競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【七夕賞 2025 レース回顧・結果】久々の良での2分台決着

七夕賞 2025 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 コスモフリーゲン 2:00.5 36.0
2 ドゥラドーレス 2:00.5 35.4
3 オニャンコポン 2:01.1 35.7
4 シルトホルン 2:01.3 36.3
5 ドラゴンヘッド 2:01.6 35.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 七夕賞 2025

 

7/13 七夕賞 2025 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は水準より掛かりだし+0.5秒/1000m のゾーンで、若干内が有利な状態(当日朝クッション値9.0/含水率G前10.2%4角11.1%)

 

前半59.4秒はこの日の馬場なら平均的なペースでも、道中に12秒台後半が2F刻まれるなどひと呼吸が入ったため前有利な展開に

 

後半は12.8 - 12.3 - 12.0 - 11.9 - 12.1の平坦戦(上り3F36.0秒)となって、2分00秒5の低速決着

 

特筆するようなところはなく、やや低調なG3水準で決まったとみられる

 

 

 

七夕賞 2025  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ギャラクシーナイト

予想➡➡➡

結果➡➡➡13着

平均的なペースで流れ、中盤に緩み、この日の馬場換算後では比較的上りが速くなった中で、終始最後方のインから伸びずに13着大敗。

もともと成績にムラが出るのは仕方がないというタイプだが、ここのところは走るほうに気が向いていないレベル。

中間の障害練習効果にも期待した場面だったが……。

 

 

△コスモフリーゲン / △ドゥラドーレス / オニャンコポン 他

柴田大Jで重賞を勝った△コスモフリーゲンは、間違いなく中盤の12秒台後半2つが勝因。

2番手▲ショウナンマグマ(10着)はともかく、シリウスコルト(8着)、☆シルトホルン(4着)以下後続の消極姿勢が、それを実現させた印象で、前傾戦で楽はしていないながらかなり効率のいい逃げにはなっていた。

3着以下を離した上位2頭は平均的なG3水準を刻めていたと思うが、なかなか強調もしづらいといったところ。

ただし、多少評価を上げられるのは、レースの時点で向こう正面向かい風が確実に吹いていたこと。差し助長状況の中で逃げ切ったことは事実だろう。

 

それに対し、大外枠から早めに噴かしていきながら、外を押し上げ直線立ち上げ3,4番手からアタマ差まで追い詰めた△ドゥラドーレス(2着)は、シンプルに走破距離の面で一歩上を行く内容。

また、どうも府中以外(左回り以外?)では位置を取って回ってこれる点は、今回も健在だった。

想定よりも高い位置で回ってこれたことが勝ち負けまで持ち込めた要因で、それだけに凄みまで感じるような走りには映らなかったところだが。

 

直線立ち上げのインサイドアウトを決めた地点での伸び脚に見どころがあったオニャンコポン(3着)は、扱いが難しいところ。

4着シルトホルン(57キロ)の2分01秒3は、この前半のペースで計時したことを思うとさすがにレベルが下がり過ぎ、オープンクラス(の4着ライン)といった水準とみられる。

それを考えると、やはりインで効率的に回ってきて、3着水準が思いのほか下がってきたものによる好走だったのではないか。あまり真に受けないでおきたい。

 

ほかでは、残念ながら今週も重賞で今後どうこう言える馬は見当たらないが、オープン目線ではセブンマジシャンは条件ひとつで狙う場面が訪れそう。

この日はロスも大きかったし、勝負所で内から寄られてひるんだところもあった印象。

コーナーでの手応えやらからは、まだ成長している感触が得られたし、1800m以下でもうひと上昇を見込んでおきたい。