競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【オークス 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 新・格言誕生戦

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――「最も運のいい馬が勝つ」オークス、という格言が生まれてもいいくらいですな。

目次

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オークス(優駿牝馬) 2022 レース概要

 

 

オークス(優駿牝馬) G1

2022年5月22日 2回東京10日目

発走時間:15:40

東京競馬場 芝2400m

サラ系3歳 オープン

2021年優勝馬:ユーバーレーベン 牝3   2:24.5 M.デムーロ

 

 

オークス 2022 枠順

 

 

 

1 1 ウォーターナビレラ 牝3 武豊
1 2 スタニングローズ 牝3 レーン
2 3 アートハウス 牝3 川田将雅
2 4 ルージュエヴァイユ 牝3 池添謙一
3 5 サウンドビバーチェ 牝3 石橋脩
3 6 サークルオブライフ 牝3 デムーロ
4 7 ホウオウバニラ 牝3 横山典弘
4 8 ナミュール 牝3 横山武史
5 9 エリカヴィータ 牝3 福永祐一
5 10 ラブパイロー 牝3 野中悠太
6 11 ベルクレスタ 牝3 吉田隼人
6 12 ライラック 牝3 横山和生
7 13 パーソナルハイ 牝3 吉田豊
7 14 シーグラス 牝3 松岡正海
7 15 ピンハイ 牝3 高倉稜
8 16 プレサージュリフト 牝3 戸崎圭太
8 17 ニシノラブウインク 牝3 三浦皇成
8 18 スターズオンアース 牝3 ルメール

 

 

オークス 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

 

舞台は8割がた瞬発戦ラップとなる条件。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.0-11.4-11.6-11.9)が定義

瞬発色濃いレースを勝ち切った経験があるという意味では、サークルオブライフ(▲1.2秒)、エリカヴィータ(▲1.2秒)、プレサージュリフト(▲1.2秒)、ウォーターナビレラ(▲1.1秒)、ナミュール(▲1.1秒)、ホウオウバニラ(▲1.1秒)、ライラック(▲1.1秒)と上位

 

 

追い切り最終評価は、サウンドビバーチェ、そしてサークルオブライフを若干高めて単独2番手とした上位2頭判定で。(5/21 6:10追記)

 

 

 

オークス 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

ノーザン・社台系生産馬が強く、好走馬たちの繁殖馬としての活躍ぶりをみても、「牝系の優秀さ」が鍵となるレース(だった?)

該当馬➡➡➡エリカヴィータ、スタニングローズ、スターズオンアース、ナミュール、パーソナルハイ、プレサージュリフト、ベルクレスタ、ホウオウバニラ、ルージュエヴァイユ

 

毎年馬場差はあれど、1分33秒5前後マークの桜花賞上位組は、東京2400mに直結して不思議ない

該当馬➡➡➡今年は1分32秒9決着ではあるものの、当時の馬場をふまえるとどうか(スターズオンアース、ウォーターナビレラ、サークルオブライフ、……)

 

といった感じ。

 

 

 

オークス 2022 レース傾向分析&考察

 

 

 

昨年も低調水準のズブズブスタミナ戦決着で、ノーザン・社台系よろしくなゆったり走っての瞬発力勝負にはならず。

そのノーザン・社台系からは、2番人気2着アカイトリノムスメだけが好走した。

ここ3年くらいで、傾向的にはかなり変質しているオークス。

うち19年、21年はいずれもスタミナ展開だったとはいえ、そもそもノーザン・社台系が合わなくなってき始めたレース質とみて、オッズの間隙を突くべきレースなのかもしれない。

そして、そうして見ていくと、マイラー寄りタイプばかり層が厚くなってしまったここ数年の生産界の大帝国、という仮説を追及することこそが新・オークス攻略スタンスと言えるか。

桜花賞などで近年まだまだ追随を許さない状況なども合わせて考えるとよりそう思えてくる今日この頃。

そんなこんなで、以前は「2400mといっても、実質マイル対応でOK」とみて無視していた距離論をはじめ、そこに展開と馬場を加味し、場合によっては「桜花賞組全滅」「ノーザン・社台全滅」なども描いていきたい。

 

 

 

 

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オークス 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

どの馬が1番人気になったとしても、これだけ主流ローテ勢が混迷を極める状況ゆえ押し出された主役候補でいいだろうし、結果的に上位人気サイドの予想になっても絞ったもん勝ちにはなるか。

その意味で、上位人気も含めまずは本命最右翼候補の5頭+αを記しておきたい。

 

 

アートハウス / サークルオブライフ / ナミュール / パーソナルハイ / スタニングローズ 他

アートハウスの前走はクラシック戦線級V。

川田騎手がスターズオンアースでも、スタニングローズでもなく、こっちに乗ってくるというあたりからも、いろいろバレバレだろうが、全体時計を無視すれば前走の12.0 - 11.7 - 11.6 - 11.1楽々Vはそれも納得のハイパフォーマンス。

いろいろと条件が整うと、今年のオークス1番人気はこの馬かもしれないとも思っている。

ただ、この中間は休み明けを使われて少し難しさを出しているようで、(鞍上も気にしているようだが)場合によっては距離をもたせることにかなり手を焼く状態で当日出てくるかも。

 

 

サークルオブライフは、平坦戦のスピード勝負向き追い込み型なので、昨今ではハイラップの平坦戦になりやすいオークスはラップ的な観点からも桜よりも圧倒的に合うはず。

先週までの馬場を思うと必勝かどうかはいざ知らず、平坦戦なら馬券内は確保しないといけないところだと思うが。

ただ、そもそも今年は先行プレッシャーが薄く瞬発戦になりそうで、そっちのほうが課題に。自分自身よりも、他力本願なところが漂う。

 

 

ナミュールの前走は、時計勝負に疑問を残した内容。

それでもまあ、瞬発力勝負なら未だにこの馬がこの世代の牝馬で脚力トップであることには変わりないとは思うが。

そんなこんなで、この時期のいつもの高速馬場から遠ざかった状態での府中2400mならベストフィットに期待がかかる。

その他のポイントとしては、この中間陣営から、チューリップ賞で馬体減で出してしまい桜花賞まで馬体維持に苦労したとの明言があった中で、「今回の変化として、数字に現れる馬体重が最も分かりやすい点」と談話が出てきている点。

これには白状したかと思うと同時に、ちょっと変わってくるかもとの期待感をおぼえる。

 

 

パーソナルハイは、前走意欲のフローラS参戦で出走権獲得。距離はさらに伸びて良さそう。

そのフローラSの決着レベルは低いが、そこから少し間隔を空けられた今回、真価発揮となるようなら面白い複穴候補。

桜花賞組では、サークルオブライフと並んで樫の最右翼候補であり、自己ベストの状態で出てきてくれさえすれば。

その点、「(一般的な常識ではキツいローテーションだが、)うちの場合は使ってそこからもう一段上積みがあります。楽しみ」との世界の矢作師の自信に満ちたコメントは心強い。

前残りが許される馬場で本命視まで。

ただ、逃げることになってしまう可能性も高そうで、そうなるとさすがにこのレースで逃げ本命◎はちょっと無いか(内にラブパイローがいるので行ってもらえると良いのだが)。

今回はあくまで番手で期待したいと思っている。

 

 

スタニングローズは、前走のレースぶりから、府中2000m超に伸びてさらに良さそうなタイプ。

瞬発戦型で、マイルでのパフォーマンスレベルは距離不足だったことによるものとの可能性も高まってきた。

フラワーC勝利後、翌週半ばにはすでに「桜花賞パス」と報じられたあたりもその証左だろう。

実際、前走の鞍上も「(フラワーCよりも)オークスのほうが合う」と談話を残したとか。

その意味でも、桜花賞組以上にここ参戦に力が入り、かつ桜花賞の決着水準を受けてこの馬に白羽の矢(オマケにサンデーR×ノーザンFもD.レーン騎手を配して白羽の矢を立てた)というのも理屈としては筋が通っている印象で。

あとは、(木曜執筆時点では)枠がもう少し外だったらなぁ、というところがクリアになれば。

 

 

現時点では、枠(並び)とインメリットのない高速馬場想定のもと◎ナミュールを最上位視。

上記の通り、超高速決着だと2400mでも不安も出てくるが、「他、ずいぶんと内に入っちまったな~」というのも加味してこの馬で攻めたいと考えている。

逆転候補はフツーにサークルオブライフで、3番手グループとしてアートハウススタニングローズパーソナルハイ、そしてまだ隠し玉として詳細は割愛も瞬発戦の3~4分どころ差し狙いの一手であればというところのエリカヴィータが脅威に。

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

こっちもまさかの土曜雨。稍重の11RメイSをみても、内を避けるシーンも目立ち始めた前日の芝状況となった。

当日の最新状況は、思ったよりも日曜予報が好転していることから良回復から高速化の一途は濃厚も、前日から日曜スタート以降まで稍重だったことで超速仕様は回避されたか。

それでも、稍重時点で通年平均よりやや速い水準、レース時点では同-0.7秒/1000mくらいのこの時期としては中速仕様まではありそう。

極端な前崩れ以外で、このレースでのベストメソッドは、中団3列目からの4分どころ伸びか。

 

それらちょっと予定外(土曜雨など)部分の影響を鑑みて、「時計泣き(≒上りスピード)への警戒薄め」「より外枠(か、いっそ内の追い込み)にシフト」としたい。

 

◎ナミュールは変わらず。とにかく、今の当日レベルだと土曜から良施行が続いていたらどこまで速くなっていたか……、という情勢の中で少しでも高速化が抑えられているのはこの馬にとって幸い。個人的に、どうしようもなく漂う罠臭との戦いだけのような気がしている。

◯アートハウス☆スタニングローズ△パーソナルハイもこのオッズなら評価上位、▲サークルオブライフは極端な高速レーン回避で瞬発戦確率が高まっているところだけ。

あと、2~3着ラインでは、エリカヴィータルージュエヴァイユプレサージュリフト、そして大穴ニシノラブウインクを警戒。

エリカヴィータの前走はあまり派手な内容ではなかったことから、その適性に期待する手はあり。その前走は、良化途上、上昇余地を陣営手応えから感じさせるものだったと思っているし、その表れがこの騎手配備ともとれる。あとは、間隔が詰まり小柄な馬体が減ることを気にせずに調整ができているか、順調な攻め過程がひとつのポイントになるとみていたが、その点もクリアしてきた模様。ただ、「多分馬体は減るだろう」と明言のあった当日馬体重の面では課題を残す。

ルージュエヴァイユも忘れてはいけない好素材。重賞級は確実視しているし、前走も負けて強しの内容。運び次第では十分無敗の3勝馬としてここに出走していて不思議なかったと思うし、そうなれば混迷極める中で抜けた1番人気という可能性もあった馬が、そこそこ人気で買えそうなのだからまず間違いなくお買い得だろう。またそういう意味で、(デビュー3戦全てで手綱をとった)戸崎騎手は、仮にプレサージュリフトの存在がなくとも乗り替わっていたのではないか、そして混戦オークス断のトールポピーほか樫2勝実績の池添騎手への手替わりというのも魅力的。

そのプレサージュリフトも、スターズオンアースが桜花賞を制してしまう世代のクラシック戦線なら、いろいろとピースが揃えば戴冠もあり得るのがこの馬。嫌われている一つの要因であろう距離的にもたない可能性は大いにあるだろうが、それだけにじっくりと溜めて運んでくるだろうし、無欲の外差しは怖さあり(そういう意味で、前走ルージュエヴァイユで過信しすぎたこの鞍上が騎乗がに不気味)。

ニシノラブウインクはオマケ的狙い。力は足りないが、前走は折り合いに進境が見られ収穫を得た一戦。半姉もフローラS、オークスと下位人気を覆して連続掲示板を確保していて、この舞台替わりがプラスに出ればという感じ。タフ馬場に活路だったので、本来回復はもっと遅れて良かったが(でも、今日はこのあとニワカ雨とかもあるかも?)。あとは戦歴が示す通りに、0.4秒差とかで大崩れせずに入線して前に(勝ち馬以外)何頭いるかといった戦況になるか。

桜花賞馬スターズオンアースに関しては、他馬からすれば外に膨れるこの馬の影響を受けずに済みそうでホッとする一方で、自身にとっては外に矯正してくれる存在がなくなりそうなこの枠は……?(5/22 13:00追記)