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――この世代(凱旋門賞やら、凱旋門賞やら……)なので仕方のない側面もありますが、ここまできたかかつての王道菊TRという。。。
神戸新聞杯 2022 レース結果
ジャスティンパレス |
ホネ的! レース回顧 / レース分析 神戸新聞杯 2022
レース全体のふり返り
神戸新聞杯 2022 各馬ふり返り 予想と結果
リカンカブール
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡6着
この馬に限った話ではないが、今回はまず「控えやがったか、ラナキラ(秋山騎手)」というのがデカイ。
予想編にも当日追記したように、ミスターホワイトが突いていくこともままならない怪しい状態だったことは織り込み済みだったが、このメイショウラナキラには参った。
そもそも、隊列としてこれでは……(逃げているのでラチ開きまくっているのだが)ラチがあきまへんわ(苦笑)。
二千の距離でも前走の前後半5F差-2.6秒、そして同舞台の京都新聞杯が同-1.0秒だったことからも、「菊秘蔵っ子(になるはずだった)」スタミナタイプのこの馬が初めて逃げることになって戸惑いながらレースを終えてしまった感じ。
藤岡康Jも、もう少し逃げて成績を残せるようになれば、という側面ももちろんあるが、ここで番手策が叶わないというのは少しツキが無さ過ぎたきらいも。
ヴェローナシチー
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡5着
一見、締まったタイムトライアル戦に見える額面だが、レース上りが34.7秒であったこと、前後半5F差が+1.4秒と後傾度高めに出ていることなどから馬場的にそんなに速い流れではなかったことは確か(ちなみに、あの京都新聞杯の前半5Fは58.2秒)。
この、実質2200mでは足りないくらいの長距離砲にとっては、まさに「お呼びでない」レースになってしまっていた。
ジャスティンパレス / ヤマニンゼスト / △ボルドグフーシュ / ▲パラレルヴィジョン / ☆サトノヘリオス / レヴァンジル
「ハイペース見立て(平坦戦)で黙って消しましたよ」なジャスティンパレスは、抜け出す時は右に左にといった感じでモタモタしながらの手応えだったが、残り200mを過ぎて左手前に替わってからの伸びで3馬身半差まで広げてV。
といっても、相手(レベル)が相手、自身も2勝クラスVにちょい毛が生えた程度だったので微妙。
ここで3勝クラス水準を楽々クリアしてきていれば、セントライト記念1~2着あたりともそこそこ戦える(ここからの上昇と適性次第加味して五分評価まで)とみることも可能だったが。
2着ヤマニンゼストに関しては、もうこの日の上り要求度上昇中の馬場と位置取りが全て。
腹をくくって内ラチ終始になった結果、そこからはラストまで見事に伸び続け、結果的に「これまで距離不足だったかな」と思わせるような内容で3着以下を退けた。
上り3F値なら或いはと思ってヒモでは拾っていたが、それでも連対圏突入は……。
これに関しては、やはり相手レベルによるところだろうが。
3着△ボルドグフーシュは、このレベルの時計なのでどうかも、京都新聞杯上位組を逆転、それらの組を最後方から交わしての最先着。
単純に脚力が上という可能性もでてきた。
実際に、インで溜めた組がワンツーを決める中では、結構キツい展開だったとも読み取れる。
もっとも、この日は馬場レベル的には当時と遜色ないかもしくはむしろこの日のほうが速いくらいの中で、雲泥の決着タイムで決まっているあたりから「適性の差」が大きく出ていたと思うが。
すなわち、この馬は後傾戦でもメンバー上位のそこそこ速い上りを使えるという強みで、アスクワイルドモア(10着)をはじめとした特殊戦・京都新聞杯上位組との優位性を高めたということになるか。
そして、さらに通過順だけを見るとかなりド派手な追い込みを決めてきたように映るが、実際には、直線立ち上がりではすでに2着ヤマニンゼストとほぼ横並びの位置関係で、この日のよく伸びる3分どころを最初からスムーズに攻めてくることができた点など過大評価の懸念もある内容。
スムーズさという観点では、一度内へもぐりこみそこから外に持ち出そうとし、挙句の果てに詰まったアスクワイルドモアあたりとはこれまた雲泥の差があって……というところ。
▲パラレルヴィジョン(7着)は、囲まれて万事休すの直線入口の態勢から、最後は流しての入線。
実質スローで揉まれていては、仕方ないところだろう。
☆サトノヘリオス(15着)は、3つ前の8Rをヴェールランスが好時計勝ちを決めていたことからも、馬場の面でも期待したが……。
こちらは、「位置を取って」との陣営オファーもあったようで積極的に押し上げていったところ、ラストはフラフラになって流してのゴールで大敗。
気性的なものか、どうも自分の形が作れないとこういう負け方がある様子で、関連して多頭数競馬が良くない印象。
あとは、状態がまともではない中で、キツい競馬をして一瞬オッと思わせたレヴァンジルが良化してくれば重賞戦線でどうにかなってもというところ。
もともとセントライト記念の予定が、太め残りで自重という経緯からしても順調ではなかったし、レースもこの馬の瞬発力が生きるような流れではなかった。