競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【ホープフルステークス 2024 レース回顧・結果】杉原騎手の、杉原騎手による……

■ブログランキング参加中です(記事が参考になったという方は是非クリックで応援をお願いします)

ホープフルS 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 クロワデュノール 2:00.5 34.9
2 ジョバンニ 2:00.8 34.8
3 ファウストラーゼン 2:01.0 36.0
4 ジュタ 2:01.2 35.3
5 クラウディアイ 2:01.4 35.5

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 ホープフルS 2024

 

12/28 ホープフルS ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

芝は、通年平均比-0.5秒/1000m 程度へと鈍化し、ラチ沿いの劣化(特に3〜4コーナー)が進んだ状態で行われた

 

前半1000m1分01秒4のスローから、マクる馬も見られた中で12.0 - 11.6 - 11.7 - 11.9 - 11.9の消耗戦となって2分00秒5決着

 

前半が遅い中でよく好タイムにまとめてはいるが、ラップ的に古馬2.5勝クラス近辺で平凡イヤーの判定

 

 

 

ホープフルS 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

クラウディアイ

予想➡➡➡

結果➡➡➡5着

思うように伸びてくることができず、0.9秒差で散ったが、総じてまずまずだったのではないだろうか。

瞬発力で戦えない消耗戦ラップで決まったこと、思いのほか前週までの高速馬場が鳴りを潜めてしまっていたことなど、終わってみれば運がなかったといえる材料が少し多かった。

その中でメンバー中ダントツ最軽量の432キロでよく対応してきたと思う。

前週までのもう少し時計の出る馬場ならさらにやれていて不思議なかっただろうし、そもそも後半を(負けながらも)ほぼ“独壇場”の競馬をしてレースを決めたファウストラーゼンによって、想定とはだいぶ異なる流れにされた中でのパフォーマンスだった。

 

 

ジョバンニ

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

(ほぼ◎1本勝負だったため最終的に印上「抜け」の一頭。)スタートを決めて中団から運んで2着まできてみせた。

この日の馬場では、4コーナーにかけてラチ沿いを通し続けたことは、若干マイナスになったはずで、その中でこの水準、そして上り最速なら上々だろう。

依然として、馬体重の停滞と呼応するように早期完成型疑惑は拭えないが、それもここから成長を見せて裏切ってきてほしいところ。

 

 

クロワデュノール

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

スタートしての外へ外への姿勢、そして2角にかけての外目確保で、(予想したこちら再度としては)“アウチ!”。

外をぶん回されたら、太刀打ちできる馬はやはりここにはいなかった。

今回の結果を受けて、評価急上昇のエリキングあたりは太刀打ちできるだろうが、正直個人的にはこちら派。

そもそも、同じ11月時点でのパフォーマンス差が違い過ぎた2頭でもある。

ただ、いずれもここまで未完成感を丸出しにして戦ってきたクチであり、正に“成長次第”“厩舎次第”であり、そういう意味ではまだまだ分からないこれからということになるが。

 

 

ファウストラーゼン / マジックサンズ / ピコチャンブラック / マスカレードボール 他

タイトルにも記した通り、誰の目にも明らかなように3着ファウストラーゼン(杉原騎手)の競馬が、レースの後半を決めた一戦。

敗れはしたものの、自身としてもよくやっているが、テン乗り&初ブリンカーでああいうマクりを敢行してくるあたり、ある程度事前の作戦として“出ていた”のかもしれない。さすがに、ハマった感のほうが大きい3着内容となった。

 

ほか、人気どころは皆、16着マジックサンズ(序盤から掛かる、壁作れず)、13着ピコチャンブラック(不可解敗戦も、気性的な部分やらから全く出せなかったとみられる)、11着マスカレードボール(こちらもゲート裏から「おかしかった」とのことで、気性面が主な敗因で、4角で前に入られたところで完全終了)といった具合で、「また改めて」としか言いようのない一戦に終わった。

 

そうした中で、後半のラップ的なことと、馬場的な観点から、ショウナンマクベスだけ挙げておきたい。

この馬は、予想した(「杉原騎手の、杉原騎手による……」の無い、どストレートな)スローのこのレースでこそのタイプとみられ、まずその道中での変化が災難だったはず。

加えて、3~4コーナーを1枠2番なりにラチ沿いを走り続けてのものであったことから、ここからの大幅変わり身にも期待が持てそう。

ひとまずは、良馬場のスローからの瞬発戦でということになろうが、3勝クラス上位iラインくらいまではラインくらいまでは見込んでおきたいところ。