競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【中日新聞杯 2021 レース回顧・結果】馬場ひとつで「合わせ鏡」作戦まで通用してしまう中京芝

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中日新聞杯 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1  ショウナンバルディ  1:59.8 35.0 
2  アフリカンゴールド  1:59.9 35.0
3  シゲルピンクダイヤ  2:00.0 34.7 
4  ボッケリーニ  2:00.1 34.6
5  キングオブコージ   2:00.1  34.9

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 中日新聞杯 2021

 
12/12 中日新聞杯 ◯的中(◯単、◯-△ワイド)
 
 
レース全体のふり返り
 
 
時計的には通年平均比-0.5秒で前週同等レベルだったが、顕著なイン前傾倒を果たしていた開幕3日目の馬場
 
前後半の字面、配分は至って標準的なこの舞台の古馬OP水準だが、それはそっくりこの日の馬場で2000mトータル+1.0秒水準を表す
 
11.8 - 11.1 - 11.3 - 12.6の瞬発戦で、逃げ切りVのショウナンバルディ(岩田康騎手)がしてやったりの競馬
 
 
 
 

中日新聞杯 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

まず、なんと言っても8〜9Rの結果を見てのコレ↓

 

これでほぼ全て決まった印象。

 

“一にも二にも「馬場バイアス」で決まってしまっている印象が強いこのレース。そこへきて、先週のイーサンパンサー(土曜メイン)を筆頭とする外優勢状況で迎える今年は、開幕週から差し傾向(内メリット薄)は事実”

“末脚型では、他にラーゴム、ボッケリーニ、ディアマンミノル、キングオブコージ、プレシャスブルー、マイネルファンロン、ヤシャマル・・・といったあたり。”

 

とした、週半ば考察をザックリ「反転すべきだな」と評価馬を鏡写しする判断を下して臨んだレースとなった。

 

 

ショウナンバルディ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

まあ、この日の馬場で2番枠から、このペース配分&この時計で走ってくることができば勝っていいコース相性◎の先行型、ということで。

直線はなかなか長く感じたことだろうが、4コーナーから直線入口にかけて速めにペースアップして築いた後続との差を活用して見事先頭でゴール。

鞍上にとっては重賞100勝目の記録達成の瞬間となった。

 

 

◎ヒンドゥタイムズ / △アフリカンゴールド / ラストドラフト / △シゲルピンクダイヤ 他

迷ったが本命は、◯より人気していないならということで週半ば時点で注目していた◎ヒンドゥタイムズ(7着)を“維持”。

ただ、「万が一、行けた時だけだろう」としていたので、そんなに肩入れせず、それにより◯の単にもまわせて不幸中の幸いといったところ。

ほぼ1~2コーナー通過順のままに1~5着するような決着を、普通に差しで回ってこられたら散って候のレースで、もう少し、前週のような馬場で迎えられたらというところ。

しかもこの日は、思いのほか穏やかな気候で本格的な冬と呼ぶには気温が上がり過ぎていたのも事実。

それらを勘案して、3分どころより外を伸びて、3着シゲルピンクダイヤから2馬身ほどのところなら悲観するような負けではなかったように思う。

 

2着△アフリカンゴールドは、まず何と言ってもポジショニング激走だろう。

前々から早めにスパートを開始してよく持ってきたと思う。

予想としてこの馬への“配分”が行えたのも、冒頭の「全てを決めた馬場(での評価対象“反転”)」によるところが大きい。

そして、この馬の好走は(この馬が得意とする)硬いこの日の馬場コンディションを示し、同時にそれが開幕1週目からすると随分「いつものイン前中京に戻ったな」という変化の主因という部分を表していたかなとも思う。

 

◎同様に当初注目していたラストドラフトは、◎と違いこの人気なら(この馬場では)「来られたらしゃあない」として下げたが、まず完全に位置取りに泣いた。

その割り切り判断の材料として、先述の通り若干暖か過ぎたことと鞍上リスクもあった。

少なくとも位置を取りにはいかない、この鞍上の自然体競馬では今日はノーチャンス。

そして、2年前はO.マーフィー騎手での好走だったわけで、この馬の衰えが来てしまう前に早く追える横山武騎手などに乗り替えを検討したほうがいいかもしれない。

 

3着△シゲルピンクダイヤは、左回りの長い直線コースと硬い馬場が合うこともそうだが、これで本格的にこの独特の適性を求められる中京巧者の判定が確定したといったところだろう。

この鞍上の性格的にも合ういつものイン前中京で好走し続ける可能性が高い。

 

あとは、ちょっと驚いたのがキングオブコージの競馬。

今回はさすがに格好はつけてくるだろうと思ったし、状態も良かったので、額面パフォーマンスとしてはむしろ思ったほど上がってこなかったという印象も強いのだが、軽く促した程度で掛かるくらいの行きっぷりで先行していたその競馬ぶりに少し驚かされた。

過去には2000mでも先行出来ていたとはいえ、この前進気勢を示した次はいよいよ走ってきそう。

 

 

冒頭にも記した通り、とにもかくにも馬場バイアス。

週半ば見解とは真逆に行ってしまって、その点ではまだまだ洞察力が甘いなと反省するところだが、結果が伴えばまあ良し。

この一撃回収により’21重賞予想年間プラスが当確となったし、前回デイリー杯2歳S当時「どこかで、あともう1つ」がこうして現実となったわけだし。

ただねぇ、ケチったんだよねぇ。。。2-6の馬連。2-9は堅持出来ていたのにねぇ(-_-;)