【新潟記念 2024 レース回顧・結果】まさに“献上”戦

――どれだけ妥当な◎印であっても、決して単勝一本勝負にはならない、そんな今回のキングズパレスでしたが、その結果まさかの……。

9/1 新潟記念　◯的中

①馬場は、バイアスについては非常に判定しづらいこの日だが、時計的には通年平均レベルにあるとみられる

②1番人気ライトバックが放馬のち取消、発走遅れで迎えた

③前半3F35.4秒、同5F58.9秒通過、後半12.1 - 11.8 - 11.3 - 11.9（上り3F35.0秒）の瞬発戦となっての1分58秒0（良）決着

④全体時計1分58秒0なら悪くないが、上りの掛かり方から額面よりも下とみなければならず、都合リステッド〜G3レベルといった感触

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡3着

やっぱり、（この鞍上だとこのライバルジョッキーの面々でも）勝てないか……。

一度は先頭で並びかけようとはしているが、鞍上が右後方（レッドラディエンス）しか気にしておらず、そうこうしている間に内をとらえ損ね、しまいには2着◯セレシオンにも内から差されて連対圏からも脱落という。

展開も、馬場も絶好のチャンスだったが、賞金すら加算できないとは大失態だろう。

ただ、上り3位以内にも入れていないというのは事実で、若干前走の反動など馬にも原因はあったかもしれない。

自身としては下げた今回であり、その要因を確認する必要のある一戦となった。

そして、申し訳ないが、木幡初也Jに重賞初V献上て……^_^;

予想➡➡➡◯

結果➡➡➡2着

こちらは、最後方からになり自身の競馬に徹して、現状の自身が持っているものをほぼ出し切っての内容。

特に悪いパフォーマンスということはなく、ただし入線後の勢い的に差し切れていて不思議なかったことから、若干脚を余したことでタイトル奪取ならなかった点だけが悔やまれるという一戦に。

当然、その原因を作った、直線中盤の一瞬の“待ち”の時間がハナ差決着を思うと影響甚大であり、再びこの言葉になってしまうが、こちらも重賞初V献上にひと役買ってしまった。

勝ったシンリョクカについては、2000mはもったし、相手が後ろを気にし過ぎだったりそもそも追い込み脚質だったりで、結果的ドンピシャという感じでの勝利。

あとは、散々書いてきたように与えられた勝利だったので、それ以上でもそれ以下でもないとの印象は拭えず。

注目敗戦は、やはりゴールドプリンセス。

情状酌量余地は多数あった今回のこの馬だが、個人的にはこの瞬発戦での内容という点を評価したいと思っている。

総合的にみて、G3は獲れるとここで見定めておきたい。

最後に、もうちょっと荒れ馬場でレースを迎えられれば狙っていたであろう△ファユエン（6着）は、さすがにこの斤量×アリスヴェリテペース（と言っても、同馬が牽引したという事実があるだけで、レースは全くもってアリスヴェリテのペースではなかったが）で良い伸びは示した。

それで、コンマ3秒差というところも含めて、まあ良馬場でやったら現状このくらいの立ち位置だろう。