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――マクる余地などなかったですね〜(苦笑)。
菊花賞 2022 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 菊花賞 2022
レース全体のふり返り
菊花賞 2022 各馬ふり返り 予想と結果
ヴェローナシチー
予想➡➡➡◎(<US>印)
結果➡➡➡12着
ちょっと、イメージとは位置取りが……。
最後方からになっても、一応2周目4角で進出する様を見せてはくれたが、そもそも△ボルドグフーシュあたりとはその4角を前にしての前後の関係が見立てとは違った。
このあたり、今日は馬が少し競馬の気分ではなかったか。
ゲートの遅さもそうだが、それ以前にもう少しやれてよかったはずのところ、前進気勢(掛かるくらいの行きっぷり)に欠け過ぎていた印象。
ガイアフォース
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡8着
2週目の3~4角で終始前が邪魔に。
ただ、それ以前に鞍上も分かっていただろうが、1番枠から枠なりに最後まで最内というのはこの日ではキツイ。
対抗視した際も、“ディナースタ砲”らの直後を徐々に外へと持ち出して前の△アスクビクターモアを外から飲み込む想定。
外に持ち出す機会を2周目向こう正面で失ったことが痛恨だったとみられる。
脚力は確かだと思っているので、また改めて2000m台以下で期待したい。
△アスクビクターモア / △ボルドグフーシュ / ジャスティンパレス 他
勝った△アスクビクターモアは、当然かなりキツい競馬になっていて、想定通り普通なら後続に飲み込まれるペースだった。だが、後続にそれをさせず。
今回のこの馬に関しては、ここまで抜けていると見ることが出来なかった、この見る目の無さだけ。
終わってみれば、ステイヤーとしての能力が抜け過ぎていた。
さすがに、ゴール板、入線後と勢いでは完全に負けていたようにいっぱいいっぱいだったとは思うし、疲れも相当残すだろうが、今日の中では断トツ強い。
苦しい思いをしたと、この経験が悪いほうにでなければ、有馬以降のステイヤー路線はこの馬中心になっていっても全くおかしくない。
2着△ボルドグフーシュは、2周目4角をあの位置でよもや回ってくるとは思わなんだ、という競馬。鞍上のファインプレーも光った。
上り最速は大方この馬とは見ていたので、あの位置からこられたら他は基本的にはひとたまりもない。
ただ、逆にいうとこれだけ噛み合って届かなかったということは、勝ち馬アスクビクターモアの強さをより際立たせてしまっていると思うが。今日は高い壁が存在した、そういうことだろう。
3着ジャスティンパレスは、この消耗戦まで突入する流れでむしろキャリアハイパフォーマンスを記録。
前走の神戸新聞杯は何だったのか、というくらいの伸び幅でもって素晴らしい“3強”決戦を演じてみせた。
このジャスティンパレスまで、今日の展開と、2周目4コーナーにかけての手応えを考えると、いずれ劣らぬステイヤーだったということだろう。
あとは、この後続にマクることすらさせないレベルの特殊ハイラップ戦で、素質+適性の面で抜け出したのが上位3頭とすると、素質だけでもってきたとみられるドゥラドーレス、逆に適性だけでもってきた△ヤマニンゼストが、流石に離されすぎな4着以下からは注目どころ。
ともに、最終コーナーでは不利がありながら、足りないところ(前者は適性、後者は脚力)を補っていたことを思うと無下には扱えない印象も。