競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京成杯オータムハンデキャップ 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / さすがに今年は

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――頭数が招く、馬場改修後初の瞬発戦寄りの京成杯AHということで。

目次

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京成杯AH 2022 レース概要

 

 

京成杯AH G3

2022年9月11日 4回中山2日目

発走時間:15:45

中山競馬場 芝1600m

サラ系3歳以上 オープン

2021年優勝馬:カテドラル 牡5 1:32.0     戸崎圭太

 

 

京成杯AH 2022 枠順

 

 

1 1 ベレヌス 牡5 西村
2 2 コムストックロード 牝3 柴田大
3 3 インテンスライト 牡6 菊沢
3 4 シャーレイポピー 牝4 鮫島駿
4 5 タガノディアマンテ 牡6 大野
4 6 ミスニューヨーク 牝5 デムーロ
5 7 ルークズネスト 牡4 戸崎圭
5 8 ダーリントンホール 牡5 横山武
6 9 シュリ 牡6 津村
6 10 ルフトシュトローム セ5 横山和
7 11 ファルコニア 牡5 吉田
7 12 ミッキーブリランテ 牡6 岩田康
8 13 クリノプレミアム 牝5 松岡
8 14 レインボーフラッグ 牡9 小牧太

 

 

 

京成杯AH 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

 

コース的には平坦戦主流で残りは瞬発戦といった感じのセッティングだが、このレースに関しては消耗戦になる年も複数みられていて、「消耗戦寄りの平坦戦重賞」となっている。

※ラスト4Fの各区間内に、加速が生じないレース(例:11.5-11.7-11.9-12.2)が定義

コース特性に合うのは、インテンスライトルークズネストクリノプレミアムで、もう少しレース像に合わせるとミスニューヨークベレヌスが浮上してくるイメージ。

 

追い切りからの最終ピックアップについては、シュリに、強いてあげればのファルコニア(9/11 8:40追記)

 

 

 

京成杯AH 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

近10年で好走馬輩出の「休み明け初戦または叩き2戦目」馬が狙いのレース

該当馬➡➡➡コムストックロード、シャーレイポピー、ルークズネスト、レインボーフラッグらは叩き3戦目以降

 

穴を空けるパターンは大抵、間隔の空いた前走重賞(特に前走G1)組か関屋記念組

該当馬➡➡➡クリノプレミアム、シュリ

 

といった感じ。

 

 

 

京成杯AH 2022 レース傾向分析&考察

 

 

昨年は、3年連続の消耗戦ラップで決まる中を、逃げ切り目前のコントラチェックをカテドラルが差し切る形でのワンツー、馬場なりにコースロスに泣いたグレナディアガーズは3着に終わった。

ざっくり、19年や2013年以前のようにガンガン飛ばしての高速決着なら「1400m型」を狙うべきレースで、20~21年のように時計が掛かりだせば「マイラー以上型」が対応できるレースになる、という印象。

 

また、休み明け初戦や叩き2戦目の馬の好走も多く、2つ目に挙げた傾向データ「間隔の空いた前走重賞組」はもとより「前走関屋記念組」の中にも、ここに叩き2戦目で出走して好走を果たしている馬もみられていて、全般的にフレッシュな馬たち狙いのほうが妙味バランス的にも正解な感がある。

 

 

 

京成杯オータムハンデキャップ 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

ファルコニア / ダーリントンホール / シャーレイポピー / コムストックロード / ミッキーブリランテ / ルークズネスト 他

力量最上位ではあるのだが、得意の瞬発戦でも「高速決着にならないこと」というのがポイントだと思っているので、ファルコニアにとってはまず馬場が重要。

この中山マイルの持久質条件でも、フルゲート割れして行われることで持ち味は発揮できるかもしれないが。

渋る等でタフ馬場で行われるようならというところ。

 

 

ダーリントンホールも脚力的には最上位、頭数もあって瞬発戦サイドに傾きそうなことは良い。

ただ、ソフトな馬場は合うはずの馬が、前走で「距離が足りないのか」と思うような挙動を見せていたことが、今回の懸念点。

 

 

シャーレイポピーは、毎度のことながらG3に入ると期待せざるを得ない脚力どころ。

このレースの近年の持久質展開は少し合わない上、マイルでの1分32秒台というのも1つの壁だと思っているが、今年は14頭立てとフルゲート回避の状況はこの馬にとっても追い風か。

渋るなどして、かなりスローで流れての低速決着ならこの馬の出番だろう。

脚力上位どころではもっとも、近年の京成杯AHでは稀なフルゲート割れというのがプラスに働くとみている。

 

 

本来コースの適性型となる平坦戦タイプの中からは、ベレヌスが中山でみせたパフォーマンスと前走水準がいずれも微妙なことから(もっとも中山での同馬の実績に関しては、得意の夏場ではないが)、インテンスライトを上位評価の予定。

もともと「第2のボンセルヴィーソ」くらいにはなれそうとみていた一頭で、いろいろ条件が揃えば重賞でも十分やれていい。

枠次第では本命まで。もちろん、その場合にも単勝勝負ではなく馬連勝負ということになろうが。

 

 

朱鷺S除外のコムストックロードは、脚力と斤量利があるのでW登録のセントウルSよりこちらに回ってきたほうが上の着順に来れる可能性もあるとみていた一頭。

消耗戦やスプリント適性は証明済みだと思っているので、あとはレオアクティブの年のような短距離タイプが活躍する馬場で行われれば。

 

 

気持ちで走るタイプだと思っているのでアテにはしづらいが、条件が揃う可能性も十分な中山マイル参戦のミッキーブリランテ

この舞台での2連対いずれも瞬発戦で、適性もそれに順ずるような実績のここまで。

ベレヌスらの刻む後半ラップ次第ではあるが、頭数も手伝って異例の瞬発戦という状況を想定すればこの舞台で激走再現があっても驚けず。

 

 

ルークズネストも、全盛期のパフォーマンス発揮なら十分アタマもある一頭。

こちらはラップ適性的にコース相性にバッチリというところがあり、距離延長で多少位置取りが改善できればなおチャンスは広がるというところ。

 

 

ここまで木曜夜執筆の時点では、コムストックロードがこちらに回ってきたことも含め、頭数自体想定していたよりも1~2頭多くなったことからインテンスライト勝負の想定。それではまた当日にでも!

 

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

超高速ではないものの、今日当日になって高速化し、同時に内がさらに優位性を高めている印象。

そうした情勢から、やや▲ベレヌスらイン前勢に対するプレッシャーが早めに高まるとみて、内枠勢から◎シャーレイポピーの突き抜けを期待。◯インテンスライトには、馬券内でそれ以上に期待。☆シュリもこの人気で相手なら。△コムストックロードや、ベレヌスが逃げた東風S2着の△ミッキーブリランテも抑える。(9/11 14:55追記)