競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京成杯 2023 レース回顧・結果】タネも仕掛けもなし

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京成杯 2023 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ソールオリエンス 2:02.2 34.5
2 オメガリッチマン 2:02.6 35.0
3 セブンマジシャン 2:02.8 34.9
4 サヴォーナ 2:02.9 35.0
5 シルヴァーデューク 2:03.0 35.6

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 京成杯 2023

 
1/15 京成杯 ▲不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
前日の稍重が響いたか、一貫して好水準を保っていた中山芝だったが、1000mあたり通年平均比+0.5秒程度まで一気に鈍化、ただし伸びるのは内(差し馬場にはならず)という馬場状態で行われる
 
前半1000m通過1分02秒2のスローから、12.2 - 12.2 - 11.7 - 11.5の瞬発戦で2分02秒2決着
 
9頭立ても手伝って、さすがにハイレベルとはいえないが、それでも勝ち馬の水準としては額面平均レベルに到達した印象

 

 

京成杯 2023  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

セブンマジシャン

予想➡➡➡

結果➡➡➡3着

とりあえず、超運が無かった。

4コーナーでの勝ち馬ソールオリエンス、ラスト1Fでの2着オメガリッチマンと、とにかく不利のオンパレード。

勝ち馬の競馬は派手で強かったが、こちらはこのレベルでもかなり頑張っていてこれはこれで収穫のある内容だった。

また、シーウィザード(7着)のことを考えても、ホープフルSからの中2週、しかもこちらは関西圏からの再輸送で臨んでのものだっただけに、数字には表れない部分を多く含んだ敗戦だった可能性がある。

この馬のタネも仕掛けもない本領発揮のシーンは次に持ち越しということで、ソールオリエンスは強いが、どちらかというとクラシックに向けて希望のほうを多めにもって見ていきたい。

 

 

グラニット

予想➡➡➡

結果➡➡➡8着

さすがに粘り込むためにはスローに落とし過ぎで、ペースを誤った印象。

そもそも、2番手からもう少し突つかれての2ないし3頭による"大逃げ”を想定していたので、後続が来てくれないことがあまりにも痛かった。

単騎で自ら、自信をもってハイラップを刻むというのは、この鞍上には無理があった様子。

 

 

ソールオリエンス

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

迷惑はかけてしまっていたが、あの馬の皐月賞を思い起こさせるようなケタ違いの脚力でもって着差以上の圧勝劇。

こんな頭数の京成杯で、決着タイムも平凡に決まった中ではあるが、11.7 - 11.5フィニッシュで決めてみせたこの馬の瞬発力は、やはり"ダービー級”とせざるを得ないか。

もちろん、この粗削りなレースでの2馬身半差圧勝は、◎セブンマジシャンの不利による数馬身ロスを筆頭に、2着以下が低水準だったことによるものだが。

レースの全体としては、×オメガリッチマン、サヴォーナが揃って上位にきている(2走前同じ未勝利で好走)あたりからも、それは透けて見える部分。

 

 

×オメガリッチマン / シーウィザード

「穴で少し警戒」と挙げた2頭のうちの1頭×オメガリッチマン(2着)は、さすがに"いろいろ”あって低レベルイヤーの繰り上がり連対の状況。

ラッキーパンチでもある外に膨れるのを勝ち馬に蓋をしてもらっての終いの伸びだっただけに、とにかくブリンカーやらいろいろ矯正できたら弱くはないよというその部分が今後もポイントに。

 

最後に、悪い意味で注目すべき敗戦となってしまったのが前記シーウィザード(7着)。

流れ(瞬発戦)、馬場(内決してマイナスではない)、脚力(瞬発力ならここでも上位の一角)、ペース(スロー)、距離耐性十分、とくれば答えはおのずと……という内容。

ただ、これも前述の通りだが、その「解」はこのホープフルS→京成杯ローテでの疲れにあったともとれるのだが。