競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

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【毎日王冠 2021 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / ホンモノは意外と少ない?!

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――本当の瞬発戦特化型、それは数えるほどで。

目次

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毎日王冠 2021 レース概要

 

 

毎日王冠 G2

2021年10月10日 4回東京2日目

発走時間:15:45

東京 芝1800m

サラ系3歳以上 オープン

2020年優勝馬:サリオス  牡3   1:45.5   C.ルメール

 

 

毎日王冠 2021 枠順

 

 

1 1 シュネルマイスター 牡3 ルメール
2 2 サンレイポケット 牡6 鮫島
3 3 ラストドラフト 牡5 三浦
4 4 マイネルファンロン 牡6 横山
4 5 ポタジェ 牡4 吉田
5 6 カデナ 牡7 田辺
5 7 ダノンキングリー 牡5 川田
6 8 ダイワキャグニー セ7 石橋
6 9 ヴェロックス 牡5 浜中
7 10 ケイデンスコール 牡5 岩田康
7 11 カイザーミノル 牡5 横山
8 12 ヴァンドギャルド 牡5 福永
8 13 トーラスジェミニ 牡5 丸山

 

 

毎日王冠 2021 ラップ適性・追い切り 

 

 

超瞬発特化条件で、9割がた瞬発戦決着となるコース。

※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.5-11.7-11.3-12.2)が定義

ヴァンドギャルドヴェロックスカデナシュネルマイスターラストドラフトいったところが適性上位のセッティング。

 

追い切りからは、紙面チェックも含めて最終的にダノンキングリーケイデンスコールヴァンドギャルドの順に評価。以下は、ラストドラフトシュネルマイスターも、悪くない印象。(10/10 6:50追記)

 

 

 

毎日王冠 2021 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

6番人気以下の穴馬の好走は、「瞬発戦を好位から上がり3位以内でV経験」「府中1800〜2000OP戦好走歴」のいずれかがある馬が多い

該当馬➡➡➡サンレイポケット、ダイワキャグニー、トーラスジェミニ、マイネルファンロン、ラストドラフト、ヴェロックスあたりが該当してくるか

 

「前走G1・休み明けで今回乗替り」での参戦、は狙う価値ありのパターン

該当馬➡➡➡カデナ、シュネルマイスター、ヴァンドギャルド(前走海外G1)

 

前走2000m以上戦に出走している馬が毎年馬券圏内に来るレース

該当馬➡➡➡カデナ、サンレイポケット、トーラスジェミニ、ポタジェ、マイネルファンロン、ラストドラフト、ヴェロックス

 

中山・阪神中距離重賞などに実績のあるタイプの好走例が意外にも多い

該当馬➡➡➡カデナ、ケイデンスコール、シュネルマイスター、ダノンキングリー、マイネルファンロン、ラストドラフト、ヴェロックス

 

といった感じ。

 

 

 

毎日王冠 2021 レース傾向分析&考察

 

 

 

良ではほぼ瞬発戦となるレースで、前半1000mが1分を越えてくるようだと1秒以上の加速が入るケースも多くなる一戦。

ここ2年は、レース像からは異端と思えてならない、2年連続マイル質での決着となっている毎日王冠。

連続敗北は、個人的には必然とも言うべき状況となっている(言わずもがな、19年アエロリットの存在、20年トーラスジェミニ(木幡育J)の暴走、によってもたらされたものだが)。

 

上記傾向部分の後半にもあるが、持久戦セッティングでの重賞好走歴もありつつもちろん瞬発力勝負も対応可能な馬を狙うのが核になってくるレース。

だからこそ、少頭数の年が多いのに、意外と穴馬の台頭が多いレースになっているのだろう。

このあたりは、おそらくイメージギャップというのも一役買っていて、「府中開幕で予想する側も気負ってしまう、“錯覚”してしまう、その隙を突くべき」レースとも言えるかもしれない。 

 

他、レース全般の傾向としては、「瞬発戦を好位から上がり3位以内でV経験」「府中1800〜2000OP戦好走歴」「前走G1・休み明けで今回乗替り」といったところに妙味があり注目。

 

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毎日王冠 2021 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

上記の傾向論とは逆行するが、今年は少数派の瞬発型狙いにそそられるメンバー。

 

 

ダノンキングリー / ヴァンドギャルド / シュネルマイスター / マイネルファンロン / ケイデンスコール

ダノンキングリーは、2年前の毎日王冠Vが平坦戦、そして前走安田記念も平坦戦を制しての初G1タイトル。

で、3歳時には共同通信杯で極上の瞬発力を披露しているというオマケ付きの状況。

これはもう、府中1600m~1800mド適性の為せる業とせざるを得ず、状態面によほど疑問が無い限りは凡そ“降参”の回だろう。

 

 

ただ、それ以上にこの毎日王冠適性で上回れる可能性があるのがヴァンドギャルド

逆に、平坦戦振れしたら大コケして不思議ないと思うくらい、過去5連対全て瞬発戦というこの馬のここ参戦は注目に値だろう。

平坦戦の今年の東京新聞杯をアッサリ負け、瞬発戦の富士Sを勝っているところや、同様に瞬発戦のG1マイルCSでみせた直線ハイレベル決着の中での強烈な追い込みなどからも、その適性が鮮明に伝わってくる。

どこかに緩みが生じる展開がベスト、そして少頭数戦でしか頭では狙いづらいタイプだけに、頭で狙いたいシーン。

あとはゲート課題が常、な馬だけに、中ほどの偶数枠に入ってもらえたらというところ。

 

 

 

一方、シュネルマイスターは、前走時にふり返ったようにこの府中千八で中距離の後傾戦になるとまだまだ怪しい印象。

距離自体は、NHKマイルC内容から1800mがベストという可能性もあると思っているが、問題は持久力勝負になりにくいコース形態か。

3歳馬なので瞬発戦実績多めだが、平坦戦型のはずで。

 

 

同じように、府中千八の上り勝負になると厳しそうなのがケイデンスコール

左回りのワンターンは良いが、近10年良馬場施行時のレース上り3F34.02秒のこのレースではどうか。

陣営が明言する「夏に弱い」という弱点もあり、まだまだ気温も高そうで。

 

 

 

他の馬たちにも、冒頭に記した通り今回かなり持久力勝負(レース後半に急加速を伴わない)向きが多い。

この瞬発型特化条件で行われる毎日王冠であるにもかかわらず。

 

 

むしろ、それら馬たちを「ちょっと首を傾げつつ」推すくらいなら、カデナの3着浮上に期待したほうがいいかもしれない今回。

と言いつつ、常々言ってきているように、そこは「府中の長い直線だと以外に4〜5着付近まで」が予定調和の、実は短直線向きタイプだけに、「臆せず」ではなく「臆しつつ」狙うくらいのところだが。

ただ、またまたまた...の手替わりで溜めに溜めて、Go where the wind blows 的に追い込めば、あとは馬場が超軽いことを前提にもしかしたらの可能性も。

 

 

ダイワキャグニーに関しても、あえてここで連対圏候補として推すかは躊躇うものの、距離延長での瞬発戦参戦ということで、「人気の若いの」に適性で立ちはだかることが出来てもいいシーン。

トーラスジェミニにまず行ってもらって、逃げずに番手策というのもベストの形になりそうで。

 

 

マイネルファンロンは、上記2頭に比べるとやや平坦戦寄りだが、なんと言っても今回は横山武騎手を確保できたのが大きい。

実は、前走の勝利による(M.デムーロ騎手の)最大の功績は、A級ジョッキーに乗ってもらえる状況を作ったことにあると思っている。

ゆえに、「やっちまった」直後の一戦で人気しても警戒する回、と思っている。

そうでなくても、気難しい馬で裏を返せば“引き出す”ことに成功した際はグンとパフォーマンスを跳ね上げてくる怖さがあるわけで。

 

 

木曜夜執筆時点としては、◎ヴァンドギャルドから◯ダノンキングリーを本線に、カデナダイワキャグニーシュネルマイスターに、あえてマイネルファンロンの「いやー、前走どハマりでスーパーG2では無いと思ったわー」を狙うという構想で。それではまた、当日にでも!

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記

7Rをみても、時計はそれほど速くない開幕週の府中。

これは、土日ともに朝時点での含水率が結構高めであるように、散水効果(とエアレーション&シャタリング作業効果)によって「抑えられている」ものとみている。

開催が進めば、高速馬場が顔を出すかもしれないが、とりあえず思いのほか曇天で気温上昇が抑えられたということもあって、日曜も急激に乾燥して高速化することはないとみる。

時計対応力はソコソコ、開幕週さながらの部分はむしろ内前圧倒部分にありとみておく。

 

この馬場で、本命ヴァンドギャルドは個人的にはない。並び的に言ってもまあ◎ダノンキングリーだろう。

そして、馬券的には横山武騎手の「ここで番手でいって、しかも折り合わせたら立派」が実現できることに賭けて◯マイネルファンロン。以下、▲シュネルマイスター☆ダイワキャグニーを上位に。一発なら、インから、適性では若干劣っても脚力で持ってこれていい△ポタジェ

△ポタジェは、G2であれば勝ち切りまである脚力の持ち主で、左回りワンターンは良いが瞬発戦特化タイプではない点がちょっと、そういうキャラ。(10/10 14:15追記)