【中京記念 2023 レース回顧・結果】セルバーグがコンマ3秒差完封V

――セイウンハーデス（七夕賞）→ローシャムパーク（函館記念）と、今夏のハンデ重賞は完勝がトレンドに?!

7/23 中京記念　◯的中(◯▲ワイド)

①時計は通年平均あたりで、堅さの割にこの程度にとどまっていたようにかなり荒れているのが実態とみられる内外フラットな状態

②馬場換算後でミドルペースの前半5Fで入り、11.5 - 11.4 - 11.8 - 12.4の平坦戦ラップを刻んでの1分33秒0決着

③2着以下は若干離されたが、レースの決着水準としては悪くない「上々G3」といったところ

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡5着

この馬にとっては前傾度が高まって、平坦戦ラップになってお誂え向きだったが、後方馬群からジリジリとした脚しか使えず5着止まり。

伸びてはきていたし、一発狙い◎だったので「ここはハマらなかったか」でいい、大きく落胆する必要のない敗戦ではあるが。

予想➡➡➡◯

結果➡➡➡3着

3コーナー過ぎに躓いてしまったのが痛恨だった。

そこさえスムーズだったら、全く問題なく見立て通り「連軸十分」な競馬だっただろう。

賞金すら加算できなかった部分も痛恨ではあるが、その分また重賞制覇のチャンスは訪れるだろう。

予想➡➡➡▲

結果➡➡➡1着

逃げ切りV。

上り3F最速勢が5勝するなど、荒れだした馬場も相まって、決して逃げ有利ではない状況でハンデ戦で0.3秒差完勝は立派なもの。

実際に、2～5着まで4頭が全馬上り1～3位馬、レース上り35.6秒(前後半3F非-1.0秒の前傾戦)と、厳しい競馬像が浮かび上がってくる。

不利も重なった前走、2走前は馬場と敗因明確な中、内枠から自分の競馬に徹せられたことが勝因で間違いない。

そもそもG3なら複数勝利まであっておかしくない脚力の持ち主だし、まだまだ勝ち星を積み重ねていけてもいい。

ただ、ここで（ハンデ戦）重賞ウィナーになった以上は、難しい馬であることに注視していくべきか。

ほか、前に行ったほうが厳しい流れだったとはいえ、1分33秒台後半とかになってくるとさすがに評価しづらいため、終始囲まれる不利のあったアドマイヤビルゴ（12着）と自分の競馬ができなかった☆ホウオウアマゾンの負け方に注目しておきたい。

☆ホウオウアマゾンは使える脚が短いので、この条件なら1.5列目までくらいで回ってこなければ、どのみち上りスピード負けしていたであろう一頭で、今日の競馬なら全然見直せる。