競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【北九州記念 2024 レース回顧・結果】想定外の楽単騎と、「あれ? なんか居ない」でのワンツー

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北九州記念 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ピューロマジック 1:07.9 35.6
2 ヨシノイースター 1:08.0 35.3
3 モズメイメイ 1:08.3 35.1
4 カンチェンジュンガ 1:08.3 34.9
5 ショウナンハクラク 1:08.3 34.9

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 北九州記念 2024

 

6/30 北九州記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は稍重で通年平均比±0近辺とみられる状態で、内外はイーブンに近く展開ひとつで外も圏内には到達してこれる情勢

 

前半3F32.3秒、後半3F35.6秒(後半4つのラップは10.7 - 11.1 - 11.9 - 12.6)での1分07秒9で決まる

 

(前半が速かったとはいえ)後半の要し方は大きく、G3としてやや物足りない水準の一戦

 

 

 

北九州記念 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ショウナンハクラク

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

もうこういうのはホント勘弁してほしいクビ+ハナ差5着。

これで、この馬に対して「よくやった」と言えないのが切ないところ。

ただ、せめてもの救いとして、ここで評価した以上「馬場も展開も何もかも(開幕週からすれば)かなり向いて、この程度止まりか」と見てそれを次に生かすことができる、そう見ておくことにする。

内容的には、この水準ではちょっと……というところ。

それを、枠もそう大したマイナスにもならない中でマークしているあたり、おそらく内に入ったとしてもG3では複勝10倍~目線で見ていく必要があり、次内枠を確保すると確実に穴人気して期待値割れするだろう。

 

 

バースクライ

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

外で3コーナーにかけて見た目以上に浪費してしまったか。

馬場的にも、通ったコース的にもこんなに伸びない馬ではないはずで。

 

 

ピューロマジック / ヨシノイースター / モズメイメイ 他

勝ったピューロマジックに関しては、やはりジャスパークローネの出遅れが大きい。

初速で上回るとは思っていたが、最初の1Fをあれだけ楽に同馬の競りかけもなく入れたのは非常にラッキーだった。

普通ならここで「そう上手くはいかない」となって苦汁をなめる場面になるところ、そうならないでここを無事通過してきたこの馬は、なかなか運も持ち合わせているのかもしれない。

ジャスパークローネを除けば、(この馬にとって)同型といえる存在は皆無、皆この馬を前にすれば「先行」キャラ扱いにしかならない状況下で、ジャスパークローネが3角9番手だったことはパフォーマンス以前に覚えておくべき部分だろう。

その特記事項を除くと、あとはこの馬は前走を考えてももっと速い馬場で上があるはずなので、今日のパフォーマンス自体は8~9分出力でのものだったと見ておく必要がある点くらいだろう。

 

ヨシノイースターも、現状の力のままついて回ったら連対圏に来れました感が強い2着内容。

(ピューロマジックを除き)前にテイエムスパーダとペアポルックスしかいない時点で、この馬も相当恵まれている。

ん? なんか一頭緑帽居なくね? という。この馬の実力と適性からすれば、今日はそれ以上でもそれ以下でもないといったところ。

 

驚きの激走だった3着モズメイメイに関しては、何より「メイ~ッ魂に火をつけろ~」だったと思われる。

あの4角でのブンッ(サーマルウインドちゃん、あっち行きなさい(怒))には、終わってからパトロールVTRを見直して笑ってしまった。

ともあれ、闘志に火がついた瞬間だったことは間違いなさそうで、以外はインロスなし立ち回りからの凡戦3着水準激走だったとみられる。

 

そのモズメイメイにひるんだ感じの1人気サーマルウインド(12着)に関しては、4角以前からどちらにしても手応え的に無かった様子。

ここは慣れない栗東滞在しての調整による悪作用か、32秒台前半の流れか、いずれにせよ4角での接触以前に本来のパフォーマンス発揮を阻害するものがあったとみられる。

 

他では、人気薄が直線中ほど~外にかけて差し込んできて不思議ない一戦だったこともあって、(戦前から)適性外競馬が鮮明だったエイシンスポッターを、モズメイメイの次に評価しておきたいところ。

とにかく、これだけ競馬の形がハッキリしつつも、実は後傾戦になってしまったほうが良いくらい緩んでほしい面白いタイプであり、それでいてハンデ戦(斤量)に加え直線ではあの窮屈な競馬。当然大きく見直せるということで。