競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【天皇賞(春) 2023 レース回顧・結果】「掟を破ってまで」に意外さ

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天皇賞(春) 2023 レース結果

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ジャスティンパレス 3:16.1 34.9
2 ディープボンド 3:16.5 35.6
3 シルヴァーソニック 3:16.7 35.1
4 ブレークアップ 3:16.9 45.8
5 マテンロウレオ 3:17.0 35.9

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 天皇賞(春) 2023

 

4/30 天皇賞(春) ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

重スタートから稍重回復して迎えた午後で通年平均比-0.7〜-1.0秒/1000m ゾーンの、内から乾いて外が伸びない馬場

 

前半59秒7はそこそこ速いが、2000m通過で2分02秒0はこの日の馬場ならやや低速、さらにそこからガクンとペースが緩み、平坦戦ラップを刻んでの決着

 

この前半ペースでのトータル3分16秒台といい、13.2 - 12.3 - 11.9 - 11.5 - 11.9の後半5Fラップの不足感といい、近年の淀版春盾としては下位の水準で決まった

 

リニューアル前をベースにするとどうしても高指数が出やすい背景も含め、時計的には扱い注意と判断しておきたい一戦

 

 

 

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天皇賞(春) 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

アスクビクターモア

予想➡➡➡

結果➡➡➡11着

あくまで結果論だが、「マークする相手を間違えた」というもので、3~4コーナーでその標的タイトルホルダー(ハ行で4コーナー中止)の背後で一緒に下がってしまった結果、4コーナー6番手から伸びあぐね後続から交わされて11着大敗。

鞍上は「道中ハミをかんでしまった」とも談話を残していて、とにかく前走に続きこの日も運と自分の競馬ともに無かった、そういうレースに終わってしまった。

最終4人気ではあったものの、鞍上談話からも「好走、結果的にあわよくば・・・」ではなく、打倒タイトルしか(アタマしか)考えていなかったことは明白だし、そのハイリスク・ハイリターン競馬のツケともいうべきで、理解はできるところ。

予想としては、菊花賞など、その相手(タイトルホルダー)の背中を知る武史Jが、その強さを理解した上でリスク覚悟で乗ってくる3~4人気馬、という部分をもう少し警戒しておけば良かったと反省。

馬券的に言えば、◎軸一本の構成ではなく、◯ジャスティンパレス軸も押さえておく等の部分。

脚質的にもこの馬こそ次期タイトルホルダーになっていかなければならない現状だろうし(上りの速い脚がどんどん無くなってきている様子)、その意味で後ろから「タイトルを潰しにいった組の動きを利用して、ワンテンポずらして大本命を差し負かす」ではなく、「叩き合ったら捉え損ねるかもしれないが、その時は2着でも良い」からと4角タイトルの外から早めに並びかける想定の競馬(この日でいえばディープボンドの形)で見たかったところ。

いずれにせよ、パンパン良の好発競馬(出来れば偶数の外枠が理想)で走る姿を早く見たい一頭ではある。 ☆次走注目馬☆

 

 

ジャスティンパレス

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

まず今日のこの馬に関しては、このV水準だけという感じ。

鞍上と枠が決まった時点で連対圏はほぼ大丈夫だろうというところだったと思うし、完勝よりも内容が重要な一戦だったとみている。

そして、その水準に関しては、タイトルホルダーが競走中止だったこと、未だに2着ディープボンドという決着であったということ、そのディープボンドですら上り35.6秒をマークできる馬場で自身は得意の34秒台マーク競馬であったこと、それでいて決着が3分16秒1とハイレベルではないこと、などを総合的に鑑みてもやはりとびぬけたものではなかったように映る。

あとは、1コーナー過ぎから3頭分ほど外に持ち出して徐々にポジションを上げていき、後半も2着ディープボンドの動きに呼応するように進出する形だったことも快勝のポイント。

内心、このVは結果オーライ策によって生まれたものではないか、相当運が良かったのではないかと思っているところで、この1番枠で、あれだけ戦前「外を回ったら3200mが3500mにもなる」と言っていたこの鞍上が、早々に最内を諦めるということ自体に驚いたシーン。

すなわち、思いのほか自身が後ろになって、外の各馬が綺麗なスタートを切ったことで、“掟”を破ってまで位置取りを挽回せざるを得なくなっていたのではという推定見解の部分。

「臨機応変、見事」と言ってしまえばそれまでだが、Bプラン発動にも映ったその様とレース後半での最内アクシデント(そして前述◎の憂き目)を照らし合わせてみると、やはり少なからず「スーパーホース以外は、G1では運も無いと勝ち切れない」ところはあったように思う。

逆に相当自信があったからこその外差し選択という可能性も否定はできないのだが、こればかりは明かされることはないであろう部分でもあって......。

 

 

 

▲ディープモンスター(14着)は、ディープの内枠ということで一発に期待したが、京都の2度の下り坂で2周ともに行きたがるような形になってしまって不発。

掛かっていることで、距離自体には完全にNGは出せないと思うが、当然ステイヤーとも言えず、今後の路線も中距離中心になってくるだろう。

 

あと、3着シルヴァーソニックは、この水準でもステイヤーとしての資質の高さは存分に示していて好感。

何よりこの16番枠から、ブレークアップ、マテンロウレオ、ボルドグフーシュあたりを交わし去っての内容は、距離適性で相当補完しての内容だったと思われる。

この枠から、D.レーン騎手がどう乗ってくるか注目はしていたが、(結果的にインにつけていなくて良かったとは思うが)案外枠なりにロスを挽回できない普通の競馬だった中でよく伸びていた。

他では、対照的に「タイトルホルダー被害者の会」入りしてしまっていたディアスティマ(9着)とヒュミドール(10着)が終いの伸びを思うともったいなかった印象。

特にディアスティマは、道中も終始好手応えで、あの3コーナーのアクシデントに巻き込まれさえしなければ掲示板内に届いていた可能性は大いにあったか。