競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【武蔵野ステークス 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / ちょっと誤算の初重賞

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――(仮にもここを勝たれるともう、その他場狙いの時自体来ないかと思うと、)ちょっと下唇をかむホネなのでした。

目次

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武蔵野S 2022 レース概要

 

 

武蔵野ステークス G3

2022年11月12日 5回東京3日目

発走時間:15:30

東京競馬場 ダ1600m

サラ系3歳以上 オープン

2021年優勝馬:ソリストサンダー 牡6 1:35.0 戸崎圭太

 

 

武蔵野S 2022 枠順

 

 

 

1 1 フルデプスリーダー 牡5 石川
1 2 セキフウ 牡3 デムーロ
2 3 アシャカトブ 牡6 レーン
2 4 アドマイヤルプス セ5 ルメール
3 5 サンライズノヴァ 牡8 松若
3 6 エアスピネル 牡9 マーカン
4 7 レモンポップ 牡4 戸崎圭
4 8 バスラットレオン 牡4 坂井
5 9 タガノビューティー 牡5 石橋脩
5 10 デュードヴァン 牡5 ムーア
6 11 ギルデッドミラー 牝5 三浦
6 12 スマッシングハーツ 牡6 鮫島駿
7 13 ブラッティーキッド 牡4 水口
7 14 ハヤブサナンデクン 牡6 福永
8 15 デュープロセス 牡6 菅原明
8 16 ケイデンスコール 牡6 ドイル

 

 

 

武蔵野S 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

 

平坦戦発生率が5割、残りの大半が瞬発戦という、ダートにしてはかなり瞬発戦傾倒したセッティング。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じないレース(例:12.2-11.8-11.6-12.2)が定義

タガノビューティーアドマイヤルプスアシャカトブデュードヴァンフルデプスリーダーサンライズノヴァがコース適性上位のタイプ。

 

追い切りからの最終評価は、バスラットレオンの単独指名に近い形で、あと挙げればギルデッドミラータガノビューティーの2頭というところ。(11/12 9:45追記)

 

 

 

武蔵野S 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

とにかく「ロベルト系内包」馬がよく走るレースで、レース質に合っている印象

該当馬➡➡➡サンライズノヴァ、レモンポップ

 

対して、「父SS系」の不振は顕著で、17年1番人気12着大敗のサンライズノヴァなど上位人気で飛んだ例にもこの父SS系が多く含まれる

該当馬➡➡➡ギルデッドミラー、サンライズノヴァ、デュープロセス、ハヤブサナンデクン、バスラットレオン

 

「ダ重賞連対またはOP勝ち実績」が過去にあって、「前走4番人気以内」を満たす馬は人気薄でも、展開さえ向けば馬券内可能なレース(17年15番人気3着アキトクレッセント、19年9番人気Vワンダーリーデルなどの例も該当)

該当馬➡➡➡アドマイヤルプス、スマッシングハーツ、セキフウ、タガノビューティー、デュードヴァン、ハヤブサナンデクン、レモンポップ

 

といった感じ。

 

 

 

武蔵野S 2022 レース傾向分析&考察

 

 

チャンピオンズCに向けてのステップレースとして、ここに参戦してくるパターンも当然多いこのG3武蔵野Sは、血統的な好不調がはっきりとしている印象の一戦。

まず、なんといっても毎年そんなに該当馬が多いわけではないのに、ほぼ途切れることなく好走馬を、しかも人気薄好走も多く輩出している5代内ロベルト持ちの馬が好相性。

該当馬が不在だった15年を覗くと、近18回中16回で馬券に絡んでいて、13年7番人気3着ベストウォーリア、15番人気5着ナイトフッド、14年12番人気4着ダノンカモン、17年8番人気2着サンライズソア、19年9番人気1着ワンダーリーデルなど、馬券内外問わず人気以上に走ってきているイメージがある。 

その一方で、父SS系が不振なのも特徴的。手元の近14年集計では(2-2-1-49)となっていて、近年で父SS系が好走を果たした16年、18年は渋って1分34秒台未満決着となった年で、良で通常の時計の掛かり方(1分35秒0を切らない)なら、父SS系は相当厳しいと見るべきだろう。

一昨年は、サンライズノヴァがこれを覆して勝利したが、1番人気タイムフライヤーが飛んでいることや、“ファーストKEY”でもある「ロベルト系内包」にも該当していた同馬だったからこそとみることもできる部分。

あとは、3つ目に上げた「ダ重賞連対またはOP勝ち実績」「前走4番人気以内」はそれぞれ、近20年の好走馬60頭中の8割を輩出(前者は49頭。後者は48頭)している傾向で、狙い馬が当てはまっていない(つまり、OP未満実績しかない通用下地なしの馬、または前走時点で能力を評価されていない馬である)場合には要注意。

 

 

 

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1着:6‚14
2着:6‚8‚12‚14
3着:3‚6‚8‚9‚12‚14
─────────────
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推奨馬券代:400円
計9600円→1070240円

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武蔵野S 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

レモンポップ / エアスピネル / スマッシングハーツ / フルデプスリーダー 他

さすがに、前走の強烈なパフォーマンスを見せられてしまうと逆らいづらいレモンポップ

能力の抜け方だけなら、先週のオメガパフュームと同等くらいのところまであると思っている最新のこの馬と他馬との横比較(負けたけど。。知らんけど。)。

ちなみに、距離は全く問題ないか、むしろ「1400mの馬じゃなくね?」とすら思っているくらいでマイナスにはならないとみている。

コースも、このレベルなら問わない馬なのだが、問題はこの戦績だと最早G1ですら府中では単で買えないレベルになってしまっているのでは? という情勢の中で今回が武蔵野Sである点。

いつぞや触れたが、2敗も明確にコース適性以外の要因で負けた2戦で、であるからして府中以外でいつか◎狙いしたいと考えてここまできた馬。

そんな「府中専用機説」の裏をかくつもり満々だったこの馬を、やっすいオッズでここで買うのもどうかと思うので本命は打たないと決めている。

あとは、初の中1週裏目説なんかをちょっと小脇に携えて、淡い期待を持ちつつ大方この馬が勝ち切ってくるシーンを半分呆れ顔で見る土曜午後になるかというところ。

それでも、3単アタマくらいは買っても良いかなぁとは思っているが。

 

 

ここに続くは、まずエアスピネル

少し2番手グループからは抜け出している印象で、あとは状態面だろう。

もともと、交流G1でどうこうというタイプでもなく、ここ府中が自身にとっての毎回勝負鞍。その意味では、仕上げに抜かりはないか。

昨年は、かなり低レベルな部類の武蔵野Sのなかでの2着だったが、直線インの各馬が渋滞するシーンで囲まれてしまってのもの。

弱い馬の後ろで付き合わされてパフォーマンスを下げて負けた色合いが濃い絶好の“隠れ蓑”敗戦だけに、パフォーマンス曲線についてはあまり気にする必要はないと思っている。

ただ、実は想定(単15倍程度?)よりもだいぶ売れてしまうのではというのを懸念していて、諸々噛み合っているかどうか確認してからの狙いになりそう。

 

 

府中マイルに距離不足感がつきまとうイメージのハヤブサナンデクンは、だからこそ今回気にかけておきたいシーン。

前走は当日が少しこの馬には暑すぎた印象だったし、終始囲まれる形が仇になっての次戦挽回十分敗戦。

そして、レース相性のことはあれどこの舞台でのこの産駒とくれば、ケアしないわけにはいかないだろう。

 

 

脚質的な観点から複穴候補にしかならないと思うがスマッシングハーツ、末脚に徹するタイプも多くいつもより高い位置から進められればのフルデプスリーダーも、ノーチャンスではない。

 

想定人気どころ(それとも、TB以外は本当にあんまり人気しないのか?)の中からは、アドマイヤルプスタガノビューティーデュードヴァンといったところを警戒。

 

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

馬場は、少し内に優位性がありそうだが、時計的には至って普通の状態。

◎エアスピネルでいく。◯レモンポップはともかく、今日の陽気で▲ハヤブサナンデクンにちょっと思うところありというところで、狙いに行きたいが行けない▲より人気に単は打てない、かつ溜めての上りスピード勝負向きのところを、というところで。その線で、☆アドマイヤルプスも上位に。

逆転候補筆頭の位置づけになっているギルデッドミラーは、強いのは認めるが馬場替わりでこの人気なら一戦嫌っておく。(11/12 14:45追記)

 

 

 

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