競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【中山記念 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 近年の馬場で頭数揃えば

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――昨年のように1分44秒台も頻出=スピード色が濃くなり、ますます位置取り戦になっていくのがこれからのこのレースという見立て。

目次

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中山記念 2022 レース概要

 

 

中山記念 G2

2022年2月27日 2回中山2日目

発走時間:15:45

中山競馬場 芝1800m

サラ系4歳以上 オープン

2021年優勝馬:ヒシイグアス 牡5   1:44.9 松山弘平

 

 

中山記念 2022 枠順

 

 

1 1 ソッサスブレイ セ8 柴田大
1 2 トーラスジェミニ 牡6 西村淳
2 3 ガロアクリーク 牡5 田辺
2 4 ヒュミドール セ6 デムーロ
3 5 パンサラッサ 牡5 吉田豊
3 6 レッドサイオン セ6 木幡育
4 7 ウインイクシード 牡8 松岡
4 8 マルターズディオサ 牝5 戸崎圭
5 9 ゴーフォザサミット セ7 北村宏
5 10 ルフトシュトローム 牡5 石橋脩
6 11 カラテ 牡6 菅原明
6 12 アドマイヤハダル 牡4 横山武
7 13 ワールドリバイバル 牡4 津村
7 14 コントラチェック 牝6 丸山
8 15 ダノンザキッド 牡4 川田
8 16 ワールドウインズ セ5 田中勝

 

 

中山記念 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

コース適性値としては、瞬発戦ラップ6割、残りが平坦戦というセッティング。

※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.0-11.5-11.6-11.9)が定義

ダノンザキッドルフトシュトロームワールドリバイバルマルターズディオサアドマイヤハダルあたりが適性上位。

 

 

追い切りからは、パンサラッサ断然首位は変わらずも、アドマイヤハダルワールドリバイバルに、調教編で挙げなかったガロアクリークを僅差上位に追加。(2/27 9:50追記)

 

 

 

中山記念 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

基本的には「格が問われる」レースで、芝1800〜2200の重賞連対かGI3着以内実績は欲しいし、ザックリ登録段階で賞金上位半分に入っていたいところ

該当馬➡➡➡ダノンザキッド、マルターズディオサ、トーラスジェミニ、コントラチェック、パンサラッサ、ヒュミドール、ガロアクリークあたり

 

中でも、G1連対実績馬たちに隠れるネームバリューで少し劣る、「内枠」「逃げ」「イン突き出来る騎手騎乗」の馬が狙い目のレース

該当馬➡➡➡トーラスジェミニ、コントラチェック、パンサラッサに、あとは「内」と「イン差し」どころ

 

「距離延長」かつ「キャリアそこそこ」の馬が狙い目、特に人気も単勝ひと桁後半くらい〜30倍程度のゾーンが優秀

該当馬➡➡➡マルターズディオサのみ該当か

 

といった感じ。

 

 

中山記念 2022 レース傾向分析&考察

 

 

中距離の重賞実績があって格は十分上位だけど、「距離延長」ローテや「芝マイル以下V実績」など、ちょっと1800mよりは短いところも使われて(成果を残して)きたようなタイプが、例年なら有力。

格という意味では、近年の中山記念で賞金下位で3着内に入ったのは、14年アルキメデスくらいといった状況。

ただし、実績馬の多くはここが休み明けというパターンが多いというのもこのレースの一つの特徴で、その意味でネームバリューとしては2軍扱い(G1ではやや荷が重い)となる馬たちが、「内枠」「逃げ」「イン突き出来る騎手騎乗」などを追い風に、ひと泡吹かすシーンも結構見られている。 

 

あとは、1800m戦ということで中距離のイメージが一気に高まるゾーンだが、ダノンキングリー、ケイデンスコール、ステルヴィオ、アエロリット、ネオリアリズム、ロゴタイプ、シルポートあたりを並べてみても、このレースにおいては中距離寄りではなくマイル寄りの香りが漂う。

実際に、距離延長組の好成績にも現れている通り、どちらかというと中距離馬よりマイル色の濃いタイプが強いレース。

重馬場やタフな展開などでない限り、基本は「芝マイル以下V」が欲しいところで、特に連対という意味では近19年集計で33/38頭が同実績を持っていた。

3つ目に挙げた、「キャリアそこそこ(=Taget上の区分で16~25戦のゾーン)」というのをこの「距離延長」にかけ合わせると、単勝7~30倍未満で同(3-3-5-9)複回200%超となっている。

 

 

 

中山記念 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

昨年は、メンバー格的に珍しいくらいに低い面々、かつ高速馬場で行われかなりのタイムトライアル戦となった中山記念。

今年も登録段階で収得賞金トップがトーラスジェミニ(8,450万)という、やや寂しいメンバー構成で、明らかにここ2年でG1級が出走してこなくなっている状況。

 

 

ダノンザキッド / アドマイヤハダル / トーラスジェミニ / コントラチェック / パンサラッサ / カラテ 他

まずダノンザキッドに関しては、とりあえずマイルもこなせる距離不安なしのタイプで、中山実績も豊富。

所謂最強世代の別定55キロ参戦で、状態面の不安もなし、ということでかなり確度の高い今回のこの馬。

あるとすれば、意外なほどに急加速を伴う流れになって遅れをとって負けるパターンか。

この馬の瞬発力に関しては、少し懐疑的なところがある。

 

 

アドマイヤハダルも4歳55キロでここでは力上位。

今回のこの馬に関しては、能力面よりもマイル質の中山記念になった時に忙しくなって対応不能にならないかだけ。

 

 

トーラスジェミニは、前走初ブリンカーでの大敗明け。

負け方からして馬が止めてしまってのもののようなので、ここは気持ちひとつ。

別定56キロでもあり、前残り要員として抑えておいて損はないだろう。

 

 

コントラチェックは当然、過剰に人気を集めるこの厩舎の3頭出しシーンだが、好走有力は事実。

とにかく、いつぞや「F1タイヤ」と評したように、開幕週のスピード馬場ならうってつけ。

輪をかけて、周りが空気を呼んでくれたりなんかした日には(さすがにヤ◯セとまでは言わないがw)、3馬身差Vとかもあったりして。いろんな意味で怖い。

 

 

パンサラッサは、「逃げた時に強い馬」であり、この馬に関しては徹底逃げで貫くべき今回。

若干、マイル質の中山記念でスピード不足の不安もあるが、それでも「強い逃げ馬」ではない「逃げた時に強い」が発揮されれば残れる可能性有。

他の同型が大敗するようなシーンでも、先頭で直線に向いた場合に、この馬だけは大きく沈まないというパターンあり。

 

 

さんざんマイル色を謳ってきておいて挙げないのはナンセンスということで、カラテには触れないわけにはいかないか。

力上位、マイルでの時計勝負(1分31秒台とか)は別として中距離にまわってくればスピード上位、そして理由はどうあれ近走ではマイルで後ろからになっているタイミングでの距離延長でハマる可能性あり。

あとは、この中距離参戦が瞬発戦の憂き目ということにならなければ、というところだろう。

 

 

ただ、妙味どころとしての狙いはここまで挙げた中からではなくウインイクシード

今回は番手以降に少し下げての運びになりそうだが、この馬にとっての理想的な軽快ペースになりそうで、想定決着タイム的に見ても楽しみ。

あとは、前走もそうだが、ここ中山で枠に見離され続きなので、その点に関して“ご褒美”があればというところ。

掛からずに、スピード馬場で競馬が出来た時には、ここでも上位の力がある。

 

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

土曜は、ちょっと意外な極端に速くはない-0.5秒/1000m馬場。ただ、それも土曜朝は降雨がないにもかかわらず稍重に近いレベルまで含水率が保たれていたことによるものか。気温もさらに上がる日曜は、高速化の一途、さらにはただでさえインベタ得策状況に、さらに拍車が掛かりそうなところが5R未勝利からも窺える状況。

◎ウインイクシードに関しては、週半ば執筆時点から“御加護”もあり(=枠)というところも含め、ほぼ全てが想定通りにきているので譲れない本命というところ(になってしまった(??))。付け加えるとすれば、「こんなに硬さがないのは珍しいくらい」との注目談話くらい。

この平均以下ペースでは前必須な馬場で、この枠で組み立てが非常に難しくなった能力最上位☆ダノンザキッドは薄めに。

あとは、隊列戦想定で先に挙げた中から印上位を決めたいが、穴◎(基本は2~3着狙い)からの入りなので、少し手広くいきたい。オッズを見て、「これならマストバイ級」ということでの△マルターズディオサ△ゴーフォザサミットの2頭。

△マルターズディオサは、府中牝馬Sが好戦、時計(1分45秒8)としてもここに入ってもやはり上位。基本的に、舐められたシーンでしか狙うべきではないのがこの馬で、想定通りのタイムトライアル馬場で、この鞍上でこの程度の人気なら。

△ゴーフォザサミットは、何せ近年では1分46秒切りがマストになってくる中山記念においては、昨年の1分45秒4(4着)の持ち時計が心強い。去勢休養明けで迎える今回、昨今のセン馬ブーム(アフリカンゴールド→ランフォザローゼズ)にも乗っかって? というところ。(2/27 13:40追記)