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――まぁ、いろいろと競馬には驚かせられますよね。
目次
京成杯AH 2020 予想 追い切り・ラップ適性考察
京成杯AH 2020 含む、9/13(日) 中山競馬の追い切り注目馬はこちら
レース回顧 セントウルステークス 2020
京成杯オータムハンデ 2020 レース結果
ホネ的! レース回顧/レース分析 京成杯AH 2020
レース全体のふり返り
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京成杯AH 2020 各馬ふり返り 予想と結果
メイケイダイハード
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡15着
まず、1400m質の展開(高速平坦ラップ決着)をイメージして狙っているので、終わってみれば真逆という結果。
残念ながら、当日良回復しても一向に時計は高速化しなかった。
ちなみに、良馬場の消耗戦では、この馬は1200m3着までしかない馬。
コーナーを出たところで、この京成杯AHとしては異様なタフなマイル戦に、完全に終わっていた。
もちろん、他の馬も大概とはいえ、自身も全体時計からして中京記念当時からは劣っていたわけで、状態面を見誤ったということもあっただろうが(…にしては、パドックで見栄えしちゃうのがこの馬の罪なところでもある)。
そして余談だが、「出オチ」タイトル起用本命なんてするもんじゃあないなと(尤も、いろんな意味で「-応援-」「戦い抜け」がテーマだった訳で、本当に“ダイハード”せずにゴールしただけで十分ではある)。
ジャンダルム
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡4着
この馬の4着内容がポイントという印象。
よく言う「1キロ=1馬身」論も加味すれば、◯にとってこの1分34秒1駆けは、指数的に見て前年内容(1分30秒9で3着)とそん色ないレベルだったとみている。
そういう、昨年と今年での極端な馬場変貌であり、当然前年は速過ぎる馬場に速過ぎる展開で輪をかけた高速決着と、一方で今年は遅すぎる馬場ということでの、この馬自身のタイム差3秒2だったと思う。
あまりにも、スタート直後の1~5番手で掲示板独占と露骨すぎて、しかも前半3F35.0秒をみせられると「何だよただの前残りの凡戦かよ」と見てしまいがちな額面の今年の京成杯AHだが、このジャンダルムの水準を正確に見極められれば問題なさそう。
すなわち、時計こそ大きく違っても、ちゃんと世界レコード駆けの昨年と同等水準が保たれた一戦だったと。
たしかに、直線追い風が前を楽にした可能性は高く展開利が生じていたことは事実だが、だからといって凡戦ではないはずという事実。
むしろ、異様なまでの別世界(野芝感が出過ぎた)レースではなかったことで、ここで入賞くらいのところまで来た組は、同じような軽い芝を来夏まで待たずとも意外にそう遠くないうちにマイル重賞戦線で上位を賑わせてきてもいいかもしれない。
トロワゼトワル / △スマイルカナ / △ボンセルヴィーソ
その意味で、トロワゼトワルの競馬も、△スマイルカナも、△ボンセルヴィーソも中身は決して薄くない印象。
特に、牝馬で55キロを背負い、今回逃げっぱなしではない競馬で勝利したトロワゼトワルは強く、1400m質の競馬ではない中で非常に良くやっている。
状態面でこの難局も乗り越えられるという可能性を、真っ先に排除してしまったのは失策だった。
もちろんそこには、前走◎に狙ってしまっていたから余計に狙い辛くなっていた、という個人的事情もあったが。
憶測だが、この馬場でもし逃げてしまっていたら恐らく何かに差されていただろう。
△スマイルカナも、自身は52キロだったとはいえ、古馬初重賞でしかもハンデ戦(相対的に斤量メリットは小さいはずの環境下)で立派な内容。
何より、このレースで3歳馬で、この厳しいラップで勝ち負けにまで持ち込むのだから優秀。
予想としては、あのタフな桜花賞(重)を逃げて粘り抜いたくらいの馬であり、当時の指数レベルは別としても、このレースの激流で持たないと見てしまったのは早計だった。
この馬は、改めて激流こそ真骨頂と再認識(逃げ馬だから、そりゃ楽な展開も大好物だが、パフォーマンスのピークはこっち)。
今後は、あとは馬格がないので斤量増との闘いだけ。
1400m質の競馬ではなかったという意味では、△ボンセルヴィーソもよくやっている。
枠と下記当日Tweetにもある通り血統的後押しもあったとは思うが、3コーナー過ぎで明らかに一度(手綱を)引く瞬間があって、さらにやれていても不思議ない内容。
この枠と、今日のノーザンテースト持ち好調傾向から、#ボンセルヴィーソ を△に追加。#京成杯オータムハンデキャップ #京成杯AH
— ホネさん (@yosounohone) 2020年9月13日
▲ストーミーシー(7着)は、今日は“田辺騎手走法”ではなく、“横山武史騎手走法”だったらな~、という脚余し競馬。
(恐らく、メンバー構成から判断して)積極競馬をとらなかったことが裏目に出た。
差し勢の中で、完全度外視の残念な競馬になってしまったのが、1番人気アンドラステ(10着)、アルーシャ(6着)、ラセット(13着)の3頭。
アンドラステは、まず通過順を見て分かる通り、内で全く動けずに競馬をせずに終わってしまった一戦。
1600mほぼ全てを持ったまま終わったと言っていいほどの不運な競馬。
名手でも運に見放された日にゃそらさすがにキツイと言わんばかりのあの酷い競馬で、追わずしてあの追撃を見せるのだから、ここで53キロは普通に楽だった印象。
不利なく運んだレースで、重賞を勝ってくる馬という見方変わらずでいいだろう。
アルーシャ、ラセットの2頭は、ほぼ同じ位置取りの大外から運んで、その時点でノーチャンスだっただろうが、前者は内から弾かれ窮屈になりながらその外にいたラセットとぶつかる不利。
後者は、そのアルーシャからの衝突でバランスを崩し、その後は鞍上も諦めてのゴールで、ともに可哀そうなレースになってしまっていた。
☆ルフトシュトロームは、3歳馬でこの激流初体験、+24キロ、中間に挫跖のような症状があって木曜追い切りに変更など、複合要因が重なっての最下位。
ただ、人気を集めるのも分かっていたであろう状況で、陣営も少なくとも状態面に関しては感じ取ることが出来るわけで、直前本当に馬が出走態勢にあったのか、それでこれなのかとやや疑問も。
あとは、何よりレースの質を如実に表してくれていたと思うミッキーブリランテについて。
関屋記念4着時に「馬自身はこれで3戦連続平坦戦に泣かされる瞬発馬」と評したが、今日はよりにもよって平坦戦を通り越して消耗戦にまで突入。
直線は好位の一角で迎えたにもかかわらず、トップハンデ57キロのアストラエンブレムすら交わせずに失速して11着に終わったのは、この11.6 - 11.7 - 11.7 - 12.2ラップ以外の何ものでもなかったとみている。
直線で舌を越していたこともあったとは思うが、「この前半でも見た目以上にキツイ展開」であったことを物語っている失速度合いだった。
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