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――それだけに、オークスで「この厩舎、この距離で」というタイトルで抗う予定で、“PART1”のここでは降参しておく所存。
目次
- 桜花賞 2023 レース概要
- 桜花賞 2023 枠順
- 桜花賞 2023 ラップ適性・追い切り
- 桜花賞 2023 過去レース傾向
- 桜花賞 2023 レース傾向分析&考察
- 桜花賞 2023 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
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桜花賞 2023 レース概要
桜花賞 G1
2023年4月9日 2回阪神6日目
発走時間:15:40
阪神競馬場 芝1600m
サラ系3歳 オープン
2022年優勝馬:スターズオンアース 牝3 1:32.9 川田将雅
桜花賞 2023 枠順
桜花賞 2023 ラップ適性・追い切り
瞬発戦 ※ ラップ8割がた、ほぼ特化条件と言っていいコース。
※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じるレース(例:11.7-10.9-11.6-11.9)が定義
戦歴的には、リバティアイランド、ハーパー、モズメイメイ、シンリョクカ、ペリファーニアあたりが適性筆頭格。
追い切りからの最終評価は、1位ハーパー、2位リバティアイランドは変わらずも3番手にペリファーニアを繰上げ、4位ブトンドールとする。(4/9 10:55追記)
桜花賞 2023 過去レース傾向
傾向的には、手元にある資料を見る限り、
※アタマという意味では、「上がり33秒台」や「マイルでの好時計持ち」の両方クリアが要件として求められる
該当馬➡➡➡モリアーナ、リバティアイランド、シンリョクカ、ラヴェル、コナコースト、モズメイメイ、キタウイングといったあたりまでか
※「関東馬の人気薄」「前走アネモネSだった関東馬」「前走1400m以下戦で上位人気以外」はほぼ用無し
該当馬➡➡➡エミュー、トーセンローリエ、ペリファーニア、ジューンオレンジ、ムーンプローブ
※1勝馬は中心視危険
該当馬➡➡➡ドゥアイズ、シンリョクカ、コナコースト、ペリファーニア、コンクシェル、ジューンオレンジ
といった感じ。
桜花賞 2023 レース傾向分析&考察
基本的な桜花賞のレース質として、瞬発戦濃厚な中、チューリップ賞よりは締まったペースで展開しチューリップ賞よりさらに速い上がりが要求されるというもの。
そして、「チューリップ賞との連動性」については、チューリップ賞の決着タイムが速い年は桜花賞に直結することが多い。
勝ち馬という意味では、「上がり33秒台」や「マイルでの持ち時計」の両方クリアが要件として求められる。
実際、外回りコースができて以降初の稍重開催となった17年、18年のアーモンドアイ、そして20年のデアリングタクトを除く勝ち馬全馬が、両条件をハイレベルな数値でクリアしていた。
「上がり33秒台」については、厳密にはマイル以上で上がり33秒台をマークしての連対、「マイルでの持ち時計」は、1分34秒台前半といったあたりがボーダーとみられている。
一方、苦戦傾向としては、関東馬で当日8番人気以下(0-1-1-78)、前走アネモネSだった関東馬(0-0-1-39)と、関東馬に関して長く続く不振データが並ぶ(いずれも近19年集計ベース)。
また、前走1400m以下戦に5番人気以下で出走(0-0-0-51)、1勝馬(外回りコースになって以降3着内5/45頭のみ)と、外回りコースになって以降の凡走パターンもみられる。
桜花賞 2023 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ
リバティアイランド / ハーパー / ラヴェル / キタウイング / シンリョクカ 他
リバティアイランドは、前走時にも書いたが、この厩舎でもあり古馬になってからとマイル超が課題、というのは間違いないだろう。
そして、裏を返すようにここは、馬場と状態面に余程のことがない限り首位不動態勢必至ということに。
正直、この馬だけ現時点でも古馬G1でも目処が立つくらいのレベルにあるので、「競馬に絶対はない」との戦い=馬券はファンとの戦い、に勤しむだけの今回というイメージ。
すなわち、どこまで“リバティアイランド信仰”モードが発動するかというところで、単1.4倍を切り出したらそう判断したい。
あとは、この馬に関して細々書くまでもないが、あえて付け加えるなら前走阪神JF回顧編でもどうぞという感じ。
ハーパーは前走クイーンCで、「1mmくらいは、リバティアイランドの鞍上も本番こっちでもいいかもと…」「本番でリバティアイランドの牙城を崩せる(離れた2番手グループではない)」としたように、可能性は感じる一頭。
さすがに、ルメール騎手もここ(を選ん)できたかという感じ。
打倒女王の期待を集めることになるだろう。
そして、それでもライトクオンタムの存在が、あちらは無敗、こちらは負けていることも相まって非常に好感。
前走レベル、経験値からいっても、若干ではなくこっちが上だと思っている。
誰もが信じ過ぎたというシーンが作り上がれば、ここを大物食い候補1番手に指名することになりそう。
ラヴェルは、当然唯一「実際に負かしたことのある馬」として、そう急激にマークが薄れることもないのだろうが、逆転の見込みが立つのはハーパーとこの馬までの2頭と見ている。
阪神JFは、リバティアイランドのほうにこけてもらって箔落ちしてここを迎えてもらうという想定だったが、こちらが俄然その立ち位置になり替わったという一戦。
それでも、同時点でまだ世代2番手勢の中の最上位に位置しているとみていたのがこの馬であり、あの最悪の競馬から少なくともそれ以上ワースト更新というのはそうそう無いはず。
そういう意味で、変な安心感もあり、スムーズな競馬で改めて見極めたいと思うところでもあり。
いずれにせよ、直行ローテで4ヶ月ぶりというのは、今のこの馬にとっては間隔が詰まるよりはよっぽど良さそう。
こちらは上り33秒台の裏付けがない点で逆転上位というのは難しいが、2〜3着妙味で面白い存在がドゥーラ。
トゥアイズがハイレベル・クイーンCであれだけやれているというのも後押ししてくれる材料だと思っていて、あちらは人気こちらは大暴落で迎える今回だけに狙いたい一頭。
キタウイングも、同様のキャラ。
前走『本番で一気に人気を下げたところで相手に買うシナリオ』としてスルーしたわけで、あとはどれだけ人気を下げてくれるかだけ。
シンリョクカは、普通に実力で2着再びを狙える、というか気持ちの上では狙いたい一頭。
厩舎、鞍上からその自信は持てないのだが、素質だけなら、デビュー2戦目にスムーズな競馬をしてリバティアイランドを下したラヴェルのパフォーマンスをも完全に阪神JFで上回ってきたように、逆転候補に数えられてもいいくらいのものあり。
チューリップ賞とフィリーズRが低調だっただけに、こういった「時が止まっている予想」+ハーパーの構図となった今年の桜花賞。
週半ば時点としては、◎リバティアイランド、◯ドゥーラ、▲シンリョクカで、「ヒモ荒れ兼2〜3着は2〜3着専用キャラを」という狙いに徹する形に。それではまた当日に!
↓↓↓以下、当日午後追記内容。
前日土曜は終日稍重までしか回復せずで、高速化は抑えられていた阪神芝。
迎えた日曜当日も、昼に良発表に変更となったものの、中速(通年平均比-0.3~0.5秒/1000m程度)くらいの様子。
多頭数で外からはまず差せない馬場には違いないとみて、◎リバティアイランド、◯ハーパーで勝負とする。
そして、こういった順当決着で“3着は理屈じゃない決着”要員として▲ドゥーラを筆頭にシンリョクカ、キタウイング、ラヴェルの週半ばピックアップ勢に期待としておきたい。(4/9 13:45追記)