競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【宝塚記念 2023 レース回顧・結果】1強+1驚で決まる

■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)

宝塚記念 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 イクイノックス 2:11.2 34.8
2 スルーセブンシーズ 2:11.2 34.6
3 ジャスティンパレス 2:11.4 35.1
4 ジェラルディーナ 2:11.4 35.5
5 ディープボンド 2:11.6 35.5

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 宝塚記念 2023

 

6/25 宝塚記念 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は通年平均比-0.3秒/1000m程度の「ちょい上」くらいの水準で、内有利

 

前半5F58秒台と大方の見立て通りにハイペースの入りから、11.9 - 11.7 - 12.0 - 11.8の好ラップにまとめての2分11秒2決着

 

今年の馬場なら3着ラインも含め、十分スーパーG1水準の範疇でとくに1~2着馬はハイパフォーマンス

 

 

 

宝塚記念 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

アスクビクターモア

予想➡➡➡

結果➡➡➡11着

前々決着に▲イクイノックスが届かない決着を想定しての、▲の突き抜け含む差し決着になっているのだから大敗は必然。

4コーナー2列目以内勢が、15着、10着、12着、4着......といった結果にもハッキリ表れている部分。

結果的に、後続プレッシャーがきつく早仕掛けとなってしまったことによる敗戦は事実で、あとはこの状況と言えど△ジェラルディーナ(4着)との着差が0.9秒にまで開いたことや、◯ユニコーンライオンと0.3秒差しかなかったあたりをどう見るかといったところ。

見た目に好状態に見せていても、まだ本調子には戻り切っていないか。

 

 

イクイノックス

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

まあ、どスローとかではなく幸いだったとはいえ、ラストのラップにもそして大外ぶん回しの差し切りにも表れての通り余裕しゃくしゃくだったという感じ。

むしろ、2着スルーセブンシーズが離れた内からラストきて、「ん? なんか来た?」という感じ(鞍上的に)のクビ差ではなかっただろうか。終わってみれば「クビ差」、ただ外の3着ジャスティンパレスとの1馬身半差というのが実質的な勝ちっぷり、そんな印象の残る好内容だった。

そして、スルーセブンシーズがすごかったという......。

 

 

スルーセブンシーズ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

こちらも、決まり手的にズブズブは当然プラスだったが、とりわけクビ差まで持ち込んだラスト100mが素晴らしかった。

普通に、「イクイノックス圧勝」と本来なるべくレースを、「イクイノックスがクビ差捻じ伏せた」レースにしたのは見事。

しかも、行き場を失い、上位3頭の中で最も(というか唯一)直線でスムーズではなかったわけで。

さすがに、ここは通用ラインに乗ってくるには時期尚早とみていたが、とんでもない。

通用ラインどころか、右回り×急坂コースでは普通に混合G1級にまで到達していた様子。

中山職人すぎるきらいもあったがそれを払拭、また抜群の調教内容だったようにさらにひと皮むけたことも間違いないだろう。

もっと極タフ馬場での適性を示しておいてもらわないと(この日の馬場なら届かず終わるくらい)、凱旋門賞通用はかえって難しい印象だが、それでもこの血筋でもあり本当にひょっとするとひょっとするかもしれない。

 

 

ジャスティンパレス

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

上位2頭との差は小さくない3着内容だが、それでも宝塚記念表彰台としての水準はきっちり刻んできた。

もともと、今回のメンバーに入って2番手グループの中でそんなに抜けていると思っていない中にあって、このレベルで「1強+1驚」に次ぐ入線での銅メダルなら今のところ文句なしだろう。

 

 

△ジオグリフ 他

やはり、悪くない内容だったのが△ジェラルディーナ

結果的にハマらなかったものの、今日の競馬の中ではまず悲観なしで見ておきたい一頭。

気性面も含めた、“スイッチの入れ方”ひとつで今日でもさらにやれていていいくらいこの馬にはまだ可能性が残されていそう。

 

そして、もう一頭△ジオグリフ(9着)について触れておきたい。

序盤に行きたがり、向こう正面に入ってからはこの枠で壁を作れず。

その中で、2列目外で直線を迎え終いまで奮闘してみせていた。

もともと、ノド難を抱えていた(今も?)馬だし思ったよりも降らずの今週も誤算だったはずだし、まだ4歳馬ということで復活の可能性に注目しておきたい。