競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【関屋記念 2021 レース回顧・結果】展開を味方にしていない勝利

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――(後半ラップ観点で言えば、ですが)その代わり、馬場は味方にしている、というのがこの日のロータスランドかなと。

関屋記念 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1  ロータスランド 1:32.7  34.1
 2  カラテ 1:32.9  34.0
 3  ソングライン 1:32.9  34.0
 4  マイスタイル 1:32.9  34.8
 5  グランデマーレ 1:33.0  33.8

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 関屋記念 2021

 
8/15 関屋記念 △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
全体的に額面として水準級のラップを刻み、緩むところのない11.5 - 11.4 - 11.2 - 12.0平坦戦決着
 
馬場は、良馬場に回復しちょうど年間平均比±0あたりの状態(向こう正面は外目を、直線では内をというのが恩恵サイドの、朝から回復基調で開催が進んだ日曜)
 
逃げて最後まで見せ場を作多ったのマイスタイル(4着)を交わして先頭に立ったロータスランドが内ラチを粘り込みV、外から迫ったカラテ、ソングラインの2頭は1馬身ほど及ばずの2~3着までという決着
 
 
 

関屋記念 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

クリスティ

予想➡➡➡

結果➡➡➡ 6

序盤は思いのほか慎重にいったことで、馬の後ろに入ったあと鞍上が手を焼くシーンも見られ位置取りを悪くする。

それでもなんとか我慢を効かせてつけた4~5番手から、迎えた直線ではインでまずまずの手応えでの抜け出しを見せたが、そこから甘くなって不発に終わる。

究極の瞬発戦になっていようものなら、あの位置取りではさらに大敗していたであろうこの6着内容で、序盤に位置取りを悪くしたことが全てだった印象。

乗り替わってもっとやれるだろう。

 

 

◯ミラアイトーン / △ロータスランド / ▲ソングライン / ☆カラテ / △マイスタイル 他

◯ミラアイトーン(17着)は、対照的に積極的に2番手を確保したものの、直線うんともすんともいわずの大敗。

前走の後遺症がまだ(精神的に)尾を引いている感じか。

 

時計面への対応だけ課題だと思い△にとどめた勝ち馬△ロータスランドは、今回の1分32秒7走破は高速決着ではないものの、時計以外に立派な部分ありとの印象。

即ち、良馬場での平坦戦ラップ好走ゼロだった馬が11.5 - 11.4 - 11.2 - 12.0で、重賞初Vをあげたという点だ。

1ターンコースなら、というところもあるのかもしれないが、直線は内が良かったとはいえ順応力、もしくはポテンシャルが立派だった。

これで、G3を前走の中京記念のような不向き条件揃いの中で崩れず好走してくるようなら、大舞台での好走まで視野に入ってくる。

 

3着した▲ソングラインは、51キロで案外な平凡パフォーマンスに終わった。

このあたり、NHKマイルのように蓋をされない(揉まれない)など競馬の形を選ぶことや、より軽いスピード馬場を好むといったあたりか。

19年くらいの馬場だったら結果は違ったかもしれない。

 

そして、その▲ソングラインに競馬をさせなかったのが2着☆カラテ

◎の鞍上の訳分からん騎乗に比べ、明確な「人気馬に競馬をさせまい」という意思が感じ取れるビッタリマークかつ、外から1人気馬にじわじわとプレッシャー策(実際に、池添騎手のレース後談話でも「カラテからの圧が......」とあったもよう)。

直線は、相手が池添騎手なのでまあ叩き合いになれば自ずとという感じだったが、その前からきっちりと仕事をしていて好騎乗だった。

馬としては、予想にも記したこの1400m寄りのレース質(平坦戦>瞬発戦)ラップになってくれたことでの2着浮上で、「このコースでは平坦戦でのみ出番」の目論見通りといった感じ。

 

あとは△マイスタイルが、この日の馬場で理想的な運びとはいえ衰えを感じさせない好内容だった印象。

もともと、ここは「外(枠)から先行策で直線は内へ」が叶う状況でも、馬の適性とはやはり少しズレると思っていた中での休み明け初戦。

ブリンカー装着時を除けば中山マイルのダービー卿CTでのパフォーマンスがベストの馬で、当時が消耗戦ラップでのものであり、左回りのイメージもなく、案外前に行って苦戦すると思っていたが、よくやっている。 

右回りの短い直線で、まだまだG2級パフォーマンスくらいならあって良さそう。

 

グランデマーレも、適性ズレを抱えながら、しかもこの枠の不運もありながらよく差を詰めている(上り最速)。

今回のレースぶりにも表れての通り、マイル実績もあるとはいえ、中距離質の瞬発型。

この1400m質の平坦戦ラップで、休み明けからこれだけやれればやはり重賞戦線前途洋々といった感じか。阪神版マイラーズCくらいなら一発あっていい。