競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【阪急杯 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 見合って見合って

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――ここは騎手心理を読む戦いになるのかなぁと。

目次

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阪急杯 2022 レース概要

 

 

阪急杯 G3

2022年2月27日 1回阪神6日目

発走時間:15:35

阪神競馬場 芝1400m

サラ系4歳以上 オープン

2021年優勝馬:レシステンシア 牝4   1:19.2 北村友一

 

 

阪急杯 2022 枠順

 

 

1 1 トゥラヴェスーラ 牡7 鮫島駿
2 2 グルーヴィット 牡6 団野
3 3 リレーションシップ 牡5 松田
3 4 ザイツィンガー 牡6 酒井
4 5 エイティーンガール 牝6 秋山真
4 6 リンゴアメ 牝4 国分優
5 7 ヴィジュネル 牡4 藤岡康
5 8 サンライズオネスト 牡5 武豊
6 9 タイセイビジョン 牡5
6 10 ダイアトニック 牡7 岩田康
7 11 ミッキーブリランテ 牡6 和田竜
7 12 グレイイングリーン 牡4 岩田望
8 13 モントライゼ 牡4 藤岡佑
8 14 クリノガウディー 牡6 福永

 

 

阪急杯 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

平坦戦決着6割、残りが瞬発戦と消耗戦半々という平坦戦条件。

※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じないレース(例:11.7-11.5-11.6-11.9)が定義

タイセイビジョンヴィジュネルグレイイングリーングルーヴィットダイアトニックがコース適性上位。

 

 

追い切りからは、調教編既出のグルーヴィットサンライズオネストを最上位評価。(2/27 7:50追記)

 

 

 

阪急杯 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

1400mもこなすスプリンタータイプを探すべきレース

該当馬➡➡➡クリノガウディー、タイセイビジョン、ダイアトニック、グルーヴィット、サンライズオネスト、トゥラヴェスーラ

 

内枠傾向が強く、7番枠より外は基本的に逃げ馬、人気馬の好走のみでそれ以外は厳しい

該当馬➡➡➡内枠勢+グレイイングリーン、ダイアトニック、タイセイビジョンあたりが有力

 

といった感じ。

 

 

 

阪急杯 2022 レース傾向分析&考察

 

 

イメージとして、1400mもこなせるスプリンター=中京1200mで行われる高松宮記念が合う、そんなタイプが合うレース。

レシステンシアが本番で連対を果たしたり(21年)、ここでの1,3番人気馬が揃って高松宮記念で上位にきたり(20年)、同1番人気のミスターメロディが春のスプリント王の座に輝いたり(19年)など、記憶に新しいところ。

要は、「逆算!(適性的に)高松宮記念馬を探せ」ミッションなレースともいえる。

実際、ここと中京1200mのラップ適性的にはかなり、というかほぼ同一。過去の好走馬像からのみでなく、コースのラップ質的にも非常に近似している2つのレースとなっている。

 

あとは、内枠有利傾向で、基本的には高速馬場になればなるほど、重視したほうが良いポイントとなる。

ただし、19~20年と連続発生したように、標準的な時計で決まる年はむしろその内でごちゃついて事故る年もみられる。

頭数も揃うレースであり、ごちゃつくリスクもあるということは、年(馬場)によって注意したいところ。

 

 

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阪急杯 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

去年は、高速馬場のうえに超速秀逸ラップフィニッシュとなって、コースレコード更新のおまけ付きとなった特殊決着。

ああなると、傾向云々ではなく運びだけで決まってしまうわけで、ちょっと扱いには気を付けたい内容だった。

今年も、馬場は前週の京都牝馬Sで1分19秒7の出色タイムが刻まれるなど、再びの1分19秒台前半突入もあり得る状態に映るところだが、あとはペース次第か。

その点、昨年そのちょっと異質なほどの秀逸ラップ戦というのが、自らけん引して勝ち切ったレシステンシアによる産物であり、同馬不在の今年、そしてそもそも明確な逃げ馬すら見当たらない状況。

馬場は高速でも押し出された嫌々逃げ、それが濃厚とみる。

そんな状況で、イメージは「基本この開催ずっとイン前競馬が続くんでしょ?」なので、枠(と並び)が決まらないことには本命は定まらないことこの上ない一戦。それを大前提に、何頭か今の時点での思いをつらつらと......。

 

 

ダイアトニック / クリノガウディー / ザイツィンガー / ミッキーブリランテ 他

ダイアトニックは、普通だが、前走57.5キロでようやく復活の兆しが見えたことで現状の最有力株。

2年前の阪急杯3着実績は、本来は1着実績であっていいもので、「やっちまった競馬(詳細は当時の回顧編にて)」が影響した結果。

適性はもちろん、前が取れる強みもある。56キロではさすがに落とせないところ。

 

 

クリノガウディーは、左回りでこそ。

そして、ノドに難を抱えているので、好天が見込まれる今回は鞍上強化と言えど狙いづらい。

 

 

昨年のこのレースではノーチャンスの位置(15番手)から、一応上りは2位タイをマークしたザイツィンガー

時計勝負はこの上なく不向きなこの馬だが、昨年とのレース質変化率(想定)から雰囲気的には怖さはあって、出走してきたらノーマークにはしないでおきたいと思うところ。

 

 

ミッキーブリランテは、昨年は非常にうまくいっているので嫌いたいシーン。

そもそもが気ムラな面があるタイプでだからこそくる時は大抵穴を空けている。

ただ、このリピーター条件であり、鞍上も含めて内回り向き特性が高いことは見過ごせない。

昨年6番枠→今年??番枠、ここひとつで印上位か否かを決めたいと思っている。

 

 

タイセイビジョンは、前走を評価している一頭。

そして、その好ジャッジ根拠が「(当時の)荒れた馬場が合う。そして、この消耗戦決着で特性がハマった」というもの。

それだけに、今回は想定の緩ペースで“裏切りの展望”が脳内を駆け巡るところ。

そもそもこの馬の脚質では、内でゴチャついての事故等が起きないと難しいと見ている。

 

 

 

まず「前へ行けるのか」が、枠順確定前では唯一無二(のポイント)なら、あとは個別コメントは差し控えるにしても、グルーヴィットサンライズオネストマリーナあたりは要警戒としておきたい(行こうと思えば行けるモントライゼは、テン乗りで大げさなことをやりがちな藤岡佑Jで、今回は最後方ポツンサイドが怖いと思っているので前候補からは除外)。

 

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

中山と比較して時計面を計りづらい状況の阪神は、土曜を-0.5/1000m程度だったかというところ。日曜もそんな状況が直前まで続いているが、5R未勝利の時計、決まり方などをみても、阪急杯は好時計戦&3分どころより内必須の様相で良さそう。

1番人気だが、3倍台後半と抜けているわけではないダイアトニックか、絶好枠&好調教連発で少なくともマストバイ判定のグルーヴィットか、迷うところだが後述の次点候補が妙味十分なので素直方向で◎ダイアトニック◯グルーヴィット

そして、次点候補として▲トゥラヴェスーラ☆ミッキーブリランテ

▲は左回りベターではあるが、この枠で浮上の余地がでてきた。長期休み明け嫌われも手伝ってこの程度のオッズなら買い。

☆はここまで舐められているなら外枠入りでも狙い。もともと、明確な逃げ不在の状況で、人気するなら別だが前に行ける強みさえあれば複穴としては十分。放牧で立て直されているとのことなので、変わり身も見込める。(2/27 14:35追記)