競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【毎日王冠 2021 レース回顧・結果】毎日王冠適性とは無縁の…

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毎日王冠 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 シュネルマイスター 1:44.8 33.0
 2 ダノンキングリー 1:44.8 33.7
 3 ポタジェ 1:45.0 34.0
 4 ダイワキャグニー 1:45.1 34.6
 5 カイザーミノル 1:45.1 34.4

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 毎日王冠 2021

 
10/10 毎日王冠 △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
馬場は、1000mあたり±0〜-0.5秒のゾーンとみられ、決して高速馬場ではない
 
ただ、内が圧倒的に強く、基本的に外枠というだけで2列目までにいないと連対圏は不可能なレベル
 
3年連続で、この瞬発戦特化条件で平坦戦決着に
 
前半1000mを58.5秒で入り、前後半46.7-46.3の後傾戦にしての1分44秒台決着はかなりの好戦
 
 
 

毎日王冠 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

シュネルマイスター

予想➡➡➡

結果➡➡➡1

計ったように差し切るルメ様発動の競馬で、これは勝たれてしゃーなし。

当然強いが、正攻法の形で勝つ競馬をしたのは2着◎ダノンのほう。

ましてや、この馬が得意とするのは平坦戦ラップだろうと見ていた中で、「まさかこの条件で、3年連続はないでしょ」というそのまさか(持久戦展開)が叶ってのもの。

しかも、予想編に書いた通り(距離論的には)1800mベスト、の部分が当たっていた可能性もある中で。

レース後の鞍上の「次はもっとアグレッシブな競馬をするかも」「2000mでもいいかも」という談話からは、天皇賞(秋)で好位からの競馬か見られるかもしれない。

牝馬のキレ者が勝つような年の秋天なら、その好位策から一気の加速とともに極限の上りスピードを求められる展開で、うんともすんとも言わないというシーンも考えられそう。

 

 

ダノンキングリー

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

レース後半はこの日の馬場で正攻法といえるもの。ただ、序盤が……。

ゲートで後手を踏んで、ラスト6Fから外を回して位置を挽回する策。

これは連対圏確保という点である一定奏功したが、アタマ差2着敗因としては十分痛いもの。

特に、府中千八デフォルトの一旦緩んでからの急加速戦にならず、ハイレベル決着となった中でのものだけに悔やまれるところ。

ただ、58キロでおそらくキャリアハイ更新パフォーマンスでの5歳秋復帰戦。

要は、何の問題もなく、この条件で非常に強かったということ。

ただ、もしかしたら現状のこの馬は、府中千八を頂点にやや1600m≧2000mに寄ってきているかもしれないところは注目点。

 

 

ポタジェ

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

ここで連対圏に届いていないのが不運なレベルで、十分この馬としてはよくパフォーマンスを伸ばしてきている。

4歳秋充実一途、依然としてオール3着以内できており立派。

もっとも、今日は枠&隊列からしても馬場的にかなり有利に運べていて、例えばラップ適性も近いサンレイポケットあたりとはやはり脚力的にはまだそんなに差はないかなという印象。

 

 

ヴァンドギャルド / ◯マイネルファンロン / ☆ダイワキャグニー 他

当日に印を下げたヴァンドギャルド(当初◎)は、多少無理してでも2列目で直線を迎えるか、外を差してくるか、どちらにせよ難しい状況になっていたが、加えてまさかの平坦戦決着。

これでは、どこかで一旦緩んでからの上り勝負オンリー実績タイプのこの馬にとっては、不発は必然だろう。

 

好位で折り合う横山武マジックによる一発を期待した◯マイネルファンロン(12着)は、スタート後の位置取りで終了。

まさか、サンレイポケット、ラストドラフトらに先に行かれるとはというところ。

4コーナーではそこそこの手応えも、直線では反応がなかった。

 

4着粘走の☆ダイワキャグニーは、やはりまだG2級相手なら3〜4着線以上を期待できそう。

ただ、今回この距離延長の瞬発戦条件で絶好のシーンと思っていただけに、ここが瞬発戦にならずで残念。

 

他、カイザーミノル(5着)は、この日の内前馬場を表す健闘に加え、距離よりも瞬発戦に不安があった中でのこの平坦戦、さらに鞍上の進言もあってここに狙いを定め中5週でも在厩で仕上げてきた本気度も合わさってのもの。

ケイデンスコール(9着)は、今年のここまでの暑さも含めまだ本調子にないといったところだろう。