競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京都大賞典 2021 レース回顧・結果】異様なほどに締まったラップは事実も

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京都大賞典 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1  マカヒキ 2:24.5   35.9
 2  アリストテレス 2:24.5   36.1
 3  キセキ 2:24.6   36.4
 4  ディアマンミノル 2:24.8   35.6
 5  ロードマイウェイ 2:24.8   36.1

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 京都大賞典 2021

 
10/10 京都大賞典 ◯的中(押さえ◯単のみ)
 
 
レース全体のふり返り
 
 
土曜からそこそこ速い馬場で、1000mあたり通年平均比-1.0秒近いゾーンだったとみられる(野芝開催期除く)
 
ただし、特色として末脚依存度の高い内外不問馬場(内、前圧倒ではない)という点が挙げられる状況
 
前半1000m1分1秒6、そこから2つが11.5-11.5で、後半5つが11.8 - 11.7 - 11.6 - 11.8 - 13.0(59.9秒)という、ラストで脚が上がり切ったレースで決してレベルは高くない
 
明らかに6F目からが飛ばし過ぎていて、レース上り36.4秒というこの条件の3歳未勝利戦平均にも及ばないその数値にも表れている部分

 

 

京都大賞典 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

マカヒキ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1

(結果は伴わなかったが、)大外(ヒートオンビート)◎でOK判定をしたように、この馬も枠、脚質から却って当日に期待値が上昇した存在。

想定のこの条件でひと息入っての瞬発戦決着を外から、最速に近しい一世一代の上り披露をここで成し遂げての激走、とはかなり異なるラップだったがまあよく頑張ってくれた。

馬もそうだが、鞍上も今回相当ファインプレーだった。

正直、3コーナーあたりからの挙動は怪しく、諦めてもおかしくないところもあったが、早くから鞭が飛びながらもともにへこたれなかった。

直線半ばでも、まだ前を捉えられるようには見せなかったが、坂を駆け上がってアリストテレスの外に持ち出してからもうひと伸びみせ差し切った。

ただ、さすがにレースラップラスト1F13.0秒で価値半減、さらに「この瞬発戦条件、かつ長い直線で」という想定サイド決着だったとしても同じように上り上位で突っ込んで来れてたかについては半信半疑なものとなった。

「やはり瞬発戦特化条件だったのだから」とするか、「実際のラップがこれだけ持久力勝負だったから」と処理するか、非常に微妙なところ。

たださすがに、歳を重ねて今のこの馬には持久力勝負が合った、即ちこの馬を「この条件で、平坦型が多く狙い」とした今回、結果はともかく悪手だったというほうかなと反省もしている次第。

 

 

ヒートオンビート

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

この馬はこの流れで苦しくなるのは当たり前。

ラスト300mまでは抜け出す構えを見せていた、それで十分な適性外敗戦。

◎◯セットで散っていて全く不思議ない中で、◯が上記の通り「やべえ、俺見立て間違ったわ💦」で走ってきたというだけなのだから。

単純に、早め早めの競馬というのも苦しかったはず。

あと、記しておくようなところは+14キロはそう太く見せなかったことくらい(4ヶ月半ぶりで後々振り返った際に目に留まりそうな部分も、直接の敗因ではないか)。

 

 

アリストテレス / キセキ 他

早めに先団に取りついていった分はあるものの、それでもこの適性ラップでラスト1F超減速に終わった2着アリストテレス、3着キセキ

この2頭は、この形であれば1→2着できていなければならない、結構なド適性戦にそれこそ(この条件で)奇跡的になったのだが......。

見た目はしんどい中よく頑張った格好、たださすがに踏み止まれなさ過ぎというのが実態の競馬だろう。

キセキは、勝つならここだった(予想編に記したように、「2〜3着でいいなら」の部分を捨てていれば、このレース上り36.4秒戦はどハマり出来たはずなのだが)。

そして、アリストテレスはキセキより後ろから万全の態勢で、この超絶整った後半展開で負けたのは非常に残念。

休み明けではあるが、ややG1戦線で戦っていくには黄色信号が灯った印象も。

 


あとは、ラスト1Fラップが示す通り、外を差してきたら馬場も相まってプラス競馬という決着だけにヒュミドールだけ評価できる内容だったというところ。

進路も塞がりながらの直線だったが、悪くない手応えは感じさせていた。