競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【アイビスサマーダッシュ 2021 レース回顧・結果】馬場の進化? ―2021バカラの悲劇―

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アイビスサマーダッシュ 2021 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
 1 オールアットワンス 0:54.2 32.0
 2 ライオンボス 0:54.3 32.4
 3 バカラクイーン 0:54.5 32.4
 4 トキメキ 0:54.9 32.3
 5 ジュランビル 0:54.9 32.4

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 アイビスSD 2021

 
7/25 アイビスSD △不的中
 
 
レース全体のふり返り
 
 
土曜の散水の影響かこの日は前日ほど超速ではなかった印象だが、それでも-1.0秒/1000m前後のスピード馬場
 
ラスト11.1がやや速めの、全体54.2秒フィニッシュの消耗戦
 
馬場レベルからすると、昨年同様に低調な印象
 
よって、最大のトピックスは内ラチただ一頭で粘ってみせた1枠1番バカラクイーンの激走となる
 
 

アイビスサマーダッシュ 2021  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

セピアノーツ

予想➡➡➡

結果➡➡➡ 13

やはり、菜七子J逃げはこの重賞クラスではなかなか実現させてもらえないか。

ゴール前(でドン詰まるシーン)みたいに、最初の1Fを手綱引きっぱなしの追走になってしまうとは、運が無かった。

全ては鮫島駿騎手(△ライオンボス)の気迫に完敗というところ。

 

 

オールアットワンス

予想➡➡➡

結果➡➡➡1着

宣言通り、「3歳馬から外の人気馬」ということで12-14ラインからの3複も押さえの押さえで用意したものの......トホホ。

予想編で取り上げた2頭のアドマイヤムーン産駒のうちの残念枠だったバカラクイーン、ここへ回すという策はホネの頭脳にはなく......。

51キロでもあり、今回のこの馬に関しては「キャリア6戦目で」という点以外はなかなか評価は難しいが、予想編でも記した毎度のパフォーマンスアップには見どころも。

 

 

ライオンボス

予想➡➡➡

結果➡➡➡2着

6歳を迎え、57キロで54秒3で駆けているのだからまあ立派。

ただ、少なくとも平均より下回っていた(低速)ということはないこの日の馬場状態で54秒台後半の4着以下勢は微妙で、千直カテゴリ全体としての昨今の地盤沈下も目立つ印象。

 

 

バカラクイーン / ☆トキメキ / タマモメイトウ

衝撃の3着バカラクイーンに関しては、とにかく"単走状態”でただ1頭馬群から離れても最後まで真剣に走りぬいたことが今回立派な部分。

この馬に関しては、ヘタに揉まれるよりは良かったという側面もあるのかもしれないが、それにしてもという。

調教で考えたって、フツーに併せ馬のほうが自身の力以上の時計を出しやすいやろ......と信じて疑わないわけで。

この"偉業”にはただただひれ伏すしかないのである。

 

と同時に、スピード馬場顕著で(もしかしたら、の可能性のひとつに過ぎないが)好状態の今の新潟芝がこのレースで大きく作用したのかもしれないとも思えてきてしまう。

ほかでは、ジュランビル(5着同着)、グレイトゲイナー(5着同着)の後ろで詰まってもったいなかった☆トキメキ(4着)は、良い脚を使えていた。

また、外にこだわり続け諦めて内に進路を変えたタマモメイトウ(7着)はもっとひどい競馬。

それでいて後半2Fの競馬はなかなかの挽回で、改めてこの舞台への適性の高さを感じさせた。