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――もう一歩踏み込んで、それでもあれで差し届いていてはいけない、というのが全体像。
京成杯AH 2021 レース結果
ホネ的! レース回顧 / レース分析 京成杯AH 2021
レース全体のふり返り
京成杯AH 2021 各馬ふり返り 予想と結果
マイスタイル
予想➡➡➡◎
結果➡➡➡16着
なかなか劇的な止まりっぷりで、この日も気性面を出したというところだろう。
道中で激を飛ばされたシーンで我を出したか。直線では早々に前に入られて終戦。
このアテにならなさがあるので、このくらいの人気でちょうど良いのだが。
スマイルカナ
予想➡➡➡◯
結果➡➡➡10着
54キロ以下で使い続けていた当時は、番手からでも誤魔化せていたと思われるが、この馬はガンガン行ってこそだと思っている。
この日の馬場でもあり、控えていてはオハナシになりません。
もっとも、(400キロ台前半での)55キロと休み明けでマイナスは明白な中、この人気でなければとても対抗までは上げられていなかったわけで、予想的には馬場を意識し過ぎた凡プレーだったかもしれないとは思うが。
マルターズディオサ
予想➡➡➡▲
結果➡➡➡8着
枠の並びと、ジョッキー心理にも強烈に働きかけていたとみられるこの日の「前優勢馬場」が悪さをして、位置取りを悪くするだろうと心配していたが案の定。
この馬を本命に出来なくなったことと引き換えに、もう前と、差しなら数少ない内の消耗戦耐性ありのタイプしか買う気はなくなったところ。
後手を踏んで、さらに両側から速いのに行かれ、一時はTHE“田辺式”フリースタイル騎乗によって、まさかの“練習試合”モードへの切り替え(おそらく)、アカノニジュウイチを前に見てのシンガリから、上り最速をマークしての0.4秒差8着まで。
古馬になって以降、ほとんど上り3位以内すらなかった馬が、2位に0.2秒差をつけて上り1位をマークしたのだから、いかに脚を余していたか、この平坦戦~消耗戦に適性があるかはハッキリとしただろう。
しかも、散々言ってきているようにこの日の内前圧倒馬場で、直線ラストは大外に持ち出してのもの。
今後も、初速には注意も、本来の先行×持久力勝負で非常に楽しみ。その意味では、この馬はやはり外目の枠がいい。 ☆次走注目馬☆
△カテドラル / グレナディアガーズ / スマートリアン / レイエンダ(←9/15追記)
△カテドラル(1着)が、その「差しなら数少ない内の消耗戦耐性あり」型の1頭(...というか、予想段階では、レイエンダはもう少し早仕掛けを期待していたので、実質この馬だけ)。
こちらも記事更新済みです。#マルターズディオサ は書いた通り、ちょっと前優勢過ぎる馬場が誤算。
— ホネさん (@yosounohone) 2021年9月12日
あと触れている、戸崎騎手はゲートミスもあったが、外を押し上げて失敗しているので、次に向けては良さそう。腹括るしかないよ、今日の馬場で内の差しは。
上記Twitterにも記した通り、1つ前の10Rグッドジュエリーでの失敗(出遅れ後方はともかくとして、大外ぶん回しのこの日ではNG策)がこのレースではプラスに出た。
馬は、正直もっとパフォーマンスが上がってそれでもなお2~3着止まり、という想定だった中でやや「レースレベル>>自身の内容」で低下した中での差し切り辛勝だったという印象。
予想編に記したような「一枚も二枚も上のパフォーマンス」ではないのに、差し届いてしまったのが今回の京成杯AHだったとみている。
馬場的に、字面の4角9番手からの差し切りは立派でも、先述の前のレースでの失敗を教訓にした戸崎騎手に、ある意味では割り切って、外に持ち出すのを非常によく我慢して、大正解の騎乗をしてもらってのもので、そこまで「逆境下」にもなっていない。
まあ、前走で「注目馬」(「指数レベルは低くとも、この馬の評価がうなぎ上りの今回だった」)にした馬が勝ち切ってくれて、その点だけは良かったところだが。
そして、その戸崎騎手のグッドジュエリー・ミスをやってしまったのが3着グレナディアガーズ。
馬場、3歳馬での56キロを考えればシンプルに強い内容。
ただ、レース自体がそこまでハイレベルでなく、逃げ残った3着コントラチェックがラスト1F1.0秒減速というように止まり過ぎ、そして馬連波乱決着となったように、いくらなんでも前がズルズル沈みすぎという中であり手放しでは喜べない内容。
流れ合わずなどで勝手に凡退したグランデマーレ(11着)やスマイルカナ(10着)は別として、スマートリアン(4着)や△レイエンダ(6着)と大きな差のないところで入線しているようでは、そもそものレベル自体を疑ってかかるべき敗戦内容。
他では、やはりスマートリアン。
自身のこれまでのパフォーマンス水準を思えば、この馬くらいは今日の中で評価してあげたいというもの。
何より、調教編の通り「何かあったのか」という状況の中で、レース後に鞍上も「すごく良くなっていた」と手応えを感じているあたりに好感を覚える。
今回、ハンデ53キロではあったが、前走までの3戦も戦ってきている相手が弱くないことなどから、重賞戦線でも引き続き注目しておきたい。
余談だが、これでもう別定以外では中途半端に人気して狙わざるを得なくなるだろうから、ここで調教を信頼して本命とかにして悶絶4着の目に遭わなくて良かったかも(気分的にまだ、ハンデG3単5番人気とかでもゲンナリしなくて済みそう)。
去勢明け初戦ということを忘れかけていたレイエンダは、見た目のパフォーマンス以上に次以降に期待が掛かるので次走注目馬に。
「普通買わないシーンだが、コース適性、数少ない消耗戦実績持ちで大穴なら」とした自分が、“明け初戦”を忘れ額面しか見ていなかった。 ☆次走注目馬☆(9/15追記)