競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【函館記念 2022 レース回顧・結果】この馬場で瞬発戦になっているのが全て

■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)

函館記念 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ハヤヤッコ 2:03.6 37.8
 2 マイネルウィルトス 2:03.8 37.3
 3 スカーフェイス 2:04.3 37.7
 4 ウインイクシード 2:04.4 37.9
 5 サンレイポケット 2:04.6 38.4

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 函館記念 2022

 
7/17 函館記念 ▲不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
当日に雨が降り続き重馬場に1ランク悪化、時計的には通年平均比+2.5秒/1000m~というかなりのタフ状況で行われた
 
前後半3F35.3秒-38.3秒、同5F1分0秒1-1分3秒5という前傾度が示す通り、明らかにオーバーペース戦

そのオーバーペースのツケで早めに前が決壊しすぎたため、代わって実質的なラップを支配したタイセイモンストル、ハヤヤッコらが一旦緩めて12.9 - 13.2 - 12.5 - 12.6の瞬発戦決着

この日の馬場では決着タイム2分3秒6というのは上々なのだが、「変なレース」になってしまっていて、各馬のタフ馬場耐性評価くらいしか行えない一戦

 

 

 

函館記念 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

サンレイポケット

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

3コーナー過ぎでの手応えで終了した今回。馬場的にかなり期待できるシーンと見たが、この馬場なのに12.9 - 13.2 - 12.5 - 12.6と4コーナーにかけて-0.7秒の急加速を刻まれたあたりに苦労があったか。

トップハンデ57.5キロ、しかも舌を越しながらでも、そこから大きく沈まずに掲示板は死守したが。

洋芝の重馬場とは程度が違うのはもちろんだが、この馬に関しては不良の府中(自身上り37.2秒)で勝ち切ったり渋った馬場での安定感もあるので、馬場は敗因ではないはず。

逆に言うと、これでタフ馬場NG判定は出来ない一戦。

ブリンカーまでつけて勝ちに行った中で、この変なラップに巻き込まれたということでみておきたい。

それは、鞍上の言う「ここ数戦は出し切っていない感じだったが、今日はレース後に息が上がるくらい出し切った結果」との談話=タフな馬場と諸々で大変だった状況が物語っていると思うし、横山武史騎手(アラタ)の「馬場がイレギュラー過ぎた」というコメントからも読み取れる部分で。

 

 

他も、結構この日の馬場に削がれた組は多く、◯アラタ(6着)、▲スマイル(8着)、△アイスバブル(10着)といったあたりは、レース映像からもその典型例という負け方だろう。

特に、◯アラタ、▲スマイルは過去の重実績からもこなせると思って見てしまったクチだったが、今日に関してはお世辞にもこなしていたとはいえない走りっぷりだった。

対照的に、不良馬場の福島民報杯(不良)こそ特殊(で、重馬場以下のパフォーマンスは大したことが無い)と1人気に疑問を持った×マイネルウィルトス(2着)は、難なくこの馬場をクリア。

この馬の結果だけを見ると、この日の洋芝×開催最終日×雨中×重馬場の状況が、“伝説の”福島民報杯当時の不良馬場にほど近いものだったのではとすら思えてくるが。

そういった側面から、敗れた◎◯▲らも、上位勢も、ちょっと「タフ馬場」以外のことを語るのは難しい、判断保留戦だったとみている。

さすがに、3コーナーあの位置から入った☆スカーフェイス(3着)は、少し立派な競馬だったとは思うが。