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――G1は全戦2番人気以下V、チャレンジャー気質のドウデュースが刻んだV4。
天皇賞(秋) 2024 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 天皇賞(秋) 2024
レース全体のふり返り
天皇賞(秋) 2024 各馬ふり返り 予想と結果
ダノンベルーガ
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡14着
昨年までと違い、スローの流れの中の絶好位で運ぶことができたが……。
馬体に異常など発生していなければ、初ブリンカーの逆効果だろう。
ドウデュース
予想➡➡➡☆
結果➡➡➡1着
脚力的には、この馬と▲リバティアイランドとジャスティンパレスが少し抜けていた中で、ライバルが出し切れずだったので“トップ当選”には納得。
正直、この形でくると思っていたし、折り合いはついたとしても、最後まで脚が続くか半信半疑の部分もあって、最上位評価は与えられなかったが……。
2~3着が若干物足りない水準に映ったため1馬身1/4差の完勝はおまけ程度だが、自身の刻んだ水準としてまったく問題のない好レベル天皇賞Vだったことからラストランまで目が離せない。
府中のワンターンよりも、中山などコーナーでまくっていく競馬のほうがさらに威力を増すはずで、水分を含んだ馬場さえ回避できれば少なくともあと1つはタイトルを積み増しできていい(正直、JCは無理せず自重して有馬で圧巻ラストランが見てみたいが)。
△レーベンスティール / ▲リバティアイランド / ジャスティンパレス / ステラヴェローチェ / ◯ベラジオオペラ 他
レースの全体的なポイントとしては、スローな流れと、△レーベンスティールがアクシデントもあって思いのほか下げて運ばざるを得なくなったことにある。
△レーベンスティール(8着)については、やはり2コーナーで内からこすられ折り合いを欠いたことで、外々をあのまま押し上げていくということが出来なくなってしまったことが痛かった。
そして、それがレースの持久質戦への“転調”を完全に消滅させたとみている。
▲リバティアイランド(13着)に関しては、原因不明の不発としか現時点は言い表しようがない。
故障やこれからの競走能力減退にかかわる何かが起こっていなければいいが。
先述の△レーベンスティールに関しては、そういうレース中のアクシデントを経てなお、上り3位、0.5秒差圏内にまとめているのだから自身として十分という印象。
何もG1をねじ伏せにいくことが出来るような立ち位置にいる馬ではないし、(向いて)G1掲示板前後くらいの現在位置にいながら、不利をこうむってこれだけやれたことはむしろ好評価を与えられる。
ジャスティンパレス(4着)も、(予想として、この人気で脚力上位のこの馬でも印が回らなかったが)まったく過不足のないこの馬のパフォーマンスだった印象。
ちょうど、脚質的に(昨年とは違い)3着ラインに届くか届かないかといった情勢だった中で、このスローに苦しみ、(おそらく)そのスローを見越して大外ブン回しを避けたことで、馬郡を縫うようにしか伸びてこられなかったという内容は、決して悲観する必要のないものだった。
距離不足を解消し、もう少し持久力勝負に傾けばG1・2勝目は基本的には十分ありうるだろう。
ほか、注目敗戦としては△マテンロウスカイを挙げておきたい。
たしかに、瞬発戦の流れは向いたと思うこの馬だが、その水準、そしてゴール板にかけての勢い(実際、入線後にはかなり前に出ることができている)などがその理由。
前走で感じた手ごたえはやはり間違いなかったとの感触を強めたし、「それ以上」を見込まなければいけないかもとさえ感じた。
また、こちらは流れが向いておらず、実際瞬発力を求められた直線で一旦離され、さらに直線後半は不利のオンパレードだったステラヴェローチェ(9着)も不気味な伸びを示していた。
不利なく、想定の持久戦だったら、ここでも掲示板はあった(≒G2勝ち近辺)ものとみておきたい。
そして、この状態で(なければ、当初予定通り本命だった)よく頑張った6着◯ベラジオオペラも、手ごたえじゅうぶんな敗戦。
夏負けが尾を引くなど、おそらく仕上がり8分もあったかどうかという中でよくやっている。