競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京都2歳ステークス 2024 レース回顧・結果】好走のマスターピース

■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)

京都2歳S 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 エリキング 2:00.9 34.2
2 ジョバンニ 2:01.1 34.3
3 クラウディアイ 2:01.2 34.3
4 ウォータークラーク 2:01.4  35.0
5 スリーキングス 2:01.4 34.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 京都2歳S 2024

 

11/23 京都2歳S ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は通年平均比-0.7秒/1000m近辺の中速状態で、馬場の中ほどを通すのがベストな状態で行われた

 

前半1000mを1分01秒9で通過するスローな流れから、12.1 - 11.6 - 11.5 - 11.4(瞬発戦)を刻んでの2分00秒9決着

 

トータルが上々(=後半水準が)で、例年低調なこのレースの平均よりは若干上という一戦

 

しかも、加速ラップフィニッシュで決まっている点を鑑みると、(特に1~2着は)伸びしろ観点でも楽しみな上位性となった印象

 

 

 

京都2歳S 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

クラウディアイ

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

馬体を大幅に増やせていたとはいえ、今の連続開催中の淀の芝で、他と比較して極端に軽量という部分だけ気になっていたが、しっかりと好走してきて素晴らしい。

この日は比較的スムーズに、終始荒れた内を避けることができ好走を果たしたが、それこそが前走で荒れた直線最内を通して勝ち切ったこの馬の評価要因の部分。

まさに、鞍上が見事に好走のための“マスターピース”をきっちりと実現してきたという印象で、それによる上昇だろう。

また、調教内容も評価していた通り、馬体が増えて帰厩できたことで調教強化できたことも好結果の要因として挙げられる。

1~2着とは、さすがにここでは11.5 - 11.4の上々フィニッシュの中でのラストの伸びで見劣ったが、そこはこちらはキャリア2戦目。

相手はOPを戦っての3戦目でのパフォーマンスであり、それらの前走(野路菊S)と同等かそれ以上の水準で駆けてきたこの馬もなかなか優秀。

厩舎力の面で不安は残すが、軽い芝でさらに上があるようなら、クラシック戦線でも胸を張って戦えていい。

 

 

エリキング

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

4角での手ごたえだけ怪しかったが、それであれだけ伸びてきて、加速ラップフィニッシュを決めるのだから強い。

これで、3戦終えて見事に全戦で共通して「幼い」という談話が聞かれてもいて、当然「完成したら……」という楽しみも大きい。

 

 

▲サラコスティ / ジョバンニ

▲サラコスティ(7着)は、ここは0.7秒差と離されてのブービーに終わってしまったが、休み明けで序盤に掛かっていたし、それら2つが要因によるものだろう。

この馬の脚力評価自体にはなんら影響を及ぼすようなものではないと思うし、また改めて重賞級のパフォーマンスに期待できるだろう。

 

そして、2着ジョバンニが想像以上の好内容。

思えば、初戦ラスト11.2ラップを勝ち切っていた馬であり、この日の後半の流れでもそのあたりが生きた可能性はあるが、よくやっていた。

エリキングとの差は、前走から広がってしまったものの、瞬発力に関してはそう大差ないものがあるとみられる。

ただ、こちらは対照的に早くから「完成度が高い」と言われているタイプだけに、ここからの伸びしろに逆の意味で注意が必要かもしれないが。