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――先週の福島同様、エアレーション済みの開幕デーで思わぬ外差しもあり得るか。
目次
- フローラS 2022 レース概要
- フローラS 2022 枠順
- フローラS 2022 ラップ適性・追い切り
- フローラS 2022 過去レース傾向
- フローラS 2022 レース傾向分析&考察
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- フローラS 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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・【追い切り注目馬】【福島中央テレビ杯】【雪うさぎ賞】他 福島競馬
フローラS 2022 レース概要
フローラS G2
2022年4月24日 2回東京1日目
発走時間:15:45(予定)
東京競馬場 芝2000m
サラ系3歳 オープン
2021年優勝馬:クールキャット 牝3 1:59.4 C.ルメール
フローラS 2022 枠順
フローラS 2022 ラップ適性・追い切り
十中八九、瞬発戦 ※ になる特化舞台。
※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.0-11.4-11.6-11.9)が定義
複数連対経験の内、パーソナルハイ、ラスール、ヴァンルーラー、シンシアウィッシュあたりは瞬発戦連対歴のみのここまでで、コース適性には合う見通し。
追い切りからの最終ピックアップは、ホウオウバニラとキタサンシュガー。(4/24 10:25追記)
フローラS 2022 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※ペース的には、500万下、3歳未勝利戦と同程度になることもあるレースで、その意味であまり重賞組の優位性は強調出来ない
該当馬➡➡➡前走重賞組は、 エリカヴィータ、キタサンシュガー、パーソナルハイ、マイシンフォニー、モチベーション、ルージュスティリア
※「前走1700m以下だった馬で当日5番人気以下」はほぼ好走なし
該当馬➡➡➡エリカヴィータ、パーソナルハイ、マイシンフォニー、モチベーションあたりは該当の可能性
※「前走芝1800m戦に出走し、当日単勝20倍未満の馬」は約4割が好走と好相性
該当馬➡➡➡キタサンシュガー、シンシアウィッシュ、ホウオウバニラ、ルージュエヴァイユ、ヴァンルーラーのうち3頭ほどは該当してくるか
といった感じ。
フローラS 2022 レース傾向分析&考察
レースのポイントとしては、平均的な前半60秒0を超えてくるような流れでは、基本「前残り組+上り33秒台の脚を使った差し馬」による決着がほとんど。
少ない戦績だが、瞬発戦以外の実績が多い馬などは苦にすることが多い(というか瞬発戦のみで好走してきているくらいでいい)。
そして、上り33秒台の脚を使って差してきた馬の大半には、父か母にミスプロ持ち、瞬発戦実績ありだった馬、といった共通点が挙げられる。
また、“人気の(脚の遅いタイプではない、キレないタイプではない)ディープ産駒向き馬場”の状態となっていることが多い、ロングラン開催の幕開けとなる2回東京初週に行われるこのフローラSである。
府中2000mと、この時期の牝馬には比較的なタフなセッティングであることから、1800m戦実績を境に成績差が見られる。
「前走1700m以下戦に出走し当日5番人気以下」だった馬は、近19年集計ベースで(0-1-1-57)。
昨年該当馬で久々の好走を果たしたのが、2着スライリーである。
一方で、芝1800m以上戦出走歴ありの馬が同近19年の好走57頭中52頭を占め、「前走芝1800m戦に出走し、当日単勝20倍未満の馬」は同集計ベースで(8-6-5-28)とまずます。
分水嶺は1800mとイメージしておいてほぼ間違いない一戦。
あとは、最初に挙げた傾向の通り、前走重賞組<1勝クラス以下組、特別戦<平場というように、単回複回のみならず、勝率・好走率あたりもほぼ全てで前走下級戦のほうが上回るという長らく面白い特徴があるレースでもある。
昨年こそ前走重賞組のワンツースリーとなったが、気を抜かず見ていきたい部分ではある。
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フローラS 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
ルージュスティリア / ルージュエヴァイユ / パーソナルハイ 他
まともならエリカヴィータの独壇場となっても不思議ないところ。
そのくらい、初戦内容は優秀で条件が魅力的。
前走は、この馬の理想とする瞬発戦にこそなったが、「セッティングここじゃない感」「馬体減を気にしながらの参戦」で全くレースをしていない。
押し出された1番人気が2着馬、ポテンシャル1番人気相当は実際にはこっち(それでも臨戦や適性が嫌われた)ということだけ覚えておけばいい、としたその次戦だけに楽しみ。
そのエリカヴィータとポテンシャルで2強を成すのがルージュスティリア。
鞍上が気を付けることだろうが、多頭数で奇数枠にでも入った時のゲートミスだけ。
そこさえ5分ならこっちが上か。
そして、仮に最後方からになっても上り33秒台前半などを駆使すれば一掃できてしまうこのレースの性質だが、それにはこの馬は母父ND系ということで上述の傾向部分とは少しズレるか。
ルージュエヴァイユも重賞級確実とみている馬だが、府中での上りスピード勝負でどうかというところ。
距離延長なりに、上記2頭含め瞬発力&上りスピード証明済みの有力どころに対して、位置を取って前から封じることが出来れば好勝負だろう。
鞍上が過信していないか(特に後半勝負に関して)が鍵とみる。
パーソナルハイは、苦しいローテになってしまっているが、オークスに出るため勝負の一戦。
(桜花賞からの中1週を考慮して)スイートピーSという選択肢も無いわけではない中で、ここを使ってくるようならそこは世界の矢作厩舎、軽くは扱えないか。
桜花賞当日の帰り道の時点でケロッとしていて、翌々日火曜には+10キロと馬体も戻していたとの情報からも、むしろ今使っておいてオークスまでの時間を設けようという算段も見え隠れする。
オークスに出てきたら面白い存在とみている時点で、逆説的にこんなところで出走権も取れないようではという側面もあるわけで。
ラスール(転厩初戦)とシンシアウィッシュも、瞬発力勝負では圏内のポテンシャルあり。
あとは、そこそこの位置が取れる利点で逆転可能なマイシンフォニーといったところまで、現状では警戒しておきたい。
以上、幕開けするまでは何とでも言えるフローラSの週半ば考察でした。ではまた、当日にでも!
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
阪神と違って、雨模様でも稍重すら回避できるかもしれない少雨の府中。時計も、土曜から通じて平均以上、内を優位に立ちまわり且つ長くを脚を使えるタイプが優位な分かり易い開幕週の馬場となっている印象。
当初描いていた「ベース=エアレーションにより差せる馬場」という状況にはなく、このまま行くと前で瞬発力を発揮した組を後ろから交わし去るのは相当酷なオーダーとなりそう。
◎マイシンフォニー、◯パーソナルハイの内の先行可能なディープ産駒2頭を最上位に。
◯は、この鞍上でここからまだ売れていくとなると(想定)ちょっと見合わなくなる可能性が高くなるし、何よりヘタに勝ちにいかずにきっちりとオークス出走を決めて欲しいとの観点から。勝つか負けるかではなく、連対圏死守の競馬を期待。
一方の◎に関しては、折り合えたらというだけだと思っているので、その意味でこの鞍上に4~5番手イン差しを決めてもらえるのではという見立て(その後ろに、ルージュスティリア、エリカヴィータ、ルージュエヴァイユらを従えて入線するイメージで)。(4/24 14:25追記)