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――からの~マイネルファンロンは、それでも難解。
新潟記念 2021 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 新潟記念 2021
レース全体のふり返り
新潟記念 2021 各馬ふり返り 予想と結果
クラヴェル
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡3着
ラスト400m地点、この馬の外にいたのがそう勝ち馬マイネルファンロン、という。
その結果、こちらが外ラチ沿いのグリーンベルトを譲り、前を行くトーセンスーリヤ(2着)の内に潜り込む形となった。
その意味で、一か八か外ラチ奪取ギャンブルの手に出たM.デムーロにまんまとやられたという今回で、馬は瞬発戦で長く脚を使う申し分のないレースをしていた。
最終的に、連対圏もハナ差外したが、ゴール板を過ぎてからの伸びをみてもトーセンスーリヤとの2~3着は展開やコース取りのアヤ。
要するに、2番人気3着に終わった本命馬だったが、きちんと勝ち切っていていい競馬をしていたし、運や出たとこ勝負の部分に左右されたというところ。
ヤシャマル
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡4着
こちらも結果的仕掛け早と、結果的内(を通り)過ぎに苛まれて、重賞好走あと一歩のところでスルリの格好だったが、この日の馬場で1分58秒5走破自体もそうだし、トーセンスーリヤですらほぼ同じ縦位置からの好走、その後の横位置はいわずもがな上位4頭中最内(4分どころから6分どころに持ち出して...という内容)ということを思えば、好レベル内容。
前走の平坦戦決着では(5人気がやり過ぎなだけで、)悲観なしの内容で、瞬発戦濃厚な今回は「例えば、7人気7着とかではダメ」とした中で、凡そその期待には応えてくれたと思っている。
3着クラヴェル同様、いつ重賞を勝っても不思議ないところまで来ている。
マイネルファンロン
予想➡➡➡抜
結果➡➡➡1着
調教編ではトップに挙げた馬だが、この馬の上り33.4秒での最速ブッコ抜きには驚かされた。
古くは、府中で上り33秒台マークなどもあった馬だし、確かに16番枠から外ラチ沿いを通ったのはこの馬なのだが......。
さすがに、「やってみたらたまたま偶然」要素が強すぎるが、大雑把な競馬が出来る気楽な条件が揃い、当日好枠判定が下せる状況(しかもトーセンがいった後、最外を走っているのはこの馬でしょう、は案外容易に想像可能)だったあたりには目を向けるべきだったというところか。
トーセンスーリヤ / ザダル
2着トーセンスーリヤは、マイネルファンロンの追い込みが決まったことで印象が薄れてしまうが、こちらもなかなか度肝を抜いた4角10番手策。
鞍上の、考えに考え抜いての本当の創意工夫という意味では、圧倒的にこちらに軍配だと思っている。
向こう正面2F~3F目などは、この先行馬をなだめてなだめて位置を上げないようにしている。
(この枠に決まっての仕事として)お見事としか言いようがないし、馬はやはり前2走で示した通りひと皮むけている。
あとは1番人気で13着に敗れたザダルは、まさに真逆の適性露呈+内枠ビハインド負け。
そもそも、そういう見立てでエプソムCで0.7秒差ついていても、◯ヤシャマルが今回は上とみていたわけで。
硬い馬場での平坦戦、これが崩れた時にはやはりまだ半信半疑の存在というところだろう。
全ては、土曜の稍重施行(特に日中の降雨)で内が限界オーバーを迎え、前週の新潟2歳Sでもまだ外差しが決まらない例年と比較して内が良好な状態が“決壊”したーーそれに尽きる一戦となった。