【フェアリーステークス 2024 レース回顧・結果】スムーズに伸ばせたモン勝ち

――フルゲート割れ＝単なる前残り、でなく意表を突かれた格好。

1/7 フェアリーS　▲不的中

①馬場は前日同様、-1.0秒ゾーンの、内に比較優位はあるもののそこまで顕著ではない状態で行われる

②前半58.9秒と馬場換算後スローな流れから、12.3 - 12.2 - 11.5 - 11.4とかなり余力を残しての直線勝負戦で1分34秒0決着

③牡牝の差こそあれど、この日も未勝利マイルで1分33秒台前半が記録されていたことなどを鑑みると、全般としては凡戦とせざるを得ないところ

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡3着

レースラップ（12.3 - 12.2 - 11.5 - 11.4）の示す通り、スローのヨーイドン戦になる中で、内で前にいた組が不発の状況で沈んでいたのでなかなかスムーズではなかった。

結果的にも、外を伸びてきた組が上位を占めたし、この展開で前に馬を置かずに脚を伸ばせたもの勝ちのレース、この馬にとっては前の△キャットファイト（6着）、メイショウヨゾラ（10着）が不甲斐なかったことが敗因だろう。

そうしたレース像から、レベル的に強いとは言い難いものの内の窮屈なところを割ってきて上位進出した内容は、ここではよく頑張っていたという評価を与えておきたい。

牡馬混合以外では、引き続き世代重賞でも狙えていい。　☆次走注目馬☆

予想➡➡➡△

結果➡➡➡2着

高い評価は与えられない上位でも、この馬だけは別格としていい内容。

レース上り35.1秒の中を1.2秒上回り、尚且つ実質かなりのスローから後半4つ全区間加速ラップで決まる中でのものだっただけに侮れない。

この馬もまたボンドガールの新馬組でありやはりポテンシャルが高かったということか。

テン乗りで気楽に乗れた（下げてブン回しでダメでもOK的騎乗）ことも結果的に良かったとは思うが、よくやっている。

勝ったイフェイオンは、上位では最もスムーズな競馬での未勝利直後制覇。

それだけに「まあ勝ちましたか」程度にはなってしまうが、一応レースラップが11.5 - 11.4の中でのものであり、馬自体「まだ線が細く緩い」状態でのものだけに今後の伸びしろには要注意としておきたい。

あとは、ジークルーネ（12着）が初戦とは打って変わってガっと行ってしまい、今後の変わり身は大きそう。

壁を作れず折り合いを欠いたものだが、それも含めて素質馬だけにまた乗り替わったシーンで見定めていきたいところ。