競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【愛知杯 2025 レース回顧・結果】決壊戦の中にキラリ

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愛知杯 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ワイドラトゥール 1:20.2 34.6
2 シングザットソング 1:20.4 35.2
3 カピリナ 1:20.4 35.3
4 グランテスト 1:20.6 35.7
5 エポックヴィーナス 1:20.7 34.8

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 愛知杯 2025

 

3/23 愛知杯 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は通年平均比±0近辺まで鈍化し、だいぶ外を回しての差しも利くフラットに近づきつつある状態

 

前半3F32.7秒、同5F56.1秒の高松宮記念をも凌ぐような猛ペースから、11.5 - 11.9 - 12.1 - 12.0(平坦戦)となっての1分20秒2決着

 

上り36.0秒での1分20秒2自体は評価に値しないがラスト1Fで加速ラップを刻んでいることから、G3として及第点の水準で決まった一戦とみられる

 

 

 

愛知杯 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

オードリーバローズ

予想➡➡➡

結果➡➡➡16着

外枠を過度に割り引く必要のない当日情勢と位置取り想定から本命視したが、こちらの想定以上のペースに中団でも結果的に(狙いとして)前過ぎたということでやむなしの大敗。

1200m実績があったのはプラスだったと思うが、それにしてもこの日の前半32.7秒の流れは度を越していた。

特殊ハイペース戦につき、大目に見ておけばいいだろう。

 

 

ワイドラトゥール / ◯コラソンビート / ▲エポックヴィーナス

勝ったワイドラトゥールは、末脚勝負に専念して展開利をフルに活かした。

もともと、末脚は確かだったし、流れと内の優位性がなくなった馬場状態も味方につけたことも事実だが、ラストで12.1 - 12.0と加速を入れている点は見過ごせない。

ハマり待ちにはなってしまうが、ベストの1400m以外でも1200mだろうとマイルだろうと、G3までならいつ飛んできてもおかしくない怖さはある。

 

◯コラソンビート(10着)は、願ってもないペースだったと思うが、内で溜めたところから伸び切れず1.0秒差敗退。

ちょっと動き切れていない様子で、それが気性的なものからか馬体的なものからか判然としないところはあるが、もうひと絞りしてもいいのかもしれない。

 

▲エポックヴィーナス(5着)は、やはり枠の並びが良くなく、あれよあれよ後方3~4番手といった態勢に。

ただ、それがこの猛ペースではむしろ奏功している。

勝ち馬同様にドはまりもいいとこ、といったこの日の内容であり、これで負けているようだと少し物足りない。

もっとも、この馬の出色パフォーマンスは新潟マイルの瞬発戦であり、今日のようなスプリント色全開の流れはかなり適性からずれていたとみるべきだろう。

とにかく、ゲートという意味でもあまり速いのが揃わず、かつ両サイドから挟まれない(できれば行く馬が全て自身の内)状況に変わった場面で狙い撃ちしたい存在。