【皐月賞 2023 レース回顧・結果】蓋を開けてみれば......の例文として活用できるレベル

――『Q.23年皐月賞でのソールオリエンスは、◯◯◯◯◯◯◯◯1強だった』◯に当てはまる慣用句を入れなさい（ウルトラソールッ、ではない）。

4/16 皐月賞　▲不的中

①馬場は、通年平均比+1.0秒/1000m に近い中伸び状態

②前半58.5秒と流れたこともあるが、この日の馬場で2分00秒6は明らかにハイレベルで、額面比較だけなら2年前のエフフォーリア以上

③12.5 - 12.7 - 12.5 - 12.0の後半を見ても前が力尽きたところへ、差し勢が迫ったというのが実態だろうが、それでも上位の走破レベル自体が優秀な内容

予想➡➡➡△

結果➡➡➡1着

この展開なら差し切り自体は驚かないものの、この日の馬場での2分00秒6、飛んできた位置、レースラップ12.7 - 12.5 - 12.0を-1.7秒上回ったことから化け物だった、そういうことだろう。

社台F生産馬での京成杯直行ローテVもまた凄い芸当。

終わってみれば圧倒的脚力を有していたというところだが、この馬の単5.2倍にアタックできた人は後々もっと自慢できることになりそう。

結果はいざしらず、とりあえずダービーは抜けた脚力でもって勝ちに行く戦いになるだろう。

予想➡➡➡抜

結果➡➡➡2着

結果的にいい目標になってしまったこと、3着ファントムシーフには1馬身3/4馬身もつけての2分00秒8が通常イヤーの皐月賞馬レベルには十分に到達していることなどから負けて強しの内容。

この馬からは、この展開、この重馬場ということなどから、世代2番手の座はまだ流動的といった印象だが、このレースをして皐月賞馬になれなかったというのはちょっと運が悪すぎた。

3着ファントムシーフは、ルメール騎手お得意の（？）「落鉄」即公開事案で、大目に見られるだろうから微妙。

上記の通り2着タスティエーラが、例年の皐月賞馬の水準で駆けていることからも妙味が増すことがないというのは……なところ。

本命にした◎ホウオウビスケッツ（17着）は、インで早々に手ごたえを無くし終戦。

◯メタルスピード以下勢（▲マイネルラウレア、☆グラニット、△ショウナンバシット）も、人気馬が総コケするくらいの悪環境（ニワカ雨中の皐月賞）をイメージしての狙いであり、度を超すまでは至らなかったというだけ。

外を通って差して伸びるのは当たり前という馬場×展開だったとみて、次戦条件好転しての変わり身に期待したいのが△ベラジオオペラ。

あの手応えになってしまって、馬場の良いところに持ち出しての勝負自体諦めざるを得なくなってしまった割には、厳しいところを通ってもギリギリ戦えていたことを評価したい。

完全待機策でもなかったことも、今日の決着では捨てたものではないはずで。