競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【宝塚記念 2024 レース回顧・結果】扱い注意な超特殊戦

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宝塚記念 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 ブローザホーン 2:12.0 34.0
2 ソールオリエンス 2:12.3 34.0
3 ベラジオオペラ 2:12.4 34.8
4 プラダリア 2:12.4 34.9
5 ローシャムパーク 2:12.9 35.3

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 宝塚記念 2024

 

6/23 宝塚記念 ◯的中(◯☆ワイド)

 

レース全体のふり返り

 

馬場は降ったにもかかわらず驚くべき高速仕様で、あろうことか雨中の重でも通年平均比-1.0秒/1000mを超えていた可能性すらある状態

 

伸びるのは外で間違いないが、見た目に反して時計が出るため、普通の(重馬場の)感覚でついて回ると前が残ること必至(≒大きく横に広がった隊列の中ほど早め先頭が残るV字型決着が増える)な馬場で行われた

 

前半1000m通過1分01秒0、上り34秒5でのトータル2分12秒0走破

 

前半のペースはともかくとして、後半1000m以降に関して(かろうじてラスト1Fは優秀かもだが)この日の特殊馬場を考えるとそう目立つものではなし

 

以上のことから、内を通された組や渋った馬場が不得手な差し勢を除き、G1級判定(ましてやグランプリ級判定)は与えられない

 

 

 

宝塚記念 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ディープボンド

予想➡➡➡

結果➡➡➡7着

単純に、ワーストシナリオのパターン。

後述する◯ブローザホーンが上り34.0秒をマークするようなレースは、この馬にはキツすぎる。

Xにポストした、嫌な予感のほうが当たってしまった。

上り3つもそうだが、この馬に後半5F58秒1はキツすぎるって、馬場よ。

ある程度予期していた(が、微かに「そんなはずはない」「レースの頃にはもっとタフになって……」を期待)部分であり、心中はしなかったので良かったが馬にしてみれば不運でしかない。

 

 

ブローザホーン

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

(注目度としては◎▲の前残りのほうが高かったが、)そういう狙いの時の逆目(差し決着)が怖かったので悲しいパターンサイドではこの馬を重視。

その中で、見事なまでの外ラチ沿い一気Vを決めた。

まさに「四の五の言わずに、馬場の綺麗なところ通したもん勝ち」競馬をやってのけての初G1となった。

当然うまくいっているし、予想編でも記したように昨冬有馬時点で穴指名予定だった馬が今年明らかに強くなって迎えた一戦だけに驚くような内容ではないが、それにしてもなんであの時(有馬・除外)に買えてないかな~この馬という^_^;

ちなみに、この馬の今回のG1Vはノーカンだと思っている(ゆえに、過剰評価続きで今後狙うタイミングは当面来ない馬判定)。

当然、メンバー中最速だったこの馬が記録した上り34.0秒という数値は、自身のキャリア21戦の中でも最速、しかも断トツという数値であり、どれだけこの日が特殊馬場だったかを物語っている。

今日に関しては、「勝ったこの馬に天がほほ笑んだ」としか言い表しようがない。

 

 

プラダリア

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

もう少しやれるかと思った、前々で運べての4着だが、この馬が上り34.9秒で3位にも入れていないというのが全てであり、◎が後半どう見ても付いていけていなかったことの答えでありというところ。

 

 

☆ソールオリエンス / ベラジオオペラ 他

☆ソールオリエンス(2着)が、◯だけが残る逆目パターン唯一の穴候補で、今回殊勲賞ものの働きをみせた。

正直、嬉しくないほうのパターンだったが、それでも救われたのはこの馬のおかげ。

ただ、間に受けるべきではないというか、この馬はこういう渋った外伸び馬場が良かったくらいに思っておかないといけないだろうというところ。

 

3着ベラジオオペラは、単純にキレ負け。

雨中の連続開催終盤の重馬場でこの言葉を使うのもどうかと思うが、あえて声を大にして繰り返す、ただのキレ負け。

そのくらい馬場が異常だったし、「前で削がれた」というより「上りが速すぎてもたなかった」と見ておく必要のある敗戦内容としておく。

むしろ、もっと積極的に飛ばして、プラダリアを離して直線を迎えていれば何とかなったかもしれない。

 

唯一、よくやっていたかなと思うのがドウデュース

縦位置・横位置からしても全く噛み合わない競馬になった割には、悪くない敗戦内容だったとみる。

マクッていく機動力で見せる馬が、コーナーでの進路の関係で発揮できず、直線でも苦しい競馬を強いられながら戦えていたことから、あえてこの馬を注目株として挙げておく。