――それはすなわち、能力が足りていないことを示す!なんつって^_^;
そんなこともなくなくないのが、今回のボスジラ。
もちろんパドックを無事通過していたらという前提で。
目次
- 阪神大賞典 2020 レース概要
- 阪神大賞典 2020 枠順
- 阪神大賞典 2020 ラップ適性・追い切り
- 阪神大賞典 2020 過去レース傾向
- 阪神大賞典 2020 レース傾向分析&考察
- 阪神大賞典 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
阪神大賞典 2020 含む、3/22(日) 阪神競馬の追い切り注目馬はこちら
スプリングステークス 2020 予想 追い切り・ラップ適性考察
スプリングステークス 2020 含む、3/22(日) 中山競馬の追い切り注目馬はこちら
阪神大賞典 2020 レース概要
阪神大賞典 G2
2020年3月22日 1回阪神9日目
発走時間:15:35
阪神 芝右1400m
サラ系4歳以上オープン
2019年優勝馬:シャケトラ 牡6 3:06.5 戸崎圭太
阪神大賞典 2020 枠順
阪神大賞典 2020 ラップ適性・追い切り
阪神芝内回りの3000mはほとんど瞬発力を必要としないコースで、平坦戦※条件。
実際このレースの過去10年でも、瞬発戦は2回のみ(10頭立ての17年と9頭立ての14年)となっている。
概ね淀の長距離戦のように、ラスト4F地点からの持久戦ラップになる。
ボスジラ、タイセイトレイル、ドレッドノータス、メイショウテンゲンあたりが平坦戦型で合う。
※ラスト4Fの各区間加速内に、-0.5秒以上の加速(差)が生じないレース(例:11.9-12.1-11.9-12.2)が定義
追い切りは言うまでもなく、キセキ、ユーキャンスマイルと良いなというところへ、大外からボスジラの最終追い切りがまとめてぶっこ抜いた感じ。
ただ、そこはステイヤー戦。「時計の出し過ぎ」リスクも同居していることは、パドックを見るまでは頭の片隅に。
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阪神大賞典 2020 過去レース傾向
※ダイヤモンドSやステイヤーズSなどとは違い、長距離が得意でも距離を利して先行できるような馬でないと厳しい
該当馬➡➡➡キセキ
※単勝10倍以上の穴馬の好走は、ほとんどが「前年以降の芝2400m以上戦でレースPCI※56以上のレースで準OP2着内または重賞0.5差内」のあった馬
該当馬➡➡➡タイセイトレイル、トーセンカンビーナ、ムイトオブリガード、レノヴァールあたりか
※TARGETのペースチェンジ指数で上がり3F前後で、どれだけ速度が変わったかを表す。
阪神大賞典 2020 レース傾向分析&考察
先述の通り瞬発タイプの持ち味が生きない舞台で、過去10年(良以外含む)の1~3着馬の平均上がり3ハロンタイムは36秒4というもの。
いくら3000m超とはいえ、近5年平均35秒9(手間なので5年平均。同様に良以外含む)のダイヤモンドSなどと比較するといかに“キレ不要寄り”にシフトしたレースかが分かる。
あの鈍重なゴールドシップが、少頭数立てでも3連覇できたのはそのあたりが大きい。
そして、ダイヤモンドSやステイヤーズSなどとは違い、長距離が得意でも距離を利して先行できるような馬でないと厳しい。
前々決着の、バテ合いジリ脚対決になるというのが、最後の直線のイメージ。
そもそもここを使ってくるステイヤータイプ自体の減少とともに少頭数で行われる年も多くなり、波乱度はかなり低い一戦。
そんな中でも、僅かな妙味を運んできてくれる単勝10倍以上ゾーンの期待の星は「前年以降の芝2400m以上戦でレースPCI56以上、かつ準OP2着内または重賞0.5差内のあった馬」に当てはまるタイプ。
ざっくり、2400m以上のカテゴリーの後傾戦で3勝クラス以上(OPは自ずと人気し過ぎる等の理由から除外)での僅差好走があると中穴資格となる。
単勝10倍以上で好走した11/13頭(近12年集計)が該当する。
ここに来るローテとしては、「前走有馬記念or日経新春杯」組が依然強く、近14年連続でいずれかのローテーションから好走馬が出ており、近18年集計でトータル(9-9-5-17)と6割近い好走率を誇っている。
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阪神大賞典 2020 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
◎ボスジラ
ラップ適性的には、1強といってもいいボスジラ。
初関西圏への輸送が何よりも課題か。
前走の早春Sは指数以上の余力十分な内容で、府中の速い馬場で2400mはこの馬には忙しい部分もある中で立派。
その前(2走前)のグッドラックHの追い切りが抜群だったことからも、そのあたりから馬が変わってきた印象。
そして今回の最終追い切り、「ボスジラちゃん、すごいわ、ホントここ最近良く動くようになったね~」に集約させてもらった通り、これ以上はないと思えるほどのレベル。
陣営から、この阪神大賞典前というタイミングで「春天を勝ったマイネルキッツの雰囲気に……」とコメントが飛び出しているのもそのあたりからだろう(春天の直前談話なら分かるが、さすがに早過ぎ^^; けど、「そのくらいに」ということの表れとみたい)。
「実績不足の割に人気するだろうが、3番人気以下で本命視」と週前半から目論んでいたので、現状オッズならそのまま狙う。
ただし、輸送を苦にしたりなど、挑戦者感丸出しで能力を発揮できない可能性にも警戒しておきたい。
◯メイショウテンゲン
前走ダイヤモンドS(2着)は、『何年振り?十何年振り?』というほどのコテコテTHEステイヤー重賞だった一戦。
ダイヤモンドSとしても、この阪神大賞典あたりを含めても、久しぶりにシビレる、良で上がり37.2秒が最速というタフさだった。
距離は縮まれど阪神3000mのほうがよっぽどタフなケースが間々あるこの臨戦においても、まったく心配のないそのスタミナが強み。
ステイヤーズS→ダイヤモンドSと計7000m走って、しかもともに長距離輸送を経ての負荷の掛かった平坦戦レース2戦明けで、「大丈夫なの?」と少しでもみられそうならむしろラッキーくらいに考えている。
個人的には、ここへの参戦を決めたタイミングや、最終追い切りで一杯に追ってきているあたりから全く気にしていない。
あとは、池添騎手のままだと少しこのレース質では不安もあったが、松山騎手なら早めに動かしてきてくれるだろう。
▲キセキ
(単勝)買いたい度で、どうしても今回3番手になってしまうキセキ。
前走有馬記念(◎)では痛恨の出遅れで悔しい思いをさせられた。
瞬発戦、平坦戦5分5分実績のこの馬はここは可もなく不可もなく、他にもっと適合馬はいるがスタートさえ決まった時にはこの馬の先行力は武器になる。
そして、休み明けでも出来はここ最近でも一番といって良いくらいの部類で、好レースに期待がかかる。
ただ、こと勝ち切りに関しては4勝中3勝が瞬発戦ラップでのものというキャラ。
少頭数とはいえ、散々指摘してきた通りこの瞬発力が生きない舞台では、存外「それらを跳ねのけて勝ち切れるか」という位置にいる存在だと思っている。
そして、それでいてヘタしたら最終的に単勝2.0倍すらつかないかもという支持状況。
あまり気にされていない点かもしれないが、個人的にはそこ(勝つためのラップ要件)を重視して対抗◯とした。
☆レノヴァール
☆レノヴァールは、◯同様の前走ダイヤモンドS組。
4着の内容に非常に高い評価を与えた一頭。
が、瞬発タイプのこの馬はラップ的には不適合レースの範疇。
当時の評価も「本来の適性は瞬発戦なのによくこの展開で」というもので、その意味では先週中山牝馬Sの“フェアリーポルカ状態”、すなわち同じく「前走よく頑張った→次走注目馬」パターン。
しかも、前走はそのよく頑張った内容に加えて、直線では前をカットされる不運もあった。
怖い、先週のこともあってシンプルにここに本命を打たずに外すのが怖すぎるが、天皇賞(春)本命◎としての自信をある程度深めつつも、適性的にここを勝ち切ってしまうのも違うし、本番で妙味が薄れ過ぎない程度の善戦でお願い......という絶妙なオーダーでいく気満々の今回。
今回は以上の4頭でお腹一杯な感じ。
以下は、総じて割引材料が上回っていると感じた馬たち。
ユーキャンスマイルは、キンカメ産駒の充実一途状況を十二分に伝えたという印象の前走。
実際、指数的にもG1好走圏で終始安定してきている。
距離不足と差し不向きを排除したレースでは、今年この馬の天下がやってきてもおかしくない位置に入る一頭だろう。
ただ、そのうちの1ピース「差し馬場前提」部分が今回は圧倒的に欠けている。
すなわち、激展開利発動希望の一戦。
タイセイトレイルは、平坦戦寄り条件のここはラップ的には適鞍だが、難しいレースになりそう。
前走ダイヤモンドS(平坦戦)でラストで止まっていることからも、この舞台で緩んで温存出来ないとそもそもの距離耐性に疑問。
ただ、その緩んでの瞬発戦ラップになると、平坦ラップ向きのこの馬には今度はキレ負けの懸念が浮上する。
鞍上の手腕が問われそうで、難しい運びとなるがその点、この乗り替わりは・・・・・・。
ドレッドノータスは、57キロや京都のイメージが強すぎて人気を下げるうえ、数少ない先行タイプという点が強み。
ピンかパー、一発はあっておかしくないラップ適性馬と考えている。
ただし、平坦ラップ型=距離の守備範囲が狭くなりやすい傾向にあるので、やはり2000m~2400mあたりを中心に考えると少なくとも2Fは長すぎるか。
メロディーレーンは、現状の力量だけ。
好時計馬場の今の阪神というのは、前走からの条件好転は明白だろうが。
うん。ユーキャンスマイル-タイセイトレイル-メロディーレーンの3複を買おう。。。激展開利発動パターン…(笑)
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あらら、夜間に降雨の札幌(新潟もそうみたいですが)、また今小雨が。。。
— ホネさん (@yosounohone) 2019年8月25日
どうやら、この後昼ぐらいまで小雨が降り続いての、キーンランドCとなって、イコール稍重まま、ということになりますでしょうか。
稍重だと、道中緩んでの平坦戦にまでなるケースが多いんだよな~このレース。
むしろ細く見せていると言ってしまっても良いくらいだな、サルサディオーネ。
— ホネさん (@yosounohone) 2019年8月24日
それより、よっぽど増減なしのホーリーブレイズのほうが、2ケタ馬体増感を醸し出しているというww
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