競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【天皇賞(春) 2020 レース回顧・結果】レースのポイントは連覇達成フィエールマンのアレ

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――『4ヶ月半』さすがにこのクラスの馬でもキツかったんだなと、直線は苦笑して眺めていましたよ(⌒-⌒; )

目次

 

天皇賞(春)2020 予想 追い切り・ラップ適性考察

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5/3(日) 東京競馬の追い切り注目馬はこちら

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天皇賞 春 2020 レース結果

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 フィエールマン 3:16.5 34.6
 2 スティッフェリオ 3:16.5 35.1
 3 ミッキースワロー 3:16.9 35.3
 4 ユーキャンスマイル 3:16.9 35.1
 5 トーセンカンビーナ 3:17.2 35.3

 

 

ホネ的! レース回顧/レース分析 天皇賞(春) 2020

 
5/3 天皇賞 春 ×不的中
 
 
レース全体のふり返り
  
 
時計は出て、そう易々と前は止まらない馬場だが、内ラチではなく3~4頭分外が伸びる馬場
 
 
前半1000mを1分3秒台で通過し、2000m通過も2分3秒台のペースで、上り4F47.9秒はこの日の馬場では遅いと言わざるを得ない
 
 
その代わりに、このレースでは珍しい11.9 - 11.9 - 11.9 - 12.2というラップを刻み、8年ぶりの消耗戦決着に
 
 
ハードな後半になって消耗戦ラップに収束したというよりは、この馬場、ペースでもラスト3F目、2F目に加速が入らなかったことが、低レベル戦を物語っているとみるべきか
 
 

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天皇賞(春) 2020  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

エタリオウ

予想➡➡➡

結果➡➡➡10着

「馬と喧嘩してでも寛大にいるよ」と腹を括ったホネの気合いを、少しでも川田騎手に届けてあげればよかった......。

今のこの馬で、3コーナーから押し上げようったって、それは土台無理な話。

ましてや、この日の馬場。世間的には、「キセキに残念」という天皇賞(春)なのだろうが、個人的にはよっぽど「川田に残念」な天皇賞(春)だった(キセキは、もうMAX値では走れないとみているので)。

 

 

フィエールマン

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

◯フィエールマンは、さすがに苦戦したなというのがまず第一印象。

決して、前年ほどのパフォーマンスは見せられていないと思うし、それこそが4ヶ月半ぶりぶっつけの部分だろう。

負けていて不思議ないレベルだったのに、ユーキャンスマイルをはじめ人気馬ほぼ全馬が自滅していってくれて大助かりという1勝。

それでも、勝ち切ったことは十分立派だが。 

 

 

ミッキースワロー

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

健闘したものの残念だったのが3着☆ミッキースワロー。

1週目の下りで大きく頭を上げて口を割るシーン。

あれが無ければラストの伸びはもう一つ違っていただろう。

ただ、もともと指摘していたように、案外直線が長いとジリジリになる弱点を露呈していて、(その1周目のロスがなくても)結局のところスティッフェリオとの差をどれだけ詰められるか止まりだったか。

序盤の消耗を情状酌量して考えても、馬の実力的に、このラスト1Fはいただけない。

あの手応えで直線を向いて、スティッフェリオを交わせないどころか、上り3Fでも上回ることすらできなかった。

これでハイレベルの消耗ラップ戦のラスト1Fで起こった出来事なら、まだ良いのだが。

 

 

スティッフェリオ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

個人的には、完全に音無調教師の「前回は違う形の競馬。今回はさらに脚を溜めて」の談話にやられた。

このペースをあの位置で運んで、直線では周りが垂れるだけ垂れてくれて、後ろから来たのも“小型”フィエールマン(今回の同馬のパフォーマンスを総称して)くらいと、相当恵まれている。

正直あれで負けてはいけないところだったくらい。

これで、長距離路線を狙って使ってくるようになるのかもしれないが、これだけ前半2000mが緩い天皇賞(春)での一発。

スタミナ戦になるなら、相手が弱いステイヤー戦G3あたりですらあっさり大敗まで覚悟しておいたほうが良いだろう。 

 

 

△モズベッロ / △ユーキャンスマイル / ▲トーセンカンビーナ / ×メイショウテンゲン

他、△モズベッロにしても△ユーキャンスマイルにしても(肝心なところで内へ内へと行ってしまう)、▲トーセンカンビーナにしても×メイショウテンゲンにしても(前のペース次第で追走苦)、あからさまに弱点露呈で低パフォーマンスに終わってしまった印象。

ただ、△ユーキャンスマイルに関しては、直線で終始内ラチを通らされることになった点で、やや仕方ない面も(頼ろうとして意図的に“寄せた”のか、追ったら結果的にどんどん寄っていってしまったのかは不明だが、明確なのは4コーナーから左ムチを連発していること)。

今の馬場はあそこは伸びないし、3〜4分どころがベストの状態だった。

 

 

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