競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【キーンランドカップ 2022 レース回顧・結果】1周回って先に繋がったりして?

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キーンランドC 2022 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 ヴェントヴォーチェ 1:09.1 34.0
 2 ウインマーベル 1:09.2 34.5
 3 ヴァトレニ 1:09.3 34.8
 4 トウシンマカオ 1:09.5 34.5
 5 オパールシャルム 1:09.5 35.0

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 キーンランドC 2022

 
8/28 キーンランドC ▲不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
新潟同様に、通年平均比±0からちょい速め程度の馬場で、こちらも外差しが効き始めた状態
 
前半34.5秒と良馬場のものとしては稀に見るスローで、2歳未勝利並みの入り(実際土曜の8頭立て2歳未勝利で前半34.5秒)

結果、11.4 - 11.8 - 11.3 - 11.5の瞬発戦という異常事態(レースとしても史上初。コース的にも古馬での発生は極めて稀)
 
1分9秒1の決着タイムも含め凡戦は事実なのだが、ここまで特殊戦だとそれを通り越してもしかしてG2級くらいまで繋がったりする内容かも

 

 

 

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キーンランドC 2022  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ロードマックス

予想➡➡➡

結果➡➡➡13着

異次元レベルのスローの表れとしてのあの3~4コーナーでの横一線で、ほぼ大外。この時点でアウトだった。

さりとて、この枠からこの馬の形で競馬をするにはああするより他なく、今日ばかりは運が無かったと割り切るしかない。

流れ、脚力などほとんど関係なく、前からなるべくロスなく乗るだけのレースでは、出番がないのは当然。

 

 

ウインマーベル

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

この馬が「消耗戦>平坦戦」タイプだと思っていなければ「頑張った」と言ってはいけないこの2人気2着の内容だが、前走内容(消耗戦ハイパフォーマンス)にも表れての通りのタイプで、今日の内容も額面度外視でよくやっていると思われる。

真髄を発揮せずにこれだけやれるのだから、というところで引き続きこの路線で毎回軸くらいに見ておいていいだろう。

 

 

トウシンマカオ

予想➡➡➡

結果➡➡➡4着

ここまでのスローなら、“前言撤回”(予想編見解参照)の大外枠である。

届かなかったことは問題も悔いも全く無く、むしろしっかりとした1200mの流れで実力のほどを見極められなかったことが痛恨。

これじゃあ、その点についてほとんど何も計れません。

度外視で、次の激流の千二で“追試”となるが、その際個人的にはもう今日の単勝3.8倍より上か下かだけで本命か否か判断せざるを得ない。

 

 

ヴェントヴォーチェ

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

(絵面から)コース取りがファインプレー。ともてはやされそうだが、むしろ「ラップを読んだ」勝利ではなかろうか。

すでに、後半ではこの馬が外に持ち出せる余地はどこにもなかったわけだし。

そうなってくると、2F目過ぎ外への画策を早々に諦め内ラチをこのまま進出して前との差を詰めようと考えたその向こう正面での動きが勝因か。

いずれにしても、内ヴァトレニと2着ウインマーベルの間を絶好の形で突く格好になり、鮮やかに差し切った。

もっとゴリゴリラップ派にも映る戦績だが、これでOP2勝はいずれも前傾度かなり低め(春雷Sが-0.4、この日が-0.1)のレースを突き抜ける形でのものに。

思っているよりも、スピード一辺倒の好位型ではなく、“味のある”(瞬発力こそ身上の)スプリンターなのかもしれない。

 

 

 

ヴァトレニ 他

3着ヴァトレニは、よくペースを抑えられた上に、腹を括って自身が内ラチを離れなかった一方で2着ウインマーベル以下番手勢がかなり内を空けたことにも救われた。

この日の馬場で、内ラチを逃げ粘るのは相当苦しいはずだったが、異常事態級のラップとその走破距離の面で粘り込みを実現してみせた。

このペースだと、密かにサヴォワールエメが取消したこともこの馬にとっては朗報だったと思っている。

そんな、頑張った粘り込みだが、1分9秒3ともなってくるとさすがに馬場換算後で2勝クラスにも及ばない額面の可能性もあり、残念ながらこの馬にとって評価対象戦には非ずといった具合。

 

 

あとは、よくある「被害馬続出戦」様相になってしまっているので、1頭だけジュビリーヘッドを挙げておく。

いわば「競馬と展開と最悪だったで賞」ということで。

この馬は、こんな流れが最悪、かつ最近の競馬ぶりの通り位置取れずに外を回す形になってしまい、鞍上も直線ではもうほとんど諦めていた様子のノーステッキ敗戦だった。 ☆次走注目馬☆

 

評価対象ではないが、エイティーンガール(6着)はこういう前半遅く、全体時計も遅い中での末脚勝負がベストのタイプで、あれで結構出し切っているはず。