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――上り35.9秒~36.3秒に11頭がひしめいていたあたりにも、それは表れていた印象で。
東海S 2024 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 東海S 2024
レース全体のふり返り
東海ステークス 2024 各馬ふり返り 予想と結果
ミッキーヌチバナ
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡7着
非常にもったいなかった1角手前での位置取り。
もう少し押して出していくとみていたが、残念ながら「そこまで無理はしないよ」といった感じで、結果ヴィクティファルス(3着)、ペプチドナイル(6着)と1列前を取られてしまった。
ラストで、それらを前に追い出しを待たされ、外に切り替えざるをえなくなりながらも上回る伸びを見せて、0.1秒差内にひしめく3~7着争いに加わってきていただけに悔やまれる序盤のそのシーンで、タラレバを言うなら「あそこだけ」というところ。
△ウィリアムバローズ / オメガギネス 他
勝った△ウィリアムバローズは、ずっと少しタフ馬場以外でのパフォーマンスに疑問を感じていた一頭だったため人気以上の評価はせず。
この日の馬場的には、さすがにイン前優勢であり、そこに輪をかけてスローの展開利とあった中での勝利だけにここも疑問は残した形で、この馬のキャリアハイは更新されなかった様子。
引き続き、もう一度タフ馬場での水準を見ないと、ここはただ相手の走破レベルが上がり切らなかったとしか言えないところ。
2着オメガギネスは、序盤に鞍上がかなり持っていかれていた(頭を上げるシーンも)部分が終いのもうひと伸びを欠いた原因になっていたか。
もっとも、古馬重賞初で初西下。負けてもなんら箔は落ちない一戦、ゆえに期待感は大きくとも「一走静観」とした中で、最低限の連対という仕事をしたのだからまたも「前途洋々」判定でいいだろう。
デビュー以来ずっと、(馬場換算後で)比較的前半から流れた戦いしかしてきていなかったので、ここで初めてまともにスローからの上り勝負を苦にしたという点でも言い訳が可能。
本来の力を出し切っていたら、もう少しちゃんと流れていたら、勝ち切っていたであろう一戦。
他では、不甲斐なかったのがこの流れでパフォーマンスを上げてこれず6着に終わったペプチドナイル、さすがに強かったのが5着オーロイプラータの競馬といったところ。
オーロイプラータに関しては、まずついには単勝26倍台にまで妙味を増していた(ちょっと、馬場無視本命まで考えたくらい)という点。
そして、この低調戦でも「一番期待を裏切らなかったのはこの馬」と言えるくらい、馬場もイン前なら展開も前残り、阪神でもなけりゃ、距離も足りていないといった具合に何一つ向いていない中であれだけ伸びていれば十分。
シリウスSが中京ダ1900mで組まれるなど、何かとJRA重賞タイトルには縁がなさそうではあるが、これだけハッキリしたところのある馬だけに人気して重視になっていくのだろう(単勝は、よほど差し馬場急出現でオッズ追い付かず、などがないと脚質的に見合わないケースがほとんどか)。