競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【函館スプリントステークス 2023 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / スペシャリストの多さ

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――千四勝ち鞍を持たない馬がここまで多いメンツというのも珍しい、そんな今年の函館SSですが(馬場が嘲笑ってこなければ)狙いは“コテコテ”方面の予定。

目次

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函館SS 2023 レース概要

 

 

函館SS G3

2023年6月11日 1回函館2日目

発走時間:15:25

函館競馬場 芝1200m

サラ系3歳以上 オープン

2022年優勝馬:ナムラクレア 牝3   1:07.2 浜中俊

 

 

函館SS 2023 枠順

 

 

1 1 トウシンマカオ 牡4 鮫島克駿
1 2 レイハリア 牝5 亀田温心
2 3 サトノアイ 牝5 富田 暁
2 4 カイザーメランジェ 牡8 吉田隼人
3 5 ヴィズサクセス 牡6 岩田康誠
3 6 ウォーターナビレラ 牝4 武 豊
4 7 ジュビリーヘッド 牡6 西村淳也
4 8 リバーラ 牝3 デムーロ
5 9 ディヴィナシオン 牡6 松田大作
5 10 テイエムトッキュウ 牡5 津村明秀
6 11 ジャスパークローネ 牡4 浜中 俊
6 12 ムーンプローブ 牝3 北村友一
7 13 ブトンドール 牝3 池添謙一
7 14 ヴァトレニ セ5 幸 英明
8 15 キミワクイーン 牝4 横山武史
8 16 カルネアサーダ 牝4 角田大和

 

 

 

函館SS 2023 ラップ適性・追い切り 

 

 

函館芝1200mは半数が消耗戦となる舞台で、残りの半数もほぼ平坦戦という、消耗戦寄り平坦戦舞台。

※ラスト4Fの各区間内に、加速が生じないレース(例:11.7-11.8-11.9-12.0)が定義

マウンテンムスメカルネアサーダカイザーメランジェディヴィナシオンあたりが上位の適性。

 

 

追い切りからはブトンドールヴァトレニに、3頭目をあえて挙げるならトウシンマカオで仕方ないか、という感じ。(6/11 10:10追記)

 

 

 

函館SS 2023 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

1400m戦で近走上位人気に推されている馬の好走例が多く、逆に「1400m以上での勝ち鞍(もしくは、マイル以上G1での3着以内)がない」ような1200m専用機は苦戦傾向のレース

該当馬➡➡➡3走以内に芝1400m以上戦で単勝4番人気以内に推された経験を持つのは、ウォーターナビレラ、ブトンドール、ムーンプローブ、リバーラ

 

母父ナスルーラ系、ロイヤルチャージャー系が穴を空けるレース

該当馬➡➡➡テイエムトッキュウ、ヴィズサクセス、カイザーメランジェ、カルネアサーダ、シュアーヴアリア、ジュビリーヘッド、ムーンプローブ、レイハリア、ヴァトレニあたりが、オッズ含め該当か

 

といった感じ。

(※19年は禁止薬物検出による、6/16〜17出走馬156頭除外騒動が原因で、函館スプリントステークスにおいても6頭除外→7頭立てとなって行われていて特殊戦。傾向考察からは除外)

 

 

 

函館スプリントS 2023 レース傾向分析&考察

 

 

 

ラップとしては激流も多々起こるレース。

17年超高速、18年高速、20年高速、22年中速レベルで行われている(19年を除く)函館施行の近4回のうち3回は、後半3Fが全て減速ラップの消耗戦となっている。

 

1つ目の傾向にある通り、近走1400m戦で上位人気に推された経験のある馬(22年1着ナムラクレア、20年1着ダイアトニック、17年1着ジューヌエコール、3着エポワス/16年1着ソルヴェイグ、2着シュウジ、3着レッツゴードンキ/14年1着ガルボなど......)は好走例が多い。

近19年のうち、札幌競馬場で行われた09年、21年とイレギュラーイヤーの19年を除く近17回中14回で、少なくとも1頭は連対馬を輩出しているパターン。

 

穴も発生し易いレースだが、血統面からは母父ナスルーラ系、ロイヤルチャージャー系に注目の一戦。

いずれも複回プラスで、率の面でもその2系統がワンツーの状況となっている。

 

 

 

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函館スプリントS 2023 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

ヴァトレニ / トウシンマカオ / リバーラ / ブトンドール / ムーンプローブ 他

こちらは府中と比べてさらに開催中の雨回避の可能性は高いとみて、例年通り平均より速め、差し勢が届かない馬場を想定。

 

近年はずっと記してきていることだが、なんと言ってもこのレース、昨今の高速洋芝ということも相まって3歳牝馬が居るのか居ないのかをまずチェックしたい一戦。

今年は斤量規定変更もあって52キロで3頭が登場する。

 

ブトンドール

早く千二戻りで見たいと思っていた馬だけに、念願のここ参戦。

ただし、函館2歳S制覇時にも記した通り、1分10秒台すら持たない世代最初の重賞ウィナーであり、ミスマッチな部分(3歳牝馬狙いが有効≒高速馬場の側面と、持ち時計的不安の相反するところ)があるのは事実。

ムーンプローブ

脚力的には、3歳牝馬では最もチャンスがあって良い初千二のこの馬。当然距離をこなすことが前提ではあるが。

そしてフィリーズRのレースぶりからも、ハイペースだったとはいえ掛かるほどの行きっぷりは見られておらず、おそらく後方からになってしまうだろうという部分が課題。

リバーラ

こちらは、流れや展開利的には最も狙い易い。

がしかし、そもそものパフォーマンスに疑問があるここまでで、この馬で立ち向かえるのかという懸念あり。

 

馬場レベル次第なところはあるが、馬券戦術的には3頭からその他の狙いどころにぶつける形になる可能性が高い。

 

 

とにかく何か別のゲーム(枠番足して100になったもの勝ちゲームとか)と勘違いしているんじゃないかというレベルで、デカい数字の枠ばかり引きまくるトウシンマカオ

そんなこんななので、ちょっとでも内を引くか、また外枠だったとしても馬場が馬場なら狙えるシーン。

ただし、力は抜けているとはいえことアタマ観点では脚質的にこのタイプは信頼おけないのがこのレース(ブトンドールも同様のことがいえる)。

個人的には、脚を信じて最初から馬場と真逆でも大外ぶん回しでいってほしいと思っているが、枠とイン優勢度によっては、鞍上も一か八かのイン突きを考えてくるかも。

昨年の☆タイセイアベニール(3着)で評価したように、鮫島克騎手はそのあたりのことを非常によく考えて乗ってくる傾向があり、それがゆえの迷いのようなものがレース中に生じると悪いほうに出るという可能性も。

また、渋ると平凡なパフォーマンスになってしまう馬とみているので、洋芝なら渋化ご法度、高速~超速仕様でちょうどいいくらいでもある。

 

ヴァトレニは、2走前が評価できる洋芝巧者。

その北九州記念は、稍重といえど水準上の時計が出せる状態だったため時計的価値は高くないが、58キロでまずまずなペースを好位追走から11.8-11.8で上がっている点に価値あり。

前年のキーンランドC3着はあまりにスロー過ぎて、いくら当時がラチ沿いで逃げ粘るのが困難な状況といっても評価不能だが、その前走の初千二となった青函Sも評価できる。

その巧者ぶりから必要以上に人気はするだろうが、相手筆頭とかであれば候補になり得る。

 

3走前が評価できるカルネアサーダ

戦歴の通り、極端に高速洋芝だと苦しいかもだが。

その意味で、3歳牝馬作戦(52キロメリット最大限のスピード決着)の時の相手としてはミスマッチだが、逆にタフ馬場で荒れるパターンなら(たぶん、この馬で最終的にそこそこ穴人気するだろうし、その際には軸として期待でちょうど良いくらいか)。

 

 

 

今のところは、ヴァトレニトウシンマカオリバーラの順に単期待といった感じだが、少しでも時計が落ち着いた開幕週であればカルネアサーダとブトンドールを上方修正する予定。

 

 

 

↓↓↓以下、当日午前追記内容。

土曜の稍重スタートも効いてか、高速馬場とはいえない平均ちょい速くらいと昨年並みの状況。

こうなってくると☆トウシンマカオは、最内枠と隣のレイハリアが今回「やはりハナで」としていることなどから、内で前に馬を置いて捌ければ……ということに。

1枠1番では、「馬場と真逆でも大外ぶん回しで」のオーダーは、大出遅れなど偶発的なものでもない限り騎手判断ではとってこれないだろうし、都合大楽勝かドン詰まるかのどちらかに。

津村J×Tトッキュウとレイハリアらが、暴走レベルの縦長展開を築き捌く必要がなくなるという望みもあるにはあるが......。

◯ヴァトレニは案の定注目が集まり過ぎ、▲ブトンドールも最上位まで引き上げるほどのバランスにはない、ということで◎リバーラに好位差しの形で期待する。

やはり、☆が窮屈になるリスクを想定するなら、2列目以内で少し外目をスムーズに回って出し抜けを喰らわすタイプが絶好とみて。この鞍上でチョイ後手と、前2頭のやり合いから図らずの下げ競馬のイメージで期待したい。

相手には、単では推さないが複期待の△カルネアサーダを連れてきてくれれば最高という構えで。(6/11 11:35追記)