競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【紫苑ステークス 2022 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 脚力上位が自滅なら波乱も十分な一戦

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――ひとつの根拠は、1つ目に挙げた傾向にほぼ全頭が当てはまってきそうなこと。

目次

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紫苑S 2022 レース概要

 

 

紫苑S G3

2022年9月10日 4回中山1日目

発走時間:15:45

中山競馬場 芝2000m

サラ系3歳 オープン

2021年優勝馬:ファインルージュ 牝3 1:58.2 福永祐一

 

 

紫苑S 2022 枠順

 

 

1 1 エバーハンティング 牝3 横山
2 2 サークルオブライフ 牝3 デムーロ
3 3 ロジレット 牝3 石川
4 4 ニシノラブウインク 牝3 三浦
5 5 シーグラス 牝3 丹内
5 6 エコルフリューゲル 牝3 内田
6 7 カヨウネンカ 牝3 田辺
6 8 ライラック 牝3 戸崎
7 9 コルベイユ 牝3 勝浦
7 10 サンカルパ 牝3 ルメール
8 11 サウンドビバーチェ 牝3 横山
8 12 スタニングローズ 牝3 坂井

 

 

 

紫苑S 2022 ラップ適性・追い切り 

 

 

 

コース的に半数が瞬発戦ラップを刻み、残りの大半を平坦戦が占めるという条件。

※ラスト4Fの各区間内に、0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:12.2-11.7-11.9-12.2)が定義

カヨウネンカロジレットサークルオブライフサウンドビバーチェといったあたりが適性型。

 

追い切りからは、最終的にスタニングローズ1頭のみ。(9/10 9:55追記)

 

 

 

紫苑S 2022 過去レース傾向

 

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

重賞格上げ以降の近5年は、「前走重賞組はその前走時よりも今回のほうが上位人気に推されていた馬」か「前走重賞以外組ではその前走時3番人気以内で連対していた馬」が好走の大半

該当馬➡➡➡前走重賞組のサウンドビバーチェ、スタニングローズ、ライラック、ニシノラブウインク、シーグラスあたり+エバーハンティング、カヨウネンカ、コルベイユ、サンカルパ、ロジレットの想定

 

レースラップが「ラスト1Fで減速なし、または0.1秒の減速ラップ」のレースを勝ち切っている馬が中心のレース

該当馬➡➡➡減速なしV歴をもつのは、サークルオブライフ、コルベイユ、シーグラス

 

といった感じ。

 

 

 

紫苑S 2022 レース傾向分析&考察

 

 

 

重賞として6回と歴史も浅く、あわよくばと思い先週も使った「ラスト1Fで減速なし、または0.1秒の減速ラップV歴」を調べてみたら、良馬場施行の年の好走馬の大半が当てはまっていてニンマリ(・´з`・)

ちなみに、紫苑S自体も、重賞となって以降の6年中3年で、(16年)12.0 - 12.0、(17年)11.4 - 11.4、(18年)11.5 - 11.2の悪くても減速なしラスト2Fラップフィニッシュのレースとなっていて、このあたりも興味深いところ。 

 

好走馬像としては、1つ目に挙げたように、重賞で強い組とあたっていてかつここで当時よりも期待を集める組と、重賞以外経由なら3番人気以内で連対してここに臨んだ組で占められているというここまで。

例外は、重賞として初めて渋って行われた昨年の2着パラスアテナのみ。

 

 

 

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紫苑ステークス 2022 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

サンカルパ / サークルオブライフ / スタニングローズ / ライラック 他

満を持しての重賞初挑戦を迎えるサンカルパ

1勝クラスVの内容から、脚力的には十分世代G1の可能性があると思っている。

あとは、適性面。距離が若干長い(前向き過ぎる特性含め)こともそうだが、何よりこの馬にとって上り34秒0前後を要求されるような展開は苦しい印象。

頭数揃わずのこのレースというのは、そういう意味で結構不向きなところが多い。雨がじゃんじゃん降ってくれたほうがよかったかもしれない。

 

 

サークルオブライフは、まさかあんな形で、この馬にとっての勝負鞍が“完全なる不完全燃焼”に終わるとはという感じだったオークス。

物議をかもした一戦は、特に1番人気だったこの馬にとっては痛恨だった。

ある意味では割り切れる敗戦であり、秋(秋華賞)に向けては是が非でもというところか。

力上位は認めるし、平坦戦のスピード勝負向きなのでこの条件も悪くない。

ただ、1週前の時点から「フケもあり気合いが窺えず。まずまず」という談話からは、今回も歯車が少し噛み合っていない感じも。

力は認めても扱いに悩ましい一頭だが、昨今の情報拡散などから過小評価されるのは間違いないか。

 

 

スタニングローズに関しては、あくまで瞬発戦型という点だけ気にしている実力馬。

優位性を働かせられるのは、やはりフラワーCのようなトライアルさながらの流れか。

オークスは、恵まれただけではなく、中長距離適性を示す強い競馬だったが、平坦戦で敗れているのも事実。

ただ、優位性という点でこの馬はもう一つ、休み明けがマイナスにならないことが挙げられそう。

ここをステップに選んだのも、秋華賞までの間隔が地元で行われるローズSより1週長い点が大きな理由のようで。

 

 

素質的にはここで逆転があっても驚けないライラック

ここまで、やや尻すぼみの戦績になってきてしまっているが、初戦から重賞Vまではなかなかの脚力を見せていた馬。

馬格が無いので「本番」で他との差が開くのはある程度仕方がない部分だと思っていて、その点でここ(TR)でこその面もあり、この馬も明け初戦がプラスに働くサイドか。

長く脚を使う展開では厳しいだろうが、12頭立てになったことも幸い。

 

 

一発ならニシノラブウインクを。

2走前は実質1.5勝クラス相当の水準だが、そこから距離延長で迎えた前走でそこそこ距離対応の幅を示した点に注目している。

前走は、前々から同様に人気で前々から運んだ7着馬あたりと差のない競馬ができていてここでは十分な内容。

 

 

 

……と、挙げられるところはやはりハッキリしてくる印象の勢力図ではあるのだが、案外これらが(主に休み明けなどで)脆さを出すようだと波乱もあるか。

その根拠は、冒頭にも記した通り、今年は8割がたを1つ目の傾向に当てはまる馬で占めて行われそうなことにある(もちろん当日人気次第の部分は残すが)。

良馬場を想定しているし、そうなった場合フルゲート割れの年というのは18年、19年の2度がG3紫苑Sとしては該当するのだが、いずれの年も実頭数の少なさ以上に好走要件クリア頭数が5~6割程度と少なくなっていた年。

傾向面から、“荒れの目”が元から少なかったと言える状況で、めちゃくちゃ頑張って単勝10倍台の穴馬が2~3着しただけという結果だった(いずれもオークスで人気以下の2桁着順からの変わり身という共通項あり)。その点、今年は“ふるい”から落とされない穴候補は結構残っていそうで。

繰り返すが、もちろんこれにはレースが「残念ながら」強い組自滅の低調戦になった場合の話だが。それでは、また当日あたりにでも!

 

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

時計は野芝開催期としてもちょい速め程度で、差しも届いている様子から、開幕デーならではのエアレーション&シャタリング効果によるよくある状況か。

◎ライラックでいく。12頭立てでちんたら流れての瞬発力勝負で逆転はないかというところ。☆スタニングローズも当然有力だろうが、ニシノラブウインクと流れは苦にしながらも脚力で捻じ伏せまで期待する▲サンカルパのほうを相手本戦で。(9/10 14:40追記)