競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ジャパンカップ 2024 レース回顧・結果】上りもすごいが、決着の遅さもまたすごい

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ジャパンC 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ドウデュース 2:25.5 32.7
2 シンエンペラー 2:25.5 33.1
3 ドゥレッツァ 2:25.5 33.4
4 チェルヴィニア 2:25.9 33.4
5 ジャスティンパレス 2:26.0 33.3

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 ジャパンC 2024

 

11/24 ジャパンカップ ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

馬場は(散水の影響か含水率が維持され)、前日よりもむしろ時計は鈍化したくらいで通年平均比-0.5秒/1000m 程度、3分どころあたりがベストの状態で行われた

 

前半1000m通過(1分2秒2)は当然遅いが、それでいてラスト3F目まで11秒台が刻まれないというのは極めて異例

 

結果、12.5 - 11.5 - 10.8 - 11.1の超瞬発戦、例えるならこのクラスの馬たちで“いまもう一度新馬戦をやってみた”という感じで、基本はただの前残り凡戦

 

 

 

ジャパンカップ 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

チェルヴィニア

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

それでも派手に折り合いを欠くまではいかなかったと思うが、序盤には頭を上げたりこのスローに苦しめられた。

ここまでのスローで、現状ヨーイドンをやってみたらここでは及ばなかった、それだけだろう。

そもそも、レースの総評自体があまりにも(このレベルとしては)特殊戦になりすぎて、これだとオプション機能>>能力しか測ることができない一戦でもある。

もう一回やらせてあげたい、本命に据えた身としてはそれだけ。

 

 

ドウデュース

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

なだめるのは大変だっただろうが、それでも前走がいい練習にもなって、この9F地点通過1分52秒1の超スローを克服。

この距離で上り32秒7もすごいが、それでG1で2分25秒5の遅さもまたすごい、という一戦を制した。

厄介なのは、これだけ負荷の軽いJCを制して迎える次で、人気も勝つ確率も上昇一途の感。

(ここで狙わず、できれば負けてもらって有馬でとみてしまった以上、)中心には個人的に推しづらく、そろそろ外枠にでも入ってもらえないものだろうか。

それでも、もう「折り合えるか」一点だけ、そこさえクリアすれば3連勝フィニッシュは大方決まったようなものだろうが。

 

 

◯スターズオンアース 他

◯スターズオンアース(7着)は、想定展開のもと川田騎手による2番手近辺からをイメージしていたので、最後の失速以外はほぼこちらの目論見通りの競馬だった。

そのラストで、2着シンエンペラーのように再度伸びてきていれば申し分なかったのだが……。

キャリア最高の500キロでもあったし、結果的にだが、(順調度で勝っていたはずの今年のほうが)休み明けの部分がそのラストの伸びを欠いた部分に表れてしまった印象。

 

ほか、この特殊戦でなかなか好評価を与える馬を見つけるのは難しいところだが、△ジャスティンパレスだけは見限れない内容だったとしておく。

この馬にとっては、全くの論外のラップである上に、課題を修正できていた点も次に向けて大きい。

ただ、これだけあからさまなレースの中だと逆に目立ちすぎて、まだ率先して狙うよりも、リスクに目を向けるようなオッズの次戦かもしれないが……。