競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京都牝馬ステークス 2022 レース回顧・結果】現実味

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――時計の扱いに要注意(もしかしたら、思っている以上に馬場が速く、特に前半に時計的価値皆無の可能性も)の一戦だとは思っていますが。

京都牝馬S 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ロータスランド   1:19.7   33.8
2 スカイグルーヴ   1:19.8   33.7
3 タンタラス   1:19.9   33.9
4 シゲルピンクルビー   1:20.1   33.9
5 サンクテュエール   1:20.4   39.8

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 京都牝馬S 2022

 
2/19 京都牝馬S △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
馬場は、(9Rの上りなどを踏まえても)かなり良好な状態だったとみられ、野芝開催期を除く通年平均比~-1.0秒/1000mあたりまで可能性有の一日 ※少頭立てなどで実質計れずのこの日だが
 
11.5 - 11.1 - 10.7 - 12.1の平坦戦で、1分19秒7とコースレコードに0.5秒差まで迫る出色タイムで決まった

特にラスト3F、2F目が速く、4着あたりまで含め牝馬限定G3としては上々の印象
 
 
 
 

京都牝馬S 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

シゲルピンクルビー

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

この馬までは、このレースで上位争いと言って良く(5着は4着から2馬身差)、◎にとってはこの悲痛なほどに上り高速化では自身上り33.9秒くらいで限界だろう。

この日の(推定)高速馬場を顕著に表すように、レースラップがこの入りで後傾(34.3-33.9)では、そもそもその「馬場の影響で、これでもぬるい流れだった」か「馬場ではなく、上位3頭が超絶ハイレベルだった」かとなるわけで、どちらにせよこの馬にとっては仕方のない敗戦。

今回のトピックスとしては、他「まだこんなに人気するんだなこの馬」というところのみで、逆にこれでそろそろさすがに上りの掛かる条件で狙い易くなってきても良いかなとの印象。

 

 

ロータスランド

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

想像していた以上に強かった。

スッと好位につけられた点も含め、前々からねじ伏せたのが好材料。

「ここを崩れずに走ってくればG1現実味」とは思っていたが、完勝はハッキリ言って現実味どころではない。

G3関屋記念当時に、「これでアゲインスト条件揃いのG3でも走るなら大舞台でも」としたこの馬が、再び平坦戦をクリアしてきたわけで、このあくまで瞬発戦身上だが、1ターン競馬であれば平坦戦も実績十分、というあたりもヴィクトリアマイルに向けては非常に強み。

というか、人気でも現状は本命想定(ソダシやら、ソングラインやら、4歳世代とぶつかることになるだろうが、馬場が逆でなければこちらが上想定)。

 

 

スカイグルーヴ / ギルデッドミラー

2着スカイグルーヴは、枠、流れ、馬場と全てが揃っての好走という感じだが、それより何よりこのタイプで初の関西圏輸送をクリアしてきた点が最大の収穫。

さすがに、ここから距離延長のマイルで見たいとは思わないが、逆にもう一度1200m参戦で手応えを掴んでくれれば、秋の中山の大舞台で穴一考といきたいところ(もちろん、年を重ねて「あ、マイル大丈夫だわ」と前哨戦で示してくればマイル路線でもいいが、その場合マイルCSは瞬発戦質なのでG2以下で)。

 

 

「人気の時にはご注意を」としたギルデッドミラー(6着)は、たしかに直線で進路を無くしたが、それが無くてもそもそもあの位置からでは1~3着は交わせなかっただろう。

上位が好パフォーマンスであれだけの上りを使ってきては、4着関の山だったという印象。

それもこれも、この馬場で、距離短縮で、壁を作って運んでも、あれだけ向こう正面で掛かってしまうのが原因で、やはり人気では全く信頼できない馬。