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――その外へ外へが◎と◯(涙)。
目次
日本ダービー 2021 予想 追い切り・ラップ適性考察
日本ダービー 2021 含む、5/30(日) 東京競馬の追い切り注目馬はこちら
日本ダービー 2021 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 日本ダービー 2021
レース全体のふり返り
日本ダービー 2021 各馬ふり返り 予想と結果
サトノレイナス
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡5着
ひと言でいうなら「前行ってしまったか」。
例年の馬場なら、このペースならあれで後ろから差されることはそうそう無いはずで吉と出た可能性もあるが、やはりこの馬の末脚勝負に魅力を感じて本命を打った身としては多少悔いを残す。
スローに行く気を出し、ルメール騎手でも抑えきれなかったのだから仕方ないのだが。
そして、あの超速桜花賞から府中2400mへの延長で、ざっくりソダシと同じ負け方になってしまった。
直線では、苦しくなってか鞍上が右ムチを入れてもかなり外へ膨れながらになってしまっていた。
距離自体はこなせる範囲だと感じるが、今回で前進気勢が強くなりすぎるようだと前半流れる条件に詰めていかないといけないかもしれない。
エフフォーリア
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡2着
道中は、この枠でマークもキツく、結構厳しい競馬になっているなと思ったところから、直線入口で「『モーゼの海割』キターーーーーー」と言わんばかりの絶好スペース。
堂々の抜け出しから、後続を突き離しにかかり盤石の態勢を築き始めたが、その後ろでもう一丁「『モーゼの海割』キターーーーーー」だったのが、勝ち馬△シャフリヤール。
馬場の3分ところから右ムチで徐々に◯の内に進路を取って伸びてきた相手に差され、ハナ差するり......。
近5年のダービー平均2分24秒2から1.7秒短縮自体は、この日の馬場では驚くようなものではないが、前半7Fまでが1分25秒台の平凡時計の一戦。そこから、ラスト1000mだけでこの走破時計まで詰めたというのは十分立派な内容だろう。
勝ち馬に対して何かが足りなかったとすれば、エンジン点火地点の待ちの部分だけ。
「キレ負け」はファンへの説明として表現上のものであり、この10cm差は単純にそこだけからきたものではない。
そして、今の馬場で終始内ラチ沿いを走らされたことは、微妙にロスがあったとも考えられる。
シャフリヤール
予想➡➡➡△
結果➡➡➡1着
勝負どころ、◎サトノレイナス(5着)、◯エフフォーリア(2着)が外へと進路をとっていく中で、内ワンダフルタウンと◯の間にぱっかーん開いたゴールデンロード。
直線前半では前が壁になって、どん詰まって終わりかと思わせたのがウソのようなあのシーンだった。
結果的に、良い感じにワンテンポ仕掛け遅れを発生、壁を作って溜めさせることもでき、それがゴール前でもっとも弾けることに繋がったとみている。
それでも、後続に最後は1馬身以上の差をつけたシャフリヤールとエフフォーリアの2頭に関しては、前半このペースに浪費していた部分もあったはずで、素直にポテンシャルが抜けていた印象。
△グレートマジシャン / ▲ヨーホーレイク / ステラヴェローチェ
△グレートマジシャン(4着)は、勝ち馬シャフリヤールに対してスムーズな直線勝負が出来る大外を早くから選択しスパートしたが。
正直、瞬発戦ではシャフリヤールには負けないとふんでいたのだが、こちらはこれで若干距離が長いか。
上り2位に終わってしまった部分も含めての完敗。
もっとも、毎日杯からの直行ローテで、あちらは名門藤原英厩舎、こちらはまだ3年目(宮田厩舎)ということで、そのあたりの仕上げの差もあったのかもしれないが。
▲ヨーホーレイク(7着)は、スタート後「おおっ川田!」とそのポジショニングに拍手したところから、とんでもねぇ競馬になってしまった。
というか、「競馬にもなっていない」レベル。
前半は頭を上げて行きだがり、直線では万事休すの態勢から、ラスト300m地点でもう一丁万事休すをかます。あれでは競馬にならない。
この馬が直線を迎えたのは、勝ち馬シャフリヤールより外。
そこから、壁を嫌って内へ切れ込み、詰まって諦めて再び外へ持ち出しシャフリヤールの通った後を伸びたのがこちら。
勝ち馬は腹を括って時を待ち、見事開けて終始外から最後だけ徐々に内に行って勝利をもぎ取った。
大きく明暗を分けた、判断のシーンだった。
余談だが、最終的に◯エフフォーリア▲ヨーホーレイクのワイドを最も厚くいったため、なんとも一喜一憂の激しい2分22秒間だった。
他では、共同通信杯での仕掛け遅れ5着時のゴール前の伸びがこの2400mに伸びてハマった印象の3着ステラヴェローチェも、潜在能力の高さを示す好内容。
皐月賞3着はあまり評価していないが、この3着はなかなか。
その他の皐月賞2着以下勢が、案の定エフフォーリアから今回も3馬身以上差をつけられる凡庸な内容に終始している中にあって、この内容は立派。
やはり、直線は長ければ長いほど、また距離もあったほうがいいといったところだろう。
バスラットレオンのペースが意外にも落ち着き、道中から昨年同様に典さん(☆レッドジェネシス)あたりが外をまくって動かすかと思っていたが、それも起こらず。
その中で、◎が我慢しきれず先走ってしまった今年のダービーで、少しチグハグだった感が否めない。
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