競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【アメリカジョッキークラブカップ 2024 レース回顧・結果】見つけた者と、見つけられなかった者と

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――「いいクスリ」一番必要なのは、ホネの重症、否、重賞予想であることには違いねぇ(ボッケリーニ様、スイヤセンε=ε=┌( ̄◇ ̄;)┘)

AJCC 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 チャックネイト 2:16.6 37.6
2 ボッケリーニ 2:16.6 37.3
3 クロミナンス 2:16.8 37.5
4 モリアーナ 2:16.8 36.9
5 マイネルウィルトス 2:16.9 38.1

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 AJCC 2024

 

1/21 アメリカジョッキークラブカップ ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

不良馬場で行われ、時計レベルは通年平均比+1.5秒/1000mゾーンで、内が荒れてかなり外伸び傾倒した状態(ただし、前日までかなり好状態だったことも手伝って極タフまではいかず)

 

前半1000m通過1分02秒2で入り、12.1 - 12.2 - 12.5 - 13.1(上り37.8秒)の消耗戦ラップを刻んでの2分16秒6決着

 

レースラップ配分的にも、やや前が飛ばし過ぎて決壊した結果G3に届くかどうかの凡戦決着にまで落ち込んだ

 

 

 

AJCC 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

マイネルウィルトス

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

結果的にお釣りがなくなって沈んだというところ。

その前半のペースも楽ではなかったが、さらに兄貴(ショウナンバシット×横山和J)が3コーナー過ぎからプレッシャーを掛け続けてきたため、より苦しくさせられてしまった格好。

ああいう後半展開なら前半でもう少し温存しておきたかったし、後続か来なければまあ保たせられただろうし……(グチグチグチグチ)。

とはいえ、1,2番人気に白旗をあげた戦いの中での1人気◎だけにどう転ぼうと受け止めますよ、が当初からのお約束だったわけだが。

 

 

◯ボッケリーニ / カラテ / チャックネイト 他

◯ボッケリーニ(2着)は、もう少し言い訳厳しく……という敗戦。

スムーズに外を回して、何ひとつ不自由なく先頭に立ち、そこからこの馬のもう“真骨頂”としか言いようのないアレを見せつけてきた。

全競馬ファンが織り込み済み(?)の事象とはいえ、完全に抜け出したところから勝ち馬チャックネイトに内から差し返されたその悪癖(ソラ)は、本当にことアタマで買うにはどもならん、といった感じ。

そして、今回先着されたものの、この負け方を見せられると間違っても悩んだ結果の◎ボッケリーニではなく、◎マイネルウィルトスにしておいて良かったと思っている。

これで、強いところと当たって(G1)もパフォーマンスを上昇させて僅差まで持ち込んで負ける馬ならまだしも、そうはならずパフォーマンス停滞、結果G1だと着差がついて負けてしまうのでこれまたどもならずで。

 

この人気でも最後まで本命に据えなかったカラテ(10着)は、上りすら使えず敗れ、悪い予感が当たったほうとみている。

現役屈指の道悪の鬼だと思っているので、おそらく今日は7ヶ月ぶりで態勢が整っていなかったことによる敗戦だろう。

道中中団ではあったが、スロー見通しでこその部分もあったこの馬にとっての2200mだったわけで、もちろんそのあたりもあったとは思うが。

 

勝ったチャックネイトは、普通なら2着の内容とはいえ、前2頭と比べ若干キープペース競馬ながら3番手からこのレベルで上がってきたことは立派。

前走でOP~G3水準だったとみていた人気先行タイプのため、重馬場適性による上昇分だけであとは現状のこの馬そのものといった感じではあるが。

一つ間違いないのは、これで特に軸売れは加速していく一方という部分で、この馬を3着内から切れるG3以下戦を見つける、というのが馬券的テーマになっていく存在といったところか。硬い馬場での上り勝負がそのシーンに。

 

他では、各馬あれだけ内を避けているので(内の明らかに悪いところを通した判定などは)微妙なところもあるが、一応シルブロンは評価対象としておきたい。

絶対的に伸びて候なうえ、タフな展開も相まって差を詰められて当たり前だった外差し勢(4,8着馬などが代表例)と比べると、見どころ十分だったし、この馬は何よりヨーイドンの高速上り戦でこそのタイプ。

ここへの参戦も、陣営が「ちょっとテコ入れを」ということでのものだったようだし、これがいいクスリになれば、少なくともいいクスリが一考に見つからない2着馬あたりよりは、閉塞感はないように思われる。