競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【シルクロードステークス 2020 レース回顧・結果】「中山以外でも…」「右回りでも…」視界広がる好内容

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――ともに56キロ、58キロに目が行きがちですが、それ以外にもそれぞれよくやりました。モズとセイウン。
 
 
目次
 

シルクロードステークス 2020 予想はこちら  

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シルクロードステークス 2020 含む、2/2(日) 京都競馬の追い切り注目馬はこちら

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シルクロードステークス 2020 レース結果

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 アウィルアウェイ 1:09.0 33.7
 2 エイティーンガール 1:09.0 33.5
 3 ナランフレグ 1:09.1 33.4
 4 モズスーパーフレア 1:09.2 35.3
 5 セイウンコウセイ 1:09.2 35.1

 

 

ホネ的! レース回顧/レース分析 シルクロードステークス 2020

 
2/2 シルクロードS  △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
快速モズスーパーフレアが逃げて前半33.9秒-後半35.1秒の1分9秒0決着
 
 
標準が手ぬるいこのレースとしては、今年消耗戦ラップになったこと自体もさることながら、ラストの11.5 - 12.5(1.0秒減速)と過去10年最も負荷がかかって決着したことは事実
 
 
それでも、いくら馬場が重いとはいえ、この失速度合いというのはさすがにラスト1F止まりすぎな印象もあり
 
 
④指数的にはなかなかの上位の数値レベルも、特に53〜54キロの2〜3着馬は平均的なG3水準で微妙
 
 
⑤ともに58キロ換算(牝馬のモズは56キロ)の逃げ、2番手(セイウンコウセイ)決着になりかけたところへ、外から追い込み3頭がなだれ込みワンツースリー
 
 

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シルクロードS 2020  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ハッピーアワー

予想➡➡➡

結果➡➡➡8

やはりトモを落とすように出て最後方からとなったが、展開的にはそれでも絶好。

実際、さらに外から3着ナランフレグに交わされてもいる。このあたり56キロと、ナランフレグ(54キロ)をはじめとした他馬との斤量差が響いたか。

指数的には可もなく不可もなくだが、前の実績馬たちが想定よりも凡戦にせずに頑張り抜いたことも響いた。

 

 

ティーハーフ

予想➡➡➡

結果➡➡➡13着

内枠後方から、3コーナーでの多少の不利もあってか一切外へ持ち出そうという考えなどない、といった競馬で内ラチを突いてジリジリ……13着。

「腹を括った」騎乗のつもりだろうか……鞍上の意図は分からないが今の馬場で内枠なら、しんがりでも大外に持ち出すことこそが、それだと思うのだが。

真逆の競馬での0.9秒差だけに、高速馬場以外という条件付きで次も狙っておきたい。 ☆次走注目馬☆

 

 

▲ダイシンバルカン / ☆ジョイフル

▲ダイシンバルカン(17着)は、好位の3番手あたりで進めたが、内を通ったこととラスト1Fの大幅失速ラップで、結果的にそれがアダとなってしまった。


☆ジョイフル(7着)はやはりこのペースで、前走のような末脚は使えず。

ちょうど勝ち馬と同じような位置取りでコーナーを出てラスト1F過ぎまでは良い伸びだったが、そこで止まった。

もっとも、56キロで0.3秒差なら重賞初挑戦で、モズスーパーフレアのペースで格好はつけたと言っていいか。

この馬の56キロでの指数は、既にG3勝ち可能な水準に到達している印象。

もう少し、前の2頭が想定通り凡戦に仕立ててくれていれば十分チャンスはあっただろう。

 

 

△モズスーパーフレア / ×セイウンコウセイ

△モズスーパーフレア(4着)は、大体、トータル1秒程度は掛かる馬場(16頭立て未勝利戦の5R2着馬が1分36秒5というのを基準に判断。※単1.9倍断然人気で3馬身半差1着のヒメノカリスの時計は、基準値としてはナンセンス)だが、前半3Fで+0.5秒とすると33.4秒ペースとなり、牝馬の56キロ、休み明け、秀逸ではない出来ということを考えると非常に強い内容。

正直、「中山以外では大したことのないパフォーマンス」という戦前の評価を改めさせてもらわなければならないと感じたーーそれくらい健闘している内容。

中山以外でのベストパフォーマンスを記録していて、G1.5~2.5級水準とみていい内容。


×セイウンコウセイ(5着)も、58キロで「出来良好」とした通りの状態面にも支えられてよく頑張っている。

前走もそうだが、むしろ7歳を迎えてなお「強くなっている」くらいに見ていい。

実際、58キロ換算では自身としてもかなり好指数で走っていて、この日は右回り。

ベストの中京ならもしかしたらここからの上昇次第では戴冠のチャンスまで出てくる。 ☆次走注目馬☆

 

 

アウィルアウェイ / エイティーンガール / ナランフレグ

1〜3着馬は、展開的にはハマった格好だが、勝ち馬アウィルアウェイは本来はもっと瞬発戦ラップ寄りでこそのタイプなのに、ここ(消耗戦ラップ)を制した。

それ自体、優秀でさすが(インディチャンプの下という)成長力か。

牝馬55キロでのもので、今日の指数だけ走ればG1好走級レベルまできている。

 

エイティーンガールはこのペースで案の定、大変な位置取りだったが、今日は通ったコースという意味においても、ゴール前寸前のところでそれが味方した感じでの2着。 ただし、進路を探しながら直線序盤は下手に乗っていてこれでこの馬の全開能力でなさそうな点はここからまだまだ楽しみ。

 

そして、牡馬54キロ(牝馬ワンツーの2頭は牡馬換算57→55キロ)のナランフレグは、いくらなんでもという大外18頭立て18番手からの追い込み一気での3着で、これはこれで立派。もともと左回り>右回りだった馬でもあり、充実度明白なここ3着、という感じ。

 

ただ、1〜3着馬全てが1分8秒台での上位争いしか経験のない馬で、その意味で高松宮記念に出てきた場合、超高速馬場で1分7秒切りを競う戦いになった時にはまず時計対応面が争点となる3頭。

  

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