近辺、3分どころから外を通さないと厳しい内外バイアス×前優勢状況だったとみられる
 
ベステンダンクが離して逃げて、11.4 - 11.7 - 11.6 - 12.5のほぼ消耗戦の決着

ハイペースでの前傾戦という意味では前年の再現ともいえるが、前傾度が低く、決着タイムは2秒近い差がある等、さすがに馬場差を加味しても前年以下の様相(馬場差換算後で21年比+0.5秒は要したか)

 

 

 

 

 

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マイラーズC 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ホウオウアマゾン

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

ホラ、やっぱり勝てないでしょ~とみるのは早計で、一瞬の脚しかもたないこの馬にとって11.4 - 11.7 - 11.6 - 12.5はキツイ。

これは、予想として完敗(ある程度は、「大逃げ発生等もあり得るが」とはみていたが)で、少し離れた2番手で自身前半5F58.1秒からの上り35.3秒というラップなら、この馬のペースも十分に持久戦になっていたとみられ、不得手な流れで苦しみながら立派な内容の位置づけ。

一方で、上りが鈍足化(このコースの古馬OP平均上り3F値からは+1.0秒強)したことは明確にプラスで、最悪の流れ(前半60秒入りの上り4F11秒台半ばまとめラップ等)は回避できている。

そんな中で、勝ち馬▲ソウルラッシュは「まず平坦戦マスト」「時計勝負回避(渋った馬場)」「まさかの行き切れずでこの展開」で、何もかもこちらに対して条件が揃っていたわけで、ラスト捕まえられたのは勝負のアヤ。

しかも、内にベステンダンク(4着)、外にファルコニア(3着)といる中、あれだけ離れた位置からすっ飛んでこられて負けるというのは、いわばあるあるパターンで、情状酌量の余地は十分にある。

 

 

ソウルラッシュ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

まさか、差しどころか追い込みで届いてくるとは驚いた。

正直3~4番手から勝ち切ってきても? くらいには考えていたのだが。

上記の通り、雨で鈍化してこのレースによくある超絶1分31秒台前半決着(もしくはラスト2つ目で10.8とかを入れるような瞬発戦)などを回避できたこと、ベステンダンクが単騎でも(特に4F目から)緩めないで行ってくれたことでの平坦戦決着と、すべて“揃って”はいたのだが。

競馬の形も違ってのこのV4は、陣営も本音としてはビックリなのではないだろうか。

この感じなら、安田記念でも能力的には通用しても不思議なく、あとは間違いなく高速良馬場でどのくらい時計を詰められるかの一点に尽きよう(本番でも“雨男”大発揮するようなら、それこそ目をつぶって単勝勝負でも良いかもしれない。G1を勝つには「能力と適性だけではなく......」に全振りしてしまうということで)。

 

 

ファルコニア

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

最後2着◎ホウオウアマゾンを交わせなかったのは馬場適性の差だろう。

瞬発型がこの平坦戦になって流れとしても不向きななかでよくやっている。

ただ、この馬も勝ち馬▲ソウルラッシュ同様に、1分31秒台突入戦などでは悲鳴を上げていたと思われ、その点では恩恵があった。

仮に瞬発戦でも、高速馬場で行われていたら、忙しくなってより着を落としていたかもしれない。

 

 

◯ダイワキャグニー / ☆ヴィクティファルス 他

少しソフトな稍重×前残り馬場で複穴に期待した◯ダイワキャグニー(14着)は、想定通りの好位策から、「ハイ、完璧に出来上がりました~」と思わせんばかりの手応えで4コーナーを出たが、直線では一気に減速してしまい大敗。

もともと気で走るタイプだし、失速した後ではあるが一応直線で接触も受けており、いろいろと上手く運べなかった印象。

 

あとは、ベステンダンクのハナを叩こうかという初速を見せた☆ヴィクティファルス(14着)は、密かに陣営も絶好感触の初マイルとなったのではないかとみている。

まず、もともと瞬発馬であるということからも、このペースの平坦戦ラップのマイルでは仕方ない部分があることと、好位でなし崩しに脚を使う競馬だったこと。

そして、(重馬場を苦にせず重賞を勝っているからだろうが)伸びない最内を通って失速しているあたりもかわいそうだった。

そういう意味で、レース半分だけ切り取って大収穫とすれば良い一戦とみている。

今度は、(マイルでは)そこまで前を意識していかず、良の差しキャラとして見ることになるだろうが、マイルでの追走負けに関しては心配無用だろう。

 

カラテは、ラップ的にはこの流れで好転、稍重程度なら全く問題ないことからも着順としては不甲斐ないのだが、3コーナー、直線と2度もぶつけられるレースだったので、ラスト1Fの伸びをもって悲観なしとしておきたい。