【札幌記念 2024 レース回顧・結果】金星パターンに乗れず……

――1.3倍で複勝圏外にはさすがに驚きも、札幌記念自体がそういう人気馬受難のレースになってきているんでしょうかね。

8/18 札幌記念　▲不的中

①馬場は、レース時点で平均比-1.0秒/1000mに近い状態まで高速化していた様子で、バイアスについてはハッキリ内といった状況

②前半1000m通過1分00秒5は、この日の馬場ではハッキリとスローな流れから、1分59秒6の標準的な時計にまで引き上げて決着

③11.9 - 11.9 - 11.7 - 11.9の平坦戦で、その後半水準で若干低レベルな札幌記念水準にまとめたといった格好

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡3着

▲プログノーシスに対して先んじて前をとらえにかかりにいって、その大本命馬の追撃は振り切ったものの、前2頭を捕まえきれず3着。

内でジッとできていた部分こそあったが、単純に前残りの流れのなかを差してきたあたりはさすがというところ。

ただ、コースロスも加味してプログノーシスとの上り0.5秒差は思っていた以上に差がついたと思う部分。

予想➡➡➡◯

結果➡➡➡5着

ステラヴェローチェよりは後ろ、プログノーシスよりは前の位置からジリジリと脚を使ったが、形勢を逆転できるほどの伸びは見られず。

好状態の馬場と喉の問題クリアということで、ここなら2～3番手にはかなりの確率で来れると踏んだが……。

脚力で上回るよりも、適性で下げてしまった印象。

予想➡➡➡△

結果➡➡➡4着

終いさすがの伸びだったと思うし、今日のところは3着もなかった驚きについては真に受けないでおく。

展開も前残りハッキリだったわけで。

勝ったノースブリッジは、気合満点といった感じで折り合い面こそ多少心配にはなるものの、レベルはどうあれこの相手に勝ち切ったことは立派。

この血統だけに、6歳シーズンに入って完成期を迎えたということだろう。

小回り以外の2000mだとやはり不安で、国内でこの馬が活躍できるレースは多くはないかもしれないが、ひとまず地力強化の一途だろう。

2着ジオグリフに関しては、上位3頭の中では最も評価は低くならざるをえない。

安田記念からのローテ、展開利＆コース利、鞍上強化と、好走した割に、このクラスに入って“もうひと花”咲かせるには案外課題が多い印象を受けた。

そんな中で、適性とコースロスからあと1頭チャックネイトにだけ触れて終わりとしておきたい。

小回りの2000mではいかにも不足といった感じだし、この馬（の今回）を度外視すること以上に、6着以下勢の中から書き留めておくようなことはないという意味を込めて。