競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【天皇賞(春) 2021 レース回顧・結果】良でディープボンドが勝ち負けを演じるレース

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天皇賞(春) 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ワールドプレミア 3:14.7 36.7
 2 ディープボンド 3:14.8 37.1
 3 カレンブーケドール 3:15.2 37.7
 4 アリストテレス 3:15.2 37.3
 5 ウインマリリン 3:15.6 37.4

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 天皇賞(春) 2021

 
5/2 天皇賞(春) △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
当日午後は荒天予報だったが、軽いお湿り程度にとどまり良馬場で行われる
 
最終週でも、もともとが超速仕様のこの開催とあって、この日でも通年平均からは1000mあたり0.5秒程度速い馬場だったとみられる
 
前半1000m59.8秒、2000m2分1秒3、3000m3分1秒7と、どの地点でも速い通過タイム(阪神大賞典レコードが3分2秒5)を計時し、3分14秒7で決着
 
先行勢の中では、最も後方の5番手から外を回して上り最速で伸びたワールドプレミアが差し切って勝利
 
 
 
 

天皇賞(春) 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

まず、大前提として「ユーキャンスマイル天気」と謳い、軸としてかなりその◯に入れ込んでいた時点で万事休すだった今年の春盾。

さらに、◎はアクシデントによる乗り替わり(まあ、2Rが終了した時点で、このレースの不的中、呪われ......etcについてはなんとなく察知)と、少々流れの悪さが前面に出過ぎたというのが雑感としてあり。

 

 

ディアスティマ

予想➡➡➡

結果➡➡➡6

まさか、この癖のある舞台でG1テン乗りで、我が◎が発走を迎えようとは。

その点だけにおいても、この3分15秒6駆けでの6着は、非常によく頑張っていると思う。

加えて、不運だったのが中間1000m(1000m~2000m)区間で、ほぼ1~2コーナー部分を除いてペースを落とせなかった点。

前半、後半各5Fの時計は、今の馬場では速いというほどではないが、この間の5Fを挟んで逃げて、というのは相当きつかったハズ。

と、同時にハイレベル、そして持ち前のスタミナ証明の強い内容だったとみている。

3コーナーから4コーナーにかけて、この通過タイムでのあの手応えには、一瞬「瑠星、やったか!?」と思わせてもらったが。

 

 

ユーキャンスマイル

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

◎からこの7着までは3馬身半差がついた。

この良馬場、スピード馬場で、このコースではこれが限界です、という負け方。

「モズベッロ的差し込み」が到底叶わない馬場でレースを迎えているのだから、これは仕方がない。

 

 

☆ディープボンド / ▲アリストテレス / ◆ワールドプレミア / カレンブーケドール

☆ディープボンドは、最後まで押せ押せ(この消耗度の高い流れでも、追走一杯一杯で後半が速すぎた)でも、懸命に脚を伸ばして2着。

ようやくエンジンがかかったところで、ゴールといった感じもあったが、それにしては勝ち馬に後ろから差されていて不満。

もっとも、今回は最後まで1番人気を譲らず、(本当は違うのに)受けて立つ立場で戦わなければならなかった時点で、前を掃除して後ろからやられるというのはある意味仕方のないところ。

常に、ステイヤーとして上位を賑わしていってくれる存在には違いないだろう。

 

▲アリストテレスは、勝ち馬の前で終始枠なりに内々でスムーズに運んで、やけにアッサリと直線で交わされてしまっての4着。

むしろ、ゴール板にかけてはこのラップの中をまだまだ脚を余しているぞ、と言わんばかりの伸びで詰め寄ったが、その4コーナーから直線入口にかけての“鈍さ”が響いた。

これでハッキリした、下り坂利用の恩恵が大きく結果を左右、それ以外なら府中など直線の長さが欲しいこの馬の特性部分、といったところだろう。

 

そして勝利した◆ワールドプレミア

前走で、(この馬にしては)妙に前向きさを感じさせる運びで3着していたように、この勝利は前走騎乗した石橋脩騎手による“効能”が働いた勝利だったように思う。

もちろん、福永騎手は上手く乗り、仕上げも見事だったとは思うが、前走中山二五~ここへの一連の競馬ぶりがもたらせたG1・2勝目の印象も強い。

さすがに「好位で」とまではいかないが、「前を射程圏に入れつつ」直線を迎えられるようになったのは大きい。

 

軽視したカレンブーケドールは、一瞬やられたかとも思ったが、まあ許せる範囲の3着。

牝馬でよく頑張ってはいるものの、逃げたわけではない中で、この前圧倒的有利馬場でこのコースで、かなり脚が上がって連を外した。